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Interview Session with The Bangles
Conducted & Translated by: Yumi C. Parks
Date: Monday, January 20, 2003
Place: The Sunset Marquis Hotel

●まず、実に15年ぶりになる再結成そして4作目となる新作『DOLL REVOLUTION』の発表に至ったきっかけおよびその経緯を教えていただきたいのですが?

Susanna(以下 S):15年だったっけ?…1990年の終わり頃に活動を休止したので13年ってところかしら… 
Debbi (以下 D):12〜3年ってところじゃない…
S:ところで、質問は何だったっけ?(笑)
Yumi(以下 Y):4作目アルバム発表に至ったきっかけ、経緯を教えてください。
S:誰から話をはじめる?(笑)
Vicki(以下 V):とても長い年月が経ったような気がするわ…ここまで来るのに相当時間がかかったようなね…その理由の一つに今回またみんなで集まって作品を作るにあたって作曲なりなんなり作品作りの全てにおいて自分達の満足いくようなもの、楽しんで作っていける様な状況を確保するっていうのがあったの…それに時間が結構かかっちゃって作曲の部分に関してはそんなに時間はかからなかったんです、というのもここ4年間ぐらいそれぞれ作曲に取り組んでいたので…楽しみながらね…レコーディング自体もとってもいい感じで出来たし…色々な素材を集めて作品を作る全工程をブラッド・ウッド(プロデューサー)と一緒に自分達自身でやって…制作費等も全て自分達で出したし…だからとっても快適に行えたわ…バングルスのやりたい様に作品作りを行えたって感じ…
S:ファーストシングルを作った時と全く同じような状況だったの…自分達で制作費を出して作って…でも当時はたった35ドルしかかからなかったけど…(笑)その時は大きなプロジェクトをやっているかの様に感じられたのよ…(笑) アートワークも全部自分達でやったし、ディヴィッド・ローベックというローカルバンドのミュージシャンがカバーを担当してくれて…
私のガレージで20年近く眠っていたそのファーストシングルのマスターテープを見つけたの…1981年に作ったものだから…それを今回のアルバムに収録したんです…バングルスのルーツに戻る…みたいな意味合いでね…


●レコーディングについてベーシックなことを訊かせてくださいますか。
曲作りはどんな風に進められたのですか? 一緒にジャムりながら? それともある程度のラインを持ち寄って、全員で完成させた、という? 


S:両方(ジャムりながら或いはラインを持ち寄ってというやり方)あったわ。何年も暖めてきたみたいな曲もあったし…半分、或いは4分の3出来あがってた作品をメンバー全員で完成させたっていうのもあったし…ジャムりながら作った曲もあるし、メンバー全員揃って曲作りに挑んだものもあるし…色んな方法で作っていったわ。
V:マイケルの作った『ビトウィ−ン・ザ・ツー』なんかはバングルスとして以前からプレ−してた曲だったし…80年代終わりにライブではよくやってた曲なんだけどレコーディングはしてなかったの…10年後にまた(バングルスとして)レコーディングするまでとっておいた曲だったんです…
Michael(以下 M):オールディーズみたいな感じでもあるし…ニューイーズ(新曲)でもあるし…
D:バングルスのオールディーズでもありニューイーズでもあるのよね…(笑)


●ブラッドウッドはパワフルでメロディアスなロック・アルバムを手がけてきた人物で
すが、彼をプロデュースに起用したのは何故?


M:私達の冗談を笑ってくれたんです…っていうのはジョークで…(笑)
S:でもそんな感じよ…(彼と会った)瞬間に相性があったっていうか…第1印象で恋に落ちた…みたいな…
D:彼は私達の友人の一人でもあったし…
M:最初にレストランで彼には会ったのよね…
S:その前に私達のリハーサルの現場に登場したのよ…その時に私達のサウンドを気に入ってくれて…シンプルな…いかにもバングルスらしい音をね…それで彼はコープロデューサーとして迎えるのに相応しい人だって思ったの…


●スザンナはソロで、またヴィッキーはコンチネンタル・ドリフターズに参加するなど、バングルズ解散後それぞれのキャリアを追求していたわけです。それぞれのソロ活動で得たものは何だったんでしょうか?

V:バングルスの活動を休止してから数年にわたり別々の活動をしたっていう経験は非常に大切なものだったと思うわ…個々の音楽性を取り戻すことができたし…私はニューオーリンズに行って今までとは全く違うタイプの音楽を聴くようになって、バングルス時代の音楽とは全く違ったアメリカン・リズム系音楽やケイジャン音楽を好んで聴くようになって
だからバングルスとしての活動を再開するために戻ってきた時にはリフレッシュ出来てたし、(バングルスを離れていた時に)吸収したものを今度はバングルスの音楽に反映させる準備が出来てたわ…
私達全員にとってブレイクは絶対に必要だったんだと思う。音楽の面でもそれぞれが違った方面への探索が出来たし、とても大切な時間だったと思う。
S:1つ言えるのはメンバー全員更に良いミュージシャンになったと思う。その理由が年齢を重ねたからなのかどうかはわからないけど…一緒にプレーしてなかった8年間もそれぞれ別の場所でブレ−してたし…私の場合はソロでプレーしなければならなかったのでギターの腕も磨かなければならなかったし、ヴォーカルへの自信もつけなきゃならなかったからね…
M:試行錯誤していくような感じでね…
S:そうそう…だからこうやってまた全員揃ってやることになった時にはみんな色んなところでプレーして腕をあげてきてたんで…まさに『新しく、改善されたバングルス』って感じだったのよね(笑)。
D:それからスザンナと私には子供がいるので、その部分での新しい要素を曲作りに反映出来るようになったり…自分達にとって何が大切なのかっていう優先順位のつけ方が変わったと思う…。
S:これ(音楽活動)は私達にとっては重要じゃないのよ…っていうのは嘘だけど…(笑)
まだ少しは重要だけどね…(笑)
この部分、上手く訳すの大変じゃない?(笑)
V:通訳する人は可愛そうよね…
Y:頑張って訳してみます…。
D:頑張ってね…(笑)


●バングルズが解散したのは、メンバー個々のミュージシャンとしての成長、およびそれぞれが抱く音楽的ヴィジョンの差異によるものだったのではないかと思うのですが、そういった音楽的相違というのは現在、時間と共に解消した、ということでしょうか

V:(バンドの解散は)そういう事が原因だったとは思わないわ…私はいつも(他のメンバーとの)音楽に対する共通性を見出せることが出来ていたし、そういう意味で今までもこれからも問題は起きないと思うし…もちろんメンバーそれぞれ音楽的な好みが違う部分もあるけど、だからこそバングルスというバンドが成り立っているんだし…
とにかく私達は疲れきっていたんだと思う。9年間頑張ってバンドとして活動を続けて、ツアーも沢山こなして、人生の殆どをバンドに捧げていたって感じで…他にも色んな理由があるかもしれないけど、最大の理由はそこだったと思う。
M:ストレスが最大レベルまで達して…実際にそこまでストレスを溜めしまったことに気づかない位になっちゃってたし…このまま続けていったらオカシクなっちゃうんじゃないかと思ったの(笑)
S:ストレスが溜まるとそんな感じになるからね…
Y:それ(疲れ・ストレス)が根本の原因だったんですね…
S:それぞれの(音楽性の)差異がこのバンドの個性でもあるわけだし、メンバーによって
ポップが好きだったりロックよりだったりカントリー、フォークだったり、そういった全ての要素が凝縮されてバングルス・サウンドが出来るんだと思う…


●さて、こうして再び集まって作品も作り、早くも日本公演も予定されているのですが、当時のバングルズと「2000年代のバングルズ」の違いといったら何だと思いますか?

V:更に良いバンドになったと思う。自分達の現状やサウンドを余裕をもって受け止められるようになったし…だからライブで新しい曲をプレーするのをとっても楽しみにしてるわ。新しいアルバムからはまだ6曲ぐらいしか実際にステージでプレーしたことないし…全く新しいオーディエンスの前でプレーできるのを本当に楽しみにしてるわ…それから以前は年齢上ライブに行けなくて今回のステージが初めてのバングルスのライブだっていうようなファンの皆さんの前でプレーできるのも楽しみの一つです。今までの(再結成)ライブでも驚くほど良い(ファンからの)反応をもらってるので…
S:(13年前にはライブを見れない年齢だった)20代前半から半ばのファンのみんなの前でプレーできるのは本当に貴重な経験だと思う。私自身、子供の頃に慕っていたアーティストのライブを体験する機会なんてなかったし…そういう意味でも私達にとって(またライブが出来ること)本当にスペシャルなことなんです。


●15年の歳月を経て、ふたたび一緒にスタジオに入ってレコーディングしたりバンドとして活動するという体験はきっとすごく感慨深いものでもあるし、また同時に色んな意味で奇妙な体験でもあったのではないか?と思いますが、いかがでしたか?

S:みんなが(壁に)貼った写真のことを思い出しちゃった…(笑) 相当時間が経ってから
その存在に気づいたのよね…(笑) あ…ごめんなさい…
(レコーディングは)とっても楽しかったのよ…(笑:笑いが止まらない様子)
M:不思議なぐらい違和感がなかったのよね…即座に快適な雰囲気になれたって感じ…
Y:自然な感じで出来たってことですか?
S:そうそう…冗談を言い合ったりして…
D:昔言ってた冗談なんかがでてきたりして…未だに同じジョークで笑えてるし…いじめあったり…それが私達なりの愛情表現なんだけど…くだらないことばっかり言い合って
笑いの耐えない楽しい時間だったわ…
Y:ところでさっきスザンナさんがおっしゃって(笑っていた)のは何だったんですか?
V:古いスクラップブックの中からミニスカートの下に履いてるタイツのコントロールトップが見えちゃっているスザンナの写真を見つけて…(笑)
D:いかにも80年代って感じよね…
S:私ったら全然気がつかなかったみたいで…それに結構下のアングルから撮った写真だったから…(笑)
D:マリリン・モンローみたいな写真よね…
S:まるでドレスの裾が舞い上がった瞬間に誰かに写真を撮られちゃったみたいな…
V:スタジオの壁にその写真を貼っておいたの…
S:1週間ぐらい貼られてたのよね…(笑)
V:彼女が気づくまで10日ぐらいかかったよね…で、気づいた瞬間『何なのこの写真!』
って慌てたのよね…(笑)
Y:そういう感じのジョークが飛び交ったんですね…
S:そうそうこういうジョーク…(笑) お互いにからかいあってね…

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