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注目アーティスト: EMI MARIA 今、シーンで最も注目を浴びているR&Bシンガー”EMI MARIA(エミ・マリア)”。メジャー・デビュー配信限定シングル「One Way Love」いよいよ配信スタート!!

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INTERVIEW インタビュー

3rdアルバム「シンシロ」がオリコンアルバムチャート8位。
ギターロック〜ダンス・ミュージック〜J-POPを繋ぎながら、ジャンルを超えた人気を獲得している北海道出身の5ピースバンド、サカナクション。2010年最初のシングルとなる「アルクアラウンド」ではさらにポップに振り切ったサウンドを提示、このバンドが新しい局面に向っていることを伝えている。
このシングルの意図、そこに込めた思いについて、山口一郎(V&G)に聞いた。

──新曲「アルクアラウンド」は、これまで以上に"ポップ"を意識した楽曲ですよね?
「そうですね。『セントレイ』(2008年12月にリリースされた1stシングル)のときは、まだ少しテレがあったと思うんです。ポップであることは、よりたくさんの人に受け入れてもらうための大切なエッセンス。そこにもっと取り組んでいくっていう意思表示ですよね、この曲は」
──ポップであることを決意した理由は何だったんでしょう?
「ひとつ言えるのは、生活の拠点が東京になったことでしょうね。『シンシロ』をリリースした頃までは、"(北海道から東京に)遠征してる"っていう感じだったんですよ。でも、「シンシロ」の全国ツアーが終わったあと、"あれ、ひょっとして俺らのホームってここ(東京)になるのかな?"って思って。俺らはここでオトナになって、将来もしかしたら家なんか買うかもしれないっていう−−それってすごく大きな変化だったんですよね、バンドにとっては。だから、ここで生きていくための宣言が必要だったというか」
──「この地で 今始まる意味を探し求め/また歩きはじめる」は、まさにそこから生まれてきた歌詞ですよね。ロックとクラブミュージックを融合させたサウンドも、さらに進化してて。
「今回はキーボードの岡崎(英美)にベーシックなアレンジを任したんです。マニアックなクラブ・ミュージックをポピュラリティのある楽曲と融合するっていうのがサカナクションの醍醐味だと思うんだけど、そのためにはキーボードの存在はすごく重要。岡崎はバンドのなかで末っ子的な存在なんだけど(笑)、もっともっとセンスを発揮してほしいなって思ったので」
──なるほど。2曲目の「スプーンと汗」はまた違ったアプローチですよね。フォークソングのテイストも感じられて…。
「1曲目とは真逆といってもいい曲ですよね。でも、これもサカナクションなんですよ。なんて言うか、こっちは人間がやってるおもしろさがすごく出てると思うんです。ライブもそうなんですけど、揺らぎだったり揺れだったり、その瞬間に生まれてくる表情や体温ってすごく大事なんですよね、音楽にとって。そこはこれからも残していきたいな、と」
──さらにエレクトロアーティストのrei harakamiがリミックスした「ネイティブダンサー(rei harakamiへっぽこre−arrange)」、「ネイティブダンサー」「セントレイ」「アドベンチャー」のライブ音源をつなげた「"FLASH ALIVE chapter2" 1 sequence by 3songs SAKANAQUARIUM 2009 @SAPPORO」も収録。
「harakamiさんはずっと前から大好きなんですよ。このシングルを聴いた14歳くらいの子がエレクトロニカに興味を持ってくれたらいいな、という気持ちもあるし。ライブ音源に関しては"いまの完成型はこうなってます"っていう提示ですよね。それは曲が生きてて、僕らが生きてるっていう証拠でもあるし」
──まさに大充実のシングルですね。
「"アンダーグラウンドとエンターテインメントの真ん中にいたい"って言ってきたんですけど、曲によってそのバランスを変えられるようになってきてるんですよね。ポップに振り切ることもできるし、その逆もできる。そのことがしっかり示せた、意味のあるシングルだと思います」

(テキスト/森朋之)

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PROFILE プロフィール

サカナクション

 メンバー:
 山口一郎(Vo&G)
 岩寺基晴(G)
 草刈愛美(B)
 岡崎英美(K)
 江島啓一(Dr)

山口一郎(Vo&G)が高校の同級生、岩寺基晴(G)と二人で活動を始め“サカナクション”を結成。
テクノ・エレクトロニカを基調としたロックバンドとして札幌を中心に2005年よりライブ活動する中、江島啓一(Dr)、岡崎英美(Key)、草刈愛美(B)の3人が2006年春にメンバーとして加入し、現在の5人となる。
sakana+action=ミュージック・シーンの変化を恐れず魚の動きのように軽快に素早くアクションしていく=sakanactionというのがバンド名の由来。
2006年8月にRISING SUN ROCK FESTIVAL 2006 in EZOに公募選出枠「RISING★STAR」(868組)の中から選ばれて初出演。これを機に注目を集め2007年5月に1stアルバム「GO TO THE FUTURE」をリリースする。その年、SUMMER SONIC’07、COUNTDOWN JAPAN07/08に出演。そして8ヶ月というスピードで2008年1月には、2ndアルバム「NIGHT FISHING」をリリースした。
高濃縮されたサウンド粒子が放射する世界観は、ロックリスナーのみならず、クラブラヴァーズまで突き刺さるサウンドコンセプトを内包。バンドとしては、初の全国ツアー(8公演)を開催した。その年、2年振りに地元北海道でのRISING SUN ROCK FESTIVAL 2008 in EZOで凱旋のライブを敢行。その他SUMMER SONIC’08、SWEET LOVE SHOWER 2008、RUSH BALL 2008等、新人最多となる8本の野外フェスに出演。
そんな最中、制作していた3rdアルバム「シンシロ」を2009年1月にリリースし、自身初となるオリコンTOP10入りを記録。さらにiTunesでは業界関係者100名が投票した「iTunes Japan Sound Of 2009」に選出されるなど、今最も旬な注目を集めるバンドとして勢いを発揮している。

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RELEASE INFORMATION リリース情報

「アルクアラウンド」(初回盤)

2010.01.13

12cmシングル / VICL-36553

¥1,000(税込) / ¥952(税抜)

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「アルクアラウンド」ビデオクリップ

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