アモルフィス
AMORPHIS

アンダー・ザ・レッド・クラウド UNDER THE RED CLOUD

2015.09.09
アルバム / VICP-65328
¥2,750(税込)
Victor

不穏なる赤き雲を見上げ、人は何に怯え、何を思うのか。

空と大地をキャンバスに、悲哀の絵筆で孤高の英雄が描いたのはこの一枚。
凍てつくブルータリティと慟哭のメランコリーを宿した通算12作目。

  1. 01

    アンダー・ザ・レッド・クラウド UNDER THE RED CLOUD

  2. 02

    ザ・フォー・ワイズ・ワンズ THE FOUR WISE ONES

  3. 03

    バッド・ブラッド BAD BLOOD

  4. 04

    ザ・スカル THE SKULL

  5. 05

    デス・オブ・ア・キング DEATH OF A KING

  6. 06

    サクリファイス SACRIFICE

  7. 07

    ダーク・パス DARK PATH

  8. 08

    エネミー・アット・ザ・ゲイツ ENEMY AT THE GATES

  9. 09

    トゥリー・オブ・エイジズ TREE OF AGES

  10. 10

    ホワイト・ナイト WHITE NIGHT

フィンランドが生んだ叙情派デス・メタル/メランコリック・メタルの雄AMORPHISが、2013年の「CIRCLE」以来2年振り/通算12作目「UNDER THR RED CLOUD」をリリースする。

■祖国の芸術家によるオリジナル・ストーリー
ここ数作同様、本作でも祖国の芸術家ペッカ・カイヌライネンが作ったオリジナル・ストーリーを基に、ペッカ自身がフィンランドで歌詞を書き、それを英訳したものをトミ・ヨーツセン(vo)が歌うという手法をとっている。ただ、本作では、アルバム通してのストーリーは存在せず、曲毎に違ったストーリーを持っている。これらストーリーがもっとも伝えたかったことは、「今、人間はすごく危険な状態の中で生きている」ということ。ペッカは、近い将来良くないことが起きると思っており、タイトルにもあるRed Cloud(赤い雲)は近く何か危険なことか、とても悪いことが起きることを表している。
さらにペッカは今回作詞するにあたり、ネイティヴ・アメリカンのスー族の戦士レッド・クラウド(1822-1909)について書かれた本『THE HEART OF EVERYTHING THAT IS』に強くインスピレーションを得ている。自然に対する考え方や、自然が神というような教えを持つフィンランド人は、ネイティヴ・アメリカンとの共通点が多いとペッカは思っているのである。

■初起用のプロデューサー&デザイナー
本作のプロデュースは、OPETH、ARCH ENEMY、AT THE GATES、DRAGONFORCEなどの作品を手掛け、現代のメタル・シーンでもっとも信頼あるプロデューサー、イェンス・ボグレン。AMORPHISとは初めての作業となる。ドラム以外すべてのパートのレコーディングは、スウェーデンはエーレブルーにある、イェンスのFascination Street Studiosにて行われた。
過去の作品との違いを尋ねられたトミ・ヨーツセン(vo)は、こう語る。
「最大の違いは、イェンスがいたことだと思う。もちろんサウンドも違う。イェンスのスタジオ・ワークは音に空気を入れる感じで、ヘヴィ・メタルの音に適している。このアルバムはグロウルが多いから、例えば『CIRCLE』と比べると、ヴォーカルだけ取っても、よりヘヴィになっている。テンポももっと速い」

また、印象的なアートワークは、こちらも初起用となるフランス人デザイナー、ヴァルノワール・モルタソンジュが担当。ORPHANED LANDやPARADISE LOSTらの作品や、BEHEMOTHのマーチャンダイズに描かれた絵柄、さらには『LOUD PARK 15』のポスターのデザインでもその才能を発揮している。
アートワークに関して、ヨーツセンはこう述べている。
「四季だったり、4つの方向だったり、4つのエレメント(要素)を表したかった。4つの像があり、それぞれがエレメントを表し、中央には輪になった蛇がいる。この2匹の蛇はお互いを食べているのか、抱き合っているのか分からず、ジレンマを感じているんだ」

■多彩なゲスト・ミュージシャンと本物のオーケストレーション
 “Death Of A King”では、元OPETH/現SOENのドラマー、マーティン・ロペスがパーカッションを演奏。同曲や“The Four Wise Ones”などでは、ELUVEITIEのクリゲル・グランツマンが、フルートとホイッスルで参加。さらに、本作ではイェンスのアイディアで、本物のオーケストレーションやストリングスを導入し、これまでと違ったアプローチを試みている。

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