ESCOLTA
ESCOLTA

今も好きだから~時は流れて

2008.07.30
シングル / VICC-35009
¥1,362(税込)
Victor

二十世紀の偉大な作詩家
阿久悠氏へのトリビュート・シングルここに完成。

★テレビ東京系「ミューズの晩餐」7~9月度エンディングテーマ

【初回生産分】
ESCOLTAセカンドツアー「Singing Drama 2008」の最速先行予約シリアルナンバー封入。
※応募期間:2008年7月31日~8月10日
※応募者多数の場合は抽選となります。

  1. 01

    今も好きだから~時は流れて 

  2. 02

    パラダ

  3. 03

    愛の流星群~graceful version

【楽曲解説】
1:今も好きだから~時は流れて

05年6月末、阿久悠は『五年後・今も好きだから』という作品を書き、自身のHP「あんでぱんだん」に掲載した。平成の世にはミュージックはあってもソングがない 20世紀がそろそろ終わろうとするころ、阿久悠はそんな焦燥感をいだいていた。ソングがないとは、つまり、流行り歌の中に言葉がなくなっている、という意味である。そんな時代だからこそ、作詩家がなにかを発信しなければならない そう考えた阿久は、97年に100編の詩を収めた「書き下ろし歌謡曲」という新書本を岩波書店から刊行し、その後も自身のHP「あんでぱんだん」のサイト上で、「書き下ろし」の試みをつづけていた。「ちょっとした季節のうつろいの中に人を置くと、切なさと、いとおしさに満ちた二人が見えるのだ。自分で書いて気持ちよくなった」 HPには以上のような「作者の弁」が添えられている。今回、ESCOLTAが歌う『今も好きだから~時は流れて』は、HPに発表された『五年後・今も好きだから』をベースに、87年に作られた『古城の月』(歌・小林旭、曲・小椋佳)以来、阿久悠が著作の中でたびたび使っている四行詩「夢は砕けて夢と知り/時は流れて時と知り/愛は破れて愛と知り/友は別れて友と知る」を4人が歌う反復部分に用い、千住明がスケール感のある楽曲に仕上げたものである。

2:パラダ

阿久悠が20代のころに勤務していた広告代理店宣弘社の職場に、上村というアルバイトの美大生がいた。デザインの仕事をしていた上村はギターが得意で、阿久の書く一風変わった詩に、器用にメロディーをつける。この上村青年こそ、のちに『同棲時代』で一世を風靡する劇画家の上村一夫である。 60年代の終わりに二人は再会し、阿久の原作、上村の作画で『パラダ』というアクション漫画を「平凡パンチ」に5か月間連載することになった。パラダとは海の果て、はるか遠くにあるパラダイスである。おそらくは、淡路島に生まれた阿久悠が、幼いころ海を眺めて育(はぐく)んでいた夢想の結実だったのではあるまいか。それから約30年後、96年の12月に、阿久悠は前述の「書き下ろし歌謡曲」の1編として『パラダ』を書く。遠い海の彼方にある楽園をめざすコンセプトは漫画の『パラダ』と同様だ。だが、パートナーの上村一夫は86年にすでに世を去っていた。阿久悠にとっては、楽園への憧憬とともに、亡き親友への追慕をこめた1編である。

3:愛の流星群~graceful version

阿久悠は毎日綿密な日記を誌(しる)すことを日課としていた。日記によれば、ESCOLTAのデビューアルバムの1編を依頼され、五木田岳彦のメロディーのデモテープを受け取ったとき、『愛の流星群』という題名がすぐに頭にひらめいたようだ。もしかしたら、2001年にしし座流星群が話題になったころから、『愛の流星群』というタイトルがすでに頭のなかにストックされていたのかもしれない。作詞は2007年4月、入院中のベッドでおこなわれた。日ごろ、作詞の作業は1曲2時間、と口にしていた阿久だったが、『愛の流星群』には難渋し、推敲(すいこう)を重ねて1週間ほど時間を費やしている。検査や治療でたびたび詩作を中断されたことに加え、メロディーが通常の歌謡曲とは違い、オラトリオともいえる複雑な構成だったことも時間のかかった理由に挙げられよう。逝去のわずか2か月前の5月末、阿久の手もとに『愛の流星群』の試聴版が届いたとき、体調はすでにだいぶ衰えていたが、出来映えを聴いて気分も昂揚したようで、その日の日記に「非常にBIGである」と書いている。一方、ESCOLTAのメンバーも、『愛の流星群』をはじめてステージで歌い、聴衆の反応をたしかめたとき、これは自分たちが生涯かけて歌いつづけていくべき歌、と確信したという。

SHARE マイアーティスト
メール登録

VICTOR’S INFORMATION
ビクターエンタテインメント情報

NEW RELEASE ニューリリース

TOPICS トピックス

PLAYLIST プレイリスト

SNS ビクターエンタテインメント公式SNS

Xアカウント
Facebookアカウント
  • LINE
  • LINE

VIDEO ビデオ


サザンオールスターズ

盆ギリ恋歌(Live at 茅ヶ崎公園野球場, 2023)


ヤングスキニー

プレイボーイシンドローム(Official Music Video)