
2011.02.02
配信限定
\200(税込) / \190(税抜)
Victor
<前野健太によるコメント>
阿久悠さんの名前は、作詞家として「巨人」という肩書きがあってか、凄すぎるイメージがずっとありました。そんな阿久さんが漫画の中で登場するのが、上村一夫さんの『関東平野』です。上村さんの漫画は、ずっと好きで、今でも一番好きな漫画家なのですが、その作品では、阿久悠と上村一夫は同じ職場で働き、よき仲間であったことが手に取るようにわかります。青春のまっただ中で、これから二人とも才能を開花させていくだろう情熱に満ち溢れていて、漫画を通して、なんて良い関係なんだろう、と思っていましたし、二人に対する憧れもありました。
今回阿久悠さんの詞を歌わせてもらう機会を頂き、アレンジして録音したその楽曲が単独配信されることになったとき、ジャケットに上村一夫さんの絵なんて使わせてもらえたら最高だろうな、なんて思っていたら本当に実現してしまいました。「花のように鳥のように」という歌の中の女の人の気持ちと、上村一夫『同棲時代』の主人公、今日子の心情がかぶったとき、また新しいコラボレーション作品が見えた気がしました。
でもまさか、あの今日子さんから、「健太のばか。」と言ってもらえるとまでは思っていませんでしたが、実は、そのアイディアは、上村一夫さんのご息女、汀さんから頂いたものです(笑)。そんな夢のコラボにお邪魔させてもらって、大変恐縮な気持ちと、ただならぬ重圧を感じています。これからはその重圧を跳ね返すほどの喜びを持ってこの作品と付き合っていきたいと思っています。お二人の作品に感謝致します。
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見事演歌がフォークロックに生まれ変わり、
原曲から新しい表情を引き出すことに成功している。
◆文/北沢夏音 (『新・人間万葉歌〜阿久悠作詞集』曲目解説より抜粋)
本作トリビュートにおける新世代の象徴的存在が、現在人気急上昇中のシンガーソングライター、前野健太である。数ある阿久悠作品の中から今回彼が選んでカヴァーしたのは、韓国出身の演歌歌手・桂 銀淑(ケイ ウンスク)の「花のように鳥のように」(94年)。この意外な選曲の理由は、本人の弁によれば、「どの曲を選ぶかすごく迷ったけれども、単純に一番感動したのがこの曲だった。桂 銀淑 さんの歌がまず凄い、というのはありつつ、この曲には僕が歌う余地があった」。
全楽器を独りで演奏し、録音・ミックスまで自分で行う、いわゆる“宅録”のアプローチによって、前野の持ち味が隅々まで発揮された結果、見事演歌がフォークロックに生まれ変わり、原曲から新しい表情を引き出すことに成功している。前野の歌と演奏が始まると、阿久の詞が立ち上がり、こちらに向かって歩いて来るような不思議な気持ちにおそわれる。《あるがままの生き方が しあわせに近い》――桂 銀淑の原曲を聴いたときには、尋常ならざる歌の上手さに隠れてか、筆者の不注意の所為か聴き流してしまった、阿久が詞に込めた真意(「あるがままの生き方がしあわせ」と言い切るのではなく、「しあわせに近い」と含みを持たせたこと)にようやく思い至って、ハッとさせられるのである。
人気急上昇中のシンガーソングライター、前野健太による阿久悠トリビュート!
『新・人間万葉歌〜阿久悠作詞集』のために特別にレコーディングされた
「花のように鳥のように」 を配信限定シングルとして、待望のリリース!!
阿久悠と親交があった上村一夫のイラストとの夢のコラボレーションが実現!
作詞:阿久 悠 / 作曲:杉本眞人 / 編曲:前野健太
*ジャケット・イラスト:上村一夫(『同棲時代』より)