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心の奥底に一本の細い線が敷かれている どこか「寂しい」という感情。 「寂しい」というのは、悲しいとも泣きたいとも違う。 このひんやりとした血流は私を時々追い込むけれど、 これがすべての原動力になっていると肯定できるのは 何かを作ってる時だけかもしれません。 この2ndアルバムが完成してまた尚、そう思わせてくれました。 何かを落ち着いて考えられないくらいの忙しい日々や、 時にそんなに意味のもたない普通の日常も、 リボンにかけられたプレゼントのように収められていくような感覚で、 まるで自分が「確かなこと」をしてるかのような安心感をくれます。 それは自分が存在している最も意味のあることなので、 私は聴いてくれる皆さんにとてもとても感謝しています。 本当に大事なこと、生きていくのに必要なものというのは、 美しいものばかりではなくて、自分にとって「痛かったり」、「耐え難い」ものだったりするもので、 そういうことは誰も教えてくれないですね。 「知る」ということは大きく言えば戦いなのかも。 アニメーションの音楽に関わることになって、数年経ちますが、 なんでこんなにあたし、楽しいんだろう?って思います。 反対にここで終っても、全くやり残した感じもないです。 このアルバムの楽曲には「私」がちょこちょこ顔を出しています。 人混みの中で自分の気配を消したい少年。 紙粘土でつくったロボットを壊してしまう少年。 窓うつ雨をいつまでも眺めている娘。 アイルランドのレコーディングは私に与えたものは大きいです。 ここではどれだけ大きかったかを述べるのはやめにします。 逆にアイルランドでのことが、良きこととするには、これからの私が それを裏付けていくような作品や生き方をしていくことなのかもしれません。 「石川智晶」を頑固なまでに続けていくことが、私の未来です。 アルバム「誰も教えてくれなかったこと」。 聴いてもらえたら・・最高に嬉しいです。 石川智晶
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