PROFILE プロフィール
<ピエール・ポルト・オーケストラ>
1944年フランス・マルセイユ生まれ。子供の頃から音楽好きで、パリ音楽院在学中にクラシックよりポピュラー音楽に関心が向くようになったという。60年代に作曲、編曲の腕が認められてレコード会社と契約、テレビにも出演するようになって知名度も上がった。76年に自分のオーケストラを発足させ、その指揮のもと作り出される音楽はクラシックとポピュラーの巧みなコラボレーションで、“絵画的なサウンド”と称されるようになり、1980年にオーケストラを率いて来日した際に「私の目標は現代のヨハン・シュトラウスになること」と発言していたが、この一言でピエール・ポルトの音楽の特徴が判る。ピアニストとして音楽監督として、パリの観光名所でもあるムーラン・ルージュと契約していたのは20世紀最後の数年間である。