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注目アーティスト: 斉藤和義 一発で彼の世界観へと誘う、圧倒的存在感を放つロックンロール!
アルバムを予感させる(?)リードシングル「COME ON!」8月5日リリース!!

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INTERVIEW インタビュー

デビューして16年。ここのところ、斉藤和義の音楽活動の充実ぶりが目につく。
8月5日リリースのシングル「COME ON!」は直球ど真ん中のナンバーに仕上がった。ギターサウンド全開のストレートなロックンクール。聴けば、テンションが上がる。人間の熱、体温がダイレクトに伝わってくるところも魅力的だ。彼は"さあ行こうぜ!"とシャウトする。ではどこへ行くのか。どこに向かうのか。
この新曲でのシャウトとは一転して、彼は飄々とした口調で語り始めた。

斉藤和義 コメント

――「COME ON!」はギターサウンド全開のロックナンバーですが、どんなきっかけで生まれた曲なんですか?
「前から欲しかったレスポールの初期のビンテージのギターを去年の秋ぐらいに買ったんですけど、うれしくてうれしくて、ギターを弾きたくなって(笑)。そのギターに呼ばれて出てきたようなリフがあったので、そこから勢いで作っていきました(笑)」
――ギターを買った喜びも曲の中にも入っているんですね。聴いてても、思いっきりテンションが上がります。
「とにかく爆音でギターを鳴らす曲というイメージがあって。変化球ではなくて、行ったっきりのストレートなロックンロール。鼻歌で作ってる時からサビは"COME ON! COME ON!"って言ってたんですよ。"おいで"と"行こうぜ"という2つの意味があるんですが、これは"行こうぜ"っていう意味ですね」
――斉藤さんの歌声と女性コーラスの混ざり具合もいい感じですね。
「作ってるうちに黒っぽいストーンズ系の女性コーラスを入れてもいいかなと思って、最後になって、佐々木久美さんに来てもらいました。"フェイクを適当に入れてください"って言ったら、一発OK。あっという間に終わって、すげえ!って。自分の中でこういう女性コーラスは初めてだったんですけど、癖になりそうですね」
――歌詞の中にメロディとダニエルが登場しますが、これは映画『小さな恋のメロディ』の2人ですよね。
「たまたまこの曲を作っている時にケーブルで『小さな恋のメロディ』をやってて、学校をさぼってデートして、海辺で砂の城を作るシーンが映っていたんですよ。そのシーンが印象的で、イメージが膨らんでいったという」
――斉藤さんは「真っ赤な海」でも『小さな恋のメロディ』のトロッコのシーンをモチーフにしてましたよね。
「この映画のイメージからできている曲は他にもいくつかあって。あの映画1本で何曲か分になっていますね」
――『小さな恋のメロディ』のどこが好きなんですか?
「小学校の時に最初のリバイバル公開があったんですが、主人公のダニエルと同じような年で初めて観たこともあって、メロディとクラスの好きな子とイメージを重ねて見てましたね(笑)。大人になって何かと見返してるんですが、サントラ盤もすごく良くて、CSN&Yやビージーズがやってて、ロック映画という側面もあるし、いい映画だなって」
――2曲目の「愛の灯」はじわじわ染みてくる密やかなラヴソングですね。ドラマ『リミット−刑事の現場2』の主題歌ですが、ドラマをイメージして?
「NHKの方から"救いのないドラマなので、せめてエンディングでドラマが救われるような曲、『愛の讃歌』みたいな曲をお願いしたい"という要望があって。その曲だけ作りに山中湖のスタジオに3日間ぐらい行ってたんですよ。4月だったんですが、まだ寒くて、スタジオが森の中にあって、収容人数100人ぐらいのところに客が俺ひとりしかいなくて、寂しい感じだったので、こういう曲になったのかなと」
――歌の世界もパーソナルな雰囲気がありますね。
「元々ギターで作っていたんですが、スタジオに生ピアノがあったんで、ピアノに置き換えてみたら、そっちの方がいいなって。ピアノって、ちゃんと弾けないから、ちょっとしたミストーンから展開して、自分で想像つかない形になることもあるので、一昨年ぐらいから自分の中でピアノブームが来てるんですけど、これはまさにその典型的な曲ですね。サビからの転調する感じはギターだったら浮かばなかっただろうなって思います」
――3曲目の「雪どけ」は忌野清志郎さんのカバーですね。「雪どけ」はもともと好きな曲だったんですか?
「そうですね。清志郎さんとは何度か一緒にやらせてもらってるんですが、この曲をアコギの弾き語りでやったことがあって。清志郎さんに"なかなか良かったよ"って誉めていただいたんですよ。清志郎さんにはいい曲がたくさんあるので、歌い継いでいかなきゃという思いもあって。だったらまずはこれをやろうと」
――歌とギターというシンプルなアレンジですが、音が渦巻いていくようなシュールな空気感も魅力的ですね。
「アルバム・レコーディングの最終日の最後の夜中の3時、4時ぐらいに録ったので、その時間の雰囲気がこうさせたっていうのはありましたね。アコギでやろうかと思ったんですが、エレキでフェイザーかけたりしてたら、そっちに呼ばれる感じがあって、こうなったっていう」
――アルバムもまもなく到着と聞いていますが、今回のシングルはアルバムを予感させる部分はありますか?
「いや、特にはないかもしれない(笑)。アルバムの曲は例によって、バラバラです(笑)」

(取材・文/長谷川誠)

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PROFILE プロフィール

アー写

斉藤和義

本名:斉藤和義(サイトウカズヨシ)
生年月日:1966年6月22日生まれ(かに座)
出身地:栃木県
血液型:O型

小学校6年生の時に母親が買ってくれたアコースティックギターによって人生が変わった。中学・高校とギタリストとしてバンド活動。大学入学後、先輩の影響で曲作りを始めて、21歳のときに上京。数々の経験を重ね、1993年8月25日にシングル『僕の見たビートルズはTVの中』でデビュー。
以降リリースされた『歩いて帰ろう』や『歌うたいのバラッド』は、現在でも様々なアーティスト、そしてファンに愛される楽曲となっている。

自他共に認めるライブアーティストでもあり、ライブハウスから武道館まで、ときにバンドスタイル、ときに弾き語りでライブやイベントに参加してきた。自身のツアーだけではなく、夏フェスなどへも積極的に参加し常連となっている。

2008年8月25日にデビュー15周年を迎え、リリースしたベストアルバム『歌うたい15 SINGLES BEST 1993〜2007』は、5週連続TOP5入りの快挙を果たす。
12月4日からアニバーサリーイヤーを締めくくる『斉藤和義ライブツアー 2008 “歌うたい 15<16”』を全国8都市で開催。

2009年、映画「フィッシュストーリー」の音楽プロデュース、様々なアーティストへの楽曲提供など精力的な活動が続いている。
そして、2年振りのアルバム「月が昇れば」を9月リリース予定。
10月からは全国ツアー LIVE TOUR 2009≫2010 “月が昇れば”も決定。

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RELEASE INFORMATION リリース情報

COME ON !

2009.08.05

12cmシングル / VICL-36520

¥1,050(税込)/¥1,000(税抜)

SPEEDSTAR

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「COME ON !」ビデオクリップ

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