FUZZY CONTROL
1℃（イチド）（通常盤）
2005年の夏は“FUZZY CONTROLのためにあった”と言っても、過言ではない。２００５年のファジコンの夏フェスは本当に凄すぎた。７月３０日、大阪城野外特設会場で行われた「オーサカキング」出演を皮切りに、８月１３日には、SUMMER SONIC 05の東京に登場。翌日には、長崎に飛び「SKY JAMBOREE 05」でオープニングに出演。稲佐山に集まった６０００人のキッズ達を熱狂させた。そして、トドメは１８日にZEPP TOKYOで行われた「ELVIS LIVE」。３０００人の前で踊る“Laterダンス”に大歓声の嵐。“最強ライブバンド”の呼び名の通り、その圧倒的なパフォーマンスを見せつけるカタチとなった。そんな思い出深い夏も終わり、秋が始まるのを待つことなく、バンドは再び、
イベントライブツアーを敢行。北は旭川から、南は熊本まで、全１０本のイベントライブで全国を駆け抜けた後は、３度目となる待望のワンマンツアーを成功させ、まさに“KING OF LIVE”の座を揺るぎないものとした。
２００６年第一弾シングル「１℃（イチド）」はファジコンのメジャー路線が爆発した、胸キュンポップチューンだ。“little girl第二弾”ともいえるこの爽快感溢れるナンバーはライブの定番曲になる事間違いなし。また、“名曲が多い”と定評のカップリング曲は今回も完全な新曲。「U-F-F」は一転して、硬派なロックナンバー。PINK CLOUDを彷彿とさせるロックアンサンブルは邦楽・洋楽というジャンル分けの無意味さを感じさせる迫力に満ちあふれている。続く「my Guitar says」はファジコンの音楽性の深さを味わえる一曲。このキャパシティーの広さには、全くびっくりするばかりだ。最後は“楽しさ溢れる”ボーナストラック。今回もお買い得な１枚となっている。
