小林 香織
KAORI KOBAYASHI
ソーラー
SOLAR
2005年、JAZZ界に旋風を巻き起こす新たな星がデビューする。
その名は小林香織。若干23才の若き美人サックス奏者である。
まるで長い間待ち焦がれていたような錯覚にさせてくれるアイドルのようなつぶらな瞳、
まわりの空気をオレンジ色に染めてしまう無邪気な笑顔、
そして彼女の唇から吹き込まれるやわらかな息づかい、
それらのすべてが奇跡的な化学反応を起こし、小林香織としてのサウンドを誕生させた。
音楽に囲まれた環境で育ち、音楽に育まれ、音楽に助けられて、音楽に勇気を与えられた小林香織は、いつしか“音楽との対話”が出来る才能を身に付けていた。
その小林香織の音楽家としての人生は、今まさにはじまったばかり。
彼女が望むこと、それは「世界中の人々をあたたかい気持ちにさせてあげる」ことだ。
まるで御伽噺か空想世界のようなこの言葉だが、実はまんざらでもないらしい。
そんな彼女の心意気はデビュー・アルバムのタイトルにも反映されている。
Produced & Arranged by Toshiaki Otsubo
Alto Sax & Flute : 小林香織
Keyboards ,Acoustic Piano, Programming & Percussions:大坪稔明
Guitar:石成正人、大橋イサム、野村義男
Bass:内田壮志、須藤満
Durms:亀井孝太郎、村石雅行
Percussions:坂井秀彰
Chorus:上野浩司
●ソーラー:突き抜けるような青い空の中で、どこまでも光り輝く太陽にちなんだ言葉
ソーラーとは、本来はラテン語で太陽そのもののことを意味しているが、小林香織は内に秘めたやさしさとあたたかさに満ちたデビュー作を表現する言葉として、この太陽というニ文字に託したに違いない。
このデビュー作は、小林香織が若くして心ときめかせたサックスに対する愛情がそこかしこにほとばしっている。
サックスといえばJAZZ界ではとても男性的な楽器として聴かれているが、近年増え続けているパンチのきいた女性サックス奏者とは違い、小林香織の奏でるサウンドはあくまでもあたたかさが前面に出ているのが特徴だ。それは『ソーラー』を聴いた人なら誰もが感じることだろう。
そしてもうひとつ、小林香織をアイドル然とさせるのが、まるでサックスを吹きながら歌を歌っているのではないかという錯覚をおぼえさせてくれることだ。
シャニースやグレン・メデイロスのヒット曲をカヴァーしているということもその要因だが、むしろ小林香織自身のオリジナル作品にこそまるで歌詞がついた歌のように聞こえてしまうのは、きっと彼女の才能である“音楽との対話”によるものなのかもしれない。
●世界中の人をあたたかくすべく小林香織が奏でるメロディー、それはまさしく“歌”そのものだ!
香織の奏でる“歌”と音楽に触れた人はすべてあたたかい気持ちになることが出来るだろう。しかしながらこの偉大なるアイドルは、まだまだ生まれたての芽が出たばかり。
小林香織が今後どんなアーティストとして育っていくのか、若き管楽器の歌姫が織り成す新たな挑戦に完全に耳が釘付けだ!