Video Message

プロモーション来日した際のビデオ・メッセージです。



■映像内のメンバー・コメント
アンスラックスのチャーリーとスコットです。
ニュー・アルバムを気に入ってくれるといいね。
もちろん気に入ってくれるよな?
メチャメチャ・ロックだぜ。
絶対買ってくれよ!

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ANTHRAX プロモーション来日レポート!

 12月中旬、新作プロモーションのためにANTHRAXのスコット・イアン(g)とチャーリー・ベナンテ(ds)の2人が来日。「もう数え切れないくらい」来日している2人だが、99年6月のS.O.D.来日公演以来3年半ぶりの来日。

 到着日は、ちょうどBeast Feast 2002の1日目の公演が行われていたが、夕刻の到着だったため長時間のフライトで疲れていた2人はそのまま都内のホテルに直行し、ホテル内のレストランで夕食をとって早目に就寝。

 「西新宿のレコード屋に行く時間はないのか?」「おもちゃ屋にも行きたい」と「一体何のために来るんだ!」と言いたくなるようなメールを立て続けに担当者に送ってきていたチャーリーは、翌日Beast Feast 2002の会場入り前に早速レコード屋巡りが出来てご満悦。午後、スペシャル・ゲストとしてBeast Feast 2002に参加することになっていた2人は幕張メッセ・イベント・ホールに到着早々、MCのブライアン・バートン・ルイス氏との打ち合わせやバックステージ・エリアでのTV、ラジオのコメントどり...となかなかライヴを見ることが出来なかったのだが、「HATEBREEDはしっかり見たい」ということでステージ脇からノリノリでライヴを鑑賞。そしてIN FLAMESの演奏終了後、ブライアンの紹介でステージに登場。突然の彼らの登場に観客は大いに盛り上がったが、そこで2人は新作から「WHAT DOESN'T DIE」、「NOBODY KNOWS ANYTHING」の2曲を聴かせ、あっという間にステージを去っていった。

 その後、MURDERDOLLSの演奏中に密かに会場内を移動し、客席中央PAの横に設けられた特設DJブースに入った2人は、SLAYER演奏開始までの間にDJプレイ。と、言ってもスクラッチかけたりといったDJとしてのスキルがあるわけでもなく、ただ曲をかけてた...ってだけなんですが。まさか客席の中央に登場するとは思っていなかったお客さんは、2人の登場に大パニック。DJブースの周りにどっと押し寄せて熱く2人のDJっぷりを鑑賞。ちなみにかけた曲はSEPULTRA "Attitude"、PANTERA "Revolution is My Name"、SYSTEM OF A DOWN "Chic N' Stu"、IRON MAIDEN "Wrathchild"、METALLICA "Wiplash"、DOWN "Temptation's Wings" 、そしてANTHRAX "Only" と意外に王道なラインナップ。当初DOWNのCDは持参していなかったのだが、日本到着後にDOWN出演キャンセルの話を聞いたスコットの「DOWNかけようぜ!」の一言で担当者が自宅からCDを持参、急遽プレイリストに入ったのだった。2人はDJの合間に周囲のファンの間を握手してまわりご機嫌。ライヴでもないのにエキサイトしているファンの熱狂ぶりが印象的だったようだ。

 続くSLAYERのライヴは、ステージ脇から鑑賞。スコットは終始ヘッド・バンギング状態で、まるでライヴをやったかのように汗だくになっていたので、SLAYERのクルーが見かねてスコットにタオルを渡す一幕もあったくらい。ライヴ後はしばしバックステージで他のバンドと談笑した後、都内へ移動。ちょっと遅めのディナーは焼肉だった。

 翌日から2日間はレコード会社に缶詰になって、雑誌の取材。取材直前になって届いたアルバム・クレジットにあるロジャー・ダルトリーの名前に「まさか...!同姓同名の人かな」と思っていた担当者、インタビュー中にそれがまさに、あのTHE WHOのロジャー・ダルトリーだと聞いて仰天!何でもスコットのガール・フレンドのお母さんの友人なんだそうな。取材の合間、中華料理店に昼食をとりにいった際にチャーリーが「モチはないのか?」を連発。話を聞いてみると彼のいう“モチ"とは“モチの中にアイスが入ったもの"ということで"雪見大福"だったことが判明。アメリカでは日本料理店のデザート・メニューに必ずあると彼が断言するそれは、バニラのみならず、抹茶やストロベリーなど数種類の味があるというので、バニラしか見たことなかった担当者と通訳さんは首をかしげるばかり。1日目は取材を終えた後、日本に残っていたSLAYERのトム・アラヤ夫妻と一緒にディナー。スコットはLA、チャーリーはニューヨーク、トムはテキサスと住んでいる場所はバラバラなので、なかなかこういう機会はないんだとか。

 2日目は取材の後、ちょうどその日に開かれていたレコード会社スタッフの忘年会に参加。1次会だけ参加してあとはどこかで飲み直しかと思っていた担当者の思惑以上にスタッフに溶け込んでしまい、ジャズやクラシックなど他ジャンルのディレクターとも意外なところで意気投合して2次会にまで参加。一部スタッフの「酒を飲んで豹変する」姿に大ウケし、彼に付けられたニックネームはオフィシャル・ホームページのチャーリーのコラム、果ては来日後に完成したアルバム・ブックレットのThanksクレジットにまで登場することとなった。

 翌日、わずか4泊という短い滞在を終えた2人は、「早くツアーで戻ってきたい」の言葉を残し、帰国の途についた。