PROFILE プロフィール

■1995年に前身バンドの発展形として生まれ、世界中のメタル・シーンを激震させたデビュー・アルバム『Legendary Tales』をリリースしたのが1997年。そのデビュー当時から、RHAPSODY/ラプソディー(当時)の存在感は際立っていたといえるが、それは彼らが力量的に、楽曲的に優れたものを残していたという理由だけではない。彼らが掘り起こし、一から築き上げてきた新たなジャンル=フィルム・スコア・メタルを引っさげた、シーンにおける革命児的な存在であったからであろう。数々の映画サウンドトラックを手掛けてきたダニー・エルフマン、ハンス・ジマー、ベイジル・ポールドュリスといった名作曲家のスタイル、モダンでメロディックなメタルらしいサウンド、彼ら独自のファンタジックなストーリーを背景に置いた詞世界など様々な要素をブレンドしたメタル・サウンドによって、世界中の誰よりもユニークなメタル・バンドとしてその名を馳せていくことになる。

■ファビオ・リオーネというヴォーカリストを得たRHAPSODYの創始者であるルカ・トゥリッリ(Gu.)、アレックス・スタロポリ(Key)の二人は「エメラルド・ソード・サーガ」と名づけられたストーリーの元に歌詞世界を構築し、アルバム複数枚における壮大な物語を展開していくことになる。その物語は2002年にリリースされた『Power Of The Dragonflame』で終焉を迎える。

■勿論、その物語が終わったからといって彼らの創作が終わるわけではない。“第2章”と位置づけられる「ザ・ダーク・シークレット・サーガ」という新たな物語を幕開け、音楽的にも詞世界的にも新たな道を踏み出したのが、2004年にリリースされたEP『The Dark Secret』そして前作にあたる『Symphony Of Enchanted Lands II – The Dark Secret』であった。この作品は伝説的な俳優の1人であるクリストファー・リー(「ロード・オブ・ザ・リング」でも彼の演技は見られる)をキングの役に据え、その威厳あるナレーションは確実に作品の崇高性を高める大きな要因となった。そのことをアレックスは「まるで夢の一つが叶ったようだった」と称している。また、この作品からマネージメントが変わり、MANOWARのジョーイ・ディマイオが手掛けるマネージメントへと移籍したことも、バンドが新たな道へと踏み出す要因の一つと言ってよいだろう。

■そうやって彼らの新章が開かれていったわけだが、更に彼らに大きな転機が訪れる。彼らはこの作品を作り上げたのと同時に、バンド名を変える、という苦渋の決断を下したのだ。そのことを指して、シンガーのファビオはこう説明する「そうだね、そのことを当初はまるで悪夢のようだと思ったよ。結局はバンドにとって大きなアドバンテージとして考えられるようになったけどね」。アレックスは「この改名騒動も、僕らの音楽的なエナジーを表現するによりふさわしい名前に変えることが出来た、とポジティヴに捉えている」、そしてルカは「“RHAPSODY”という言葉は実にクラシカルで美しい言葉だ。それに比べて“OF FIRE”は何というか、メタルらしい、力強い響きだろ?故に、美しいドラマ性とパワフルなメタル・サウンドを標榜する僕らの特徴をよく表していると思う」と語っている。

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