荻野目 洋子

フリージアの雨 [+2]

2010.03.24
アルバム / VICL-70052
¥2,619(税込)
Victor

坂本龍一作曲の「無国籍ロマンス」をはじめ、後藤次利、松本隆、
井上大輔ら、豪華作家陣によるポップな世界が広がる2ndアルバム。
シングル「ディセンバー・メモリー」を追加収録。

  1. 01

    入江に帰るヨットのように

  2. 02

    フリージアの雨

  3. 03

    無国籍ロマンス

  4. 04

    想い出のジューク・ボックス

  5. 05

    マイ キャサリン

  6. 06

    Bの噂

  7. 07

    彼と彼女とひこうき雲

  8. 08

    ポインセチアの想い

  9. 09

    雨とジャスミン

  10. 10

    雨のメモリー

  11. 11

    ディセンバー・メモリー

  12. 12

    たそがれエンジェル

 2ndアルバム「フリージアの雨」は1985(昭和60)年3月5日に発売された。前作「ティーンズ・ロマンス」から半年。その間に2枚のシングルをリリースし、着々と地歩を固めつつあった荻野目洋子だが、まだ大きなヒットには恵まれずにいた。3rdシングル「ディセンバー・メモリー」はオリコンで39位、4thシングル「無国籍ロマンス」は35位まで上昇したものの、ベストテン入りは叶わぬ状況であった。
 デビュー2年目の春に発表されたこのアルバムは、基本的には前作の路線を踏襲しており、少女の憧れや感傷を等身大で描いた作品が並んでいる。作家陣には新たに坂本龍一、井上大輔、馬飼野康二、船山基紀、松本隆など当代きってのヒットメーカーを迎える一方で、元コスミック・インベンションの安藤聖己や、おニャン子クラブでブレイクする直前の後藤次利など気鋭の若手も積極的に起用。16歳になった彼女の新しい魅力を引き出すことに成功している。
 本作はLPチャートで最高26位をマーク(カセットチャートでは59位)。前作同様、シングルよりも高位置を獲得した。アイドルの中で抜きんでた歌唱力と、質の高い楽曲作りが評価を受けた結果といえるだろう。
(解説:濱口英樹)

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