PROFILE プロフィール

<英文バイオグラフィー翻訳>

ジョーン・ジェットは新しいことを始めるイノヴェイターでヴィジョンのある人物だ。プラチナ・アルバム、ゴールド・アルバムを8枚獲得し、"バッド・レピュテーション"、"アイ・ラヴ・ロックン・ロール"などのトップ40シングルをこの世に送り出してきた。彼女はインディペンデント・レーベル、ブラックハート・レコーズの社長でもある。ジェットは、マイケル・J・フォックス等と共演した1987年の『愛と栄光の日々 ライト・オブ・デイ』などの映画や、トニー賞にノミネートされたブロードウェイのミュージカル『ザ・ロッキー・ホラー・ショウ』にも出演している。プロデューサーとしては、BIKINI KILL、THE GERMSの傑作「GI」などをプロデュースしている。また、『ROLLOING STONE』誌が編纂した100人の偉大なるギタリストのリストに載っているたった二人の女性ギタリストのうちの1人でもある。

しかし、ジョーン・ジェットの最終的なゴールはただ一つ。それは、彼女の音楽を聞いてくれるリスナーの全てを完璧にロックすることだ。彼女は、最近行われた『ESQUIRE』誌のインタビューでこう語っている。「昔、コンサートに行ってステージの上のパフォーマーと目が合ったことが何度かあるの。その瞬間、全てが最高、という気分になれたのよ。こういう瞬間を毎晩何千回もクリエイトする、それが私の仕事なの。」

女の子だけのパンクの5人組、ザ・ランナウェイズという画期的なバンドの創設者の1人として、ジェットは15才から強い決意と野心をもっとずっと 世間の注目を集めてきた。しかし、今年はザ・ランナウェイズの伝記的な長編映画とグレイテスト・ヒッツ・コレクションのリリースで、彼女の知名度は再びさらに急増するだろう。

『ランナウェイズ』は、リード・シンガー、シェリー・カーリーの本『NEON ANGEL』の映画化である。クリステン・スチュワートがジョーン・ジェットを演じ、ダコタ・ファニングがカーリーを演じる。この映画は、ハリウッド近郊に住むティーンネイジャーの女の子たちがバンドを結成し、初めての女の子だけのバンドとして世界中でブレイクしてアリーナを満たすハード・ロック・バンドになる、というバンドの初期の歴史を描いた作品だ。

ファースト・シングル"チェリー・ボム"が大成功を収めた後、彼女達はザ・ラモーンズ、チープ・トリックなどとツアーを行った。日本で彼女たちは大スターになり、1977年のジャパン・ツアーはビートルズの来日を彷彿させるほどのものだった。このジャパン・ツアーの最中にカーリーが問題を抱えるようになり、彼女は帰国した後にバンドを脱退したが、ジェットはザ・ランナウェイズとして、またソロ・アーティストとしてロックンロールのファイトを続けることにした。

ジェットは、このプロジェクトに深く関わっている。この映画のエグゼクティヴ・プロデューサーであり、クリステン・スチュワートのことを「妹みたい」と言っている。

一方、グレイテスト・ヒッツには、"チェリー・ボム"から80年代、90年代の大ヒット、最近のヒット"A.C.D.C."に至るまで、ジェットの30年以上に渡るキャリアを代表する名曲が収録されている。まさにロック界のスーパースターの1人であるジェットの全貌を明らかにしてくれる作品だ。

2006年に「シナー」をリリースして以来、世界中をツアーして回っていて、夏にはWARPED TOURのヘッドラインを務めたり、またエアロスミスなどとも共演している。NBCサンデイ・ナイト・フットボールのテーマとしてフェイス・ヒルが"アイ・ヘイト・マイセルフ・フォー・ラヴィング・ユー"を歌い、『アメリカン・チョッパー』のテーマ・ソングに"バッド・レピュテーション"が使われるなど、彼女の音楽はメインストリームのカルチャーの一部になっている。彼女はこれまでずっとバリアを打ち破って、型にはまらない活動をし続けてきた。彼女は努力を続けて歴史的な偉業を成し遂げたのに、今でも謙虚で感謝の心を忘れていない。

彼女はこう語っている。「私のキャリアは恵まれていたの。自分が望むやり方でいろんなことができた私はとてもラッキーだと思っているわ。」

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