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本日の一枚エデン
2004年09月08日リリース
収録曲
- 01 New World
- 02 虹色の惑星
- 03 ルビーの月 ヒスイの海
- 04 Roundabout Drive
- 05 Pool
- 06 N.Y.
- 07 バニラ
- 08 夜気
- 09 パンジー
- 10 レインフォレスト
- 11 神様の午後
- 12 Tune
- 13 砂の岸辺
1
「これまでどんなふうに歌を歌ってきただろう」と振り返って気づいたのは、小さい頃から変わらない、心の中にある一定のスペース。
そこから世界を見て、ときには宇宙や時空を超えて思いを馳せたりしながら、曲を作って歌っていたように思って、そのスペースを「エデン」と呼びました。私にとっては神聖で、でも日常で、そして永遠の場所です。
このアルバムにはGREAT3の白根賢一さんがドラムで、Curly Giraffeの高桑圭さんがベースで参加してくれました。
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2
そのおふたりもASA-CHANGも、CHARAちゃんのライブサポートを通じて知り合った素晴らしいミュージシャンたち。CHARAちゃんからはとてもたくさんのことを教えてもらい、授けてもらったなぁと、しみじみ有難くおもうきょうこのごろです!
「虹色の惑星」は、ライブでみなさんに一緒に歌ってもらう曲として定着した気がします。歌うの難しい曲だとおもうのですが、、。
「バニラ」は細海魚くんとはじめて一緒に作った曲です。一緒に、、というか、最初にこのバックトラックだけが曲の始まりから終わりまですべてできていて、メロディーらしきものは何も乗っていなかったところに、あとからメロディーをつけたのです。
3
サカナくんが「歌う場所」と思っていたところで歌ってなかったりもしたみたいですが、これはこれで成立してる、ということで、そのまま完成となりました。そんな奇跡のようにしてできた、じぶんでもかなり好きな曲です。
「ルビーの月 ヒスイの海」はアンデルセンの童話「絵のない絵本」のテーマ曲(笑。いろんな物語に勝手にテーマ曲をつけていますが、そのひとつ。
「レインフォレスト」は当時はじめて行ったハワイのマウイ島で見た景色、深い緑と二重の虹を思い出しながら作りました。
「Tune」は「エデン」のサブタイトルのような存在の曲です。
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4
このアルバムの歌を録音していたとき鼻炎をこじらせてヒドイ声になってしまい、レコーディングを中断して治療したりしていました。
後半は声が復活して、前半に録っていた歌を差し替えたりしたのですが、もとの鼻声のほうが曲に合っていたり、歌い直しても最初のときのようにイキイキした歌が歌えなかったり、、。結局そのままにした曲も何曲かありました。
ちなみに鼻炎は若い頃からの持病のようなものだったのですが、いまではすっかり治っています!私の場合、外科的治療や投薬ではなく、整体が一番効果がありました。この頃からライブでの映像演出が凝ったものになっていった気がします。
5
「N.Y.」では映像の中の私とデュエットしたり、「バニラ」ではステージ上のスクリーンに映っていた電車がステージから抜け出て会場の壁を走ったりしました!ただその会場が東京ビッグサイトの会議室という、ライブには大変不向きな作りで音響が難しく、お客様にはもちろん、私たちミュージシャン、スタッフ全員に大不評だったのがいまでも残念です(しょぼん)。
でも、いつも私のライブで活躍してくれている顔ナシのキャラクター、ナナちゃんが「New World」でいくつも扉を開けて走って行く映像は、自分が曲を作ったときのイメージととても近くてびっくりしたのを覚えています。映像制作はオレンジカラー、演出はプロデューサー小川くんです。
この頃から私自身、次はどんな演出をしてもらえるのかな、と楽しみにするようになりました。