- 「古代魚が跳んだ!」
アロワナは体長1メートル、1億年以上もほとんど姿を変えずにアマゾンに住み続けている魚です。巨体を躍らせて宙高く飛ぶ姿はダイナミックそのもの。一体何のために、こんなジャンプをしているんでしょうか? アロワナがジャンプをするのは決まって「水没ジャングル」と呼ばれるところ。雨季に川の水が周囲に溢れ出し、水浸しになってしまった森です。ジャンプとどういう 関係があるというのでしょうか。周りにはライバルとなる魚も天敵もいっぱい。そんなアマゾンで、ずっと負けいくさを 繰り広げてきたアロワナの起死回生のワザがジャンプだというのですが・・・。古代魚アロワナとライバルの1億年以上に渡る競争をひも解きながら、アロワナが編み出した大ジャンプの驚くべきメカニズムを徹底的に分析していきます。
- 「銀の乱舞!キビナゴ大産卵」
西日本各地に棲息し食卓でもおなじみの魚、キビナゴ。体長10センチほどの小魚です。四国・高知県の柏島では毎年初夏、数百万ものキビナゴの群れが現れ、大産卵を繰り広げます。一体いつ、どこで、どうやって大産卵が起こるのか?群れを追いかけ、その全貌を明らかにします。キビナゴの大産卵、その時他の生き物はどうしているのか?また、産まれた卵の運命は?人知れず海の底で起きている命の営みを描きます。