作品詳細

ソー・ファー

SO FAR

2006.05.24

アルバム / VICP-63409

¥2,400+税

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Victor

ラスマス・フェイバー
ブルーアイドソウルでいて、悩ましいハウサー

01

エヴァー・アフター / ラスマス・フェイバー・フィーチャリング・エミリー・マクイーワン

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EVER AFTER / RASMUS FABER FEAT. EMILY MCEWAN
02

ゲット・オーヴァー・ヒア / ラスマス・フェイバー・フィーチャリング・メロ

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GET OVER HERE / RASMUS FABER FEAT. MELO
03

ザ・レイン〔ラスマス・フェイバー・リミックス〕 / リール・ピープル・フィーチャリング・シャーリーン・ヘクター

THE RAIN[RASMUS FABER REMIX] / REEL PEOPLE FEAT. SHARLENE HECTOR
04

ディヴァイデッド/ユナイテッド / ラスマス・フェイバー・フィーチャリング・アポロ vs メロ

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DIVIDED/UNITED / RASMUS FABER FEAT. APOLLO VS MELO
05

フェリシダード〔ラスマス・フェイバー・リミックス〕 / マンバーナ・フィーチャリング・イザベル・フルクチュオーソ

FELICIDAD[RASMUS FABER REMIX] / MAMBANA FEAT. ISABEL FRUCTUOSO
06

ネヴァー・フェルト・ソー・フライ / ラスマス・フェイバー・フィーチャリング・メロ

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NEVER FELT SO FLY / RASMUS FABER FEAT. MELO
07

フリー〔ラスマス・フェイバーズ・ブラジリアン・ジャーニー〕 / ラスマス・フェイバー&ニー・ディープ・プレゼンツ・シーウィンド・プロジェクト・フィーチャリング・エミリー・マクイーワン

FREE [RASMUS FABER'S BRAZILIAN JOURNEY] / RASMUS FABER & KNEE DEEP PRES. SEAWIND PROJECT FEAT. EMILY MCEWAN
08

カム・ウィズ・ミー / ラスマス・フェイバー・フィーチャリング・メロ

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COME WITH ME / RASMUS FABER FEAT. MELO
09

アヴェイラブル〔ラスマス・フェイバー・リミックス〕 / リン/LINN

AVAILABLE [RASMUS FABER REMIX] / LINN
10

オール・フォー・ザ・ベスト〔リミックス・ヴァージョン〕 / ソウル・トリート・フィーチャリング・メロ

ALL FOR THE BEST [REMIX VERSION] / SOUL TREAT FEAT. MELO
11

ヴァシランド〔ラスマス・フェイバー・クラブ・ミックス〕 / オレハ/OREJA

VASILANDO [RASMUS FABER CLUB REMIX] / OREJA
12

ドゥーイング・シングズ / ソウル・トリート・フィーチャリング・エレッセ

DOING THINGS / SOUL TREAT FEAT. ELLESSE
13

オール・ディス・ラヴ / ラスマス・フェイバー・フィーチャリング・イーダ

ALL THIS LOVE / RASMUS FABER FEAT. IDA

ラスマス・フェイバー。彼はまだ20代半ばというハウス・プロデューサーであり、スウェーデンのストックホルム育ちでいまもこの街で暮らしている。さらに付け加えるなら、相当の金髪美男子でもあったりする。
そんな彼は、'02年に「ネヴァー・フェルト・ソー・フライ」というカルト・ヒットで飛躍のきっかけを掴みつつ、翌年の「エヴァー・アフター」でその地歩を確実なものにし、ハウスの大御所コンピ〜ミックス音源(イン・ザ・ハウス等々)でその名を轟かす――あの“ディフェクテッド”の契約もモノもしたスウェーデンの新星である。
今回リリースされる『ソー・ファー/ラスマス・フェイバー』は、この4年間に世界各地のレーベルからリリースされてきた音源をまとめたベスト盤的な内容であり、大半の部分がオリジナル以上にダンス志向の強いセルフ・リエディット仕様でもありつつ、エンターテインの度合いがさらに高まった充実ぶりである。
ブルーアイドソウル的な(彼はスウェーデン人だが)ヴォーカル・アレンジ。さらにそれを引き立てるメリハリのきいたコード展開。
ラスマスの楽曲は、一見そういった表面的な華やかさに目がいきがちかもしれない。しかし、よ〜く耳を凝らして聴いてみると、そこには実に精妙な楽曲処理がきいているのがわかる。ヴォーカルは各種アコースティックに乗ってさらに伸びやかなハーモニーを奏でつつ、リズムは確かにハウスのはずなのに――限りなくアコースティックに近しい脈を打つ。正にこれこそが、ジャズ・ピアニストとして培ってきた演奏力〜アレンジ力が確かなことを指し示しているし、ラスマスの楽曲がただ大仰なだけのハウスに堕ちない――「危うい」魅力の根源でもある。
ヨーロッパのアッパー・ミドルが集うイビサのリゾート・ディスコから、どこかの都市の片隅で行われている非合法のレイヴ〜ウェアハウスまで。そう、ラスマスの甘美でブルーアイドソウルなハウスは、分断されがちな「コンサバ」と「カルト」なコミュニティを軽やかに横断する(!)。僭越ながらこれは、飽きもせず毎週様々なダンス・フロアを歩き続けてきた僕が見てきた実感でもある。

文: 岡本俊浩

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