連続テレビ小説 あまちゃん オリジナル・サウンドトラック

INTRODUCTION

NHK連続テレビ小説の第88作目として2013年4月1日よりスタートした「あまちゃん」。宮藤官九郎が初めてNHK作品を手がけるということや、“宮藤官九郎”ワールド炸裂の絶妙なキャスティングで放送開始前からすでに話題沸騰だったこのドラマは、初回視聴率20.1%という朝ドラ史上7年ぶりの大台での好発進。その後も視聴率は右肩上がりで、4月17日放送分ではスタート以来最高の22%を記録。ドラマに登場する驚きを表現する方言“じぇじぇじぇ!”が流行の兆しを見せるなど、話題尽くめのドラマとなっている。

今作はそんな話題作のオリジナルサウンドトラック。音楽を手がけるのはNHKドラマ「とんび」でも高い評価を集め、「プロジェクトFUKUSHIMA!」の活動で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した大友良英。すでに評判となっているスカやチャンチキの要素を取り入れた軽快なオープニングテーマを含む全35曲が収録されている。

CDにはオリジナル特典として、番組随所に散りばめられている小道具より、架空の北三陸鉄道のマスコットキャラクター“リアス先輩”と、まめぶ汁のマスコットキャラクター“まめぶぅ”のオリジナルステッカーを封入。また、朝ドラサントラ史上類を見ない、大友良英による迫力の35曲分全曲解説つき。ドラマファンも、クドカンファンも、大友ファンも、見逃せないマストバイアイテム!

豪華参加ミュージシャン

あまちゃんスペシャル・ビッグバンド(順不同)

斉藤 寛
フルート、ピッコロ、リコーダー
鈴木広志
サックス、クラリネット、フルート、リコーダー
江川良子
サックス、クラリネット
東涼太
サックス
佐藤秀徳
トランペット
今込 治
トロンボーン
木村仁哉
チューバ
大口俊輔
アコーディオン
小林武文
ドラムス、パーカッション、チャンチキ
江藤直子
ピアノ、エレクトリックピアノ、オルガン、キーボード、セレスタ、メモトロン、ホンキートンクピアノ、シンセ
大友良英
エレクトリック&アコースティックギター、ギターバンジョー
ナスノミツル
ベース
芳垣安洋
ドラムス、パーカッション
近藤達郎
オルガン、シンセ、メロトロン音源、ハーモニカ
坂田 学
ドラムス
上原なな江
パーカッション、マリンバ、バイブラフォン
相川 瞳
パーカッション、マリンバ、バイブラフォン
秋岡 欧
バンドリン
水谷浩章
コントラバス
井上梨江
クラリネット
長見 順
エレクトリック(ブルース)ギター
高井康生
アコースティックギター
かわいしのぶ
ベース
梅津和時
サックス、クラリネット
佐々木史郎
トランペット、フリューゲルホーン
青木タイセイ
トロンボーン
西村雄介
ベース
植村昌弘
ドラムス
三沢 泉
パーカッション
ユザーン
タブラ
佐藤芳明
アコーディオン
佐々木次彦指揮
YNストリングス

CD封入特典 大友良英氏による入魂の35曲全曲ライナーノーツ!(一部抜粋)

あまちゃん オープニングテーマ/ロングバージョン録音日 2013年1月16, 17日 (M-02 Fix 90sec)

オープニングは、紙芝居でいえば「はじまり、はじまり」のかけ声。ここからドラマがはじまりますよ・・・という扉をあけるためのモノだと思っています。なにはともあれ、ここからがドラマ、そんなオープニングになればいいかなと思って書き始めました。
オープニングテーマのスケッチを書いたのが2012年の8月末、はじめて久慈や北三陸の海岸に取材に行ってウニをたらふく食べた直後です。これを10人編成で録音したのが9月11日。このときは二種類のデモを録音しました。演出やスタッフのみなさんはこれを聴きながら撮影にはいってくれました。
その後、あがってくる映像や台本を見ながら、このスケッチを発展させて11月には新たなデモバージョンを6人編成で録音。それをたたき台にさらにスタッフで話し合いを重ね、最終的な完成形を40人編成で録音したのは2013年の1月。一見スーダラした曲ですが、演出やスタッフのみなさんとアイディアを交換しつつ、実際に生演奏で何度も録音しながら半年かけて練り上げていった作品です。 ストリングスは別日に録音しましたが、ブラスやリズムセクションは旋律とコードだけが書いてある譜面を使って、その場でヘッドアレンジしながら録音しました。即興的なからみや、その場で変更した個所もあって、みなでわいわいやりながらの録音でした。
こうして出来たオープニングテーマ、実は2種類のバージョンがあります。月曜日が長めのロングバージョン。他の日が12曲目に入ってるレギュラーバージョンです。月曜が長いのは、週はじめには出演者名だけでなくスタッフ名も出るからなんです。このロングバージョンでは、サビから最初のメロにもどるところで何段階か転調、最後は出だしより高いキーになる展開になってます。

※CDにはこの他35曲全曲分の解説が収録されています。必見!!