今回は4個のリンゴを4等分する作業をしましょう。
4個をそれぞれ4分割すると16切れのリンゴになりますが、これが16ビートなのです。
図にするとこの様になります。
楽譜にすると
の様になりますが、ここで大切なのは粒が揃う、そして同じ大きさの16切れにならないといけないのです。
りんごを4等分する為に定規まで使う必要はありませんが、リンゴを最初に真中から半分にして、前半分をまた半分にして後半分をまた半分に切れば粒が揃います。
例えば4文字の言葉を使って2文字ずつに分けてみましょう。
この様に感じながら粒を揃える為にも8ビートの前半分と後半分を充分に意識しましょう。(前回参照)
Vの字を丁寧に書く様に上から下に下げる時に半分を意識して、次は下から上に上げる時にも半分の意識しますと揃います。皆さんも指で字を書きながら4個分ずつ16個が均等になる様に何回もレッスンして下さい。
【 図1 】
これが出来たら次に同じ言葉を繰り返すのではなく、言葉のフレーズでやってみましょう。
この場合の4個目は4等分されていません。だからリズムを保つ為には
を4回言いましょう。
これで粒が揃えば2拍目と4拍目にノリを出す為に
手拍子を打ってみましょう。
言葉のアクセントは天気の
の字にアクセントが付いていても構いませんが
については不自然なので優しく唄いましょう。この様に2拍目と4拍目はリズムをしっかり保つ様に体で感じるのであって日本語のニュアンスが崩れてはいけません。
次の場合は
「明日、雨が降るかもしれないよね」
の
と
が2拍目と4拍目の頭になりますが、その場所には言葉のアクセントは付きません。
でもそこに手拍子は必要なのです。
最初はリズムを揃える為に不自然な日本語のイントネーションになっても構いませんが、リズムが体で理解できたら
「明日、雨が降るかもしれないよね」
と、聞こえる様に唄いましょう。
ここで大切なのは、感情表現やためなどの演歌のテクニックを一切使ってはダメだと言う事なのです。この16Beatのフレーズは演歌にも出てきますが、リズム感と言葉の歯切れが一番大切なのです。
ポップスやラップ系は、感情よりも表現が出てリズムが正確な事が大切なのです。
だからブレスも4分の1にならないと、リズムが違ってくるので正確なブレスが必要です。
図1の様なリズムパターンが、4小節とか連続すると、息が苦しくなりリズムどころではなくなりますね。その場合
が4切れもあり、4分音符なので前半分で
の発音をして、後半分で8分音符のブレスをします。
そうすると1拍目のスタートがとてもしっかりしてきます。
16ビートの曲だからすべてが16分音符で出来ている訳ではありません。リンゴ1個分・2分の1個・4分の1個分の組み合わせで出来ているのです。だから符点2分音符はリンゴ3個分で、符点8分音符は2分の1個と4分の1個を組み合わせた物なので4ビート・8ビート・16ビート・32ビートはすべて連動しているのです。
次の場合は
4回ともしっかりブレスをするのではなく1拍目・2拍目・3拍目・4拍目の頭をしっかりとカウントする為にするのであって、軽く吸っておかなと逆に苦しくなります。
16ビートは16分割が1つでもずれると目立ちやすいのです。
1個目の最初だけ吸ってあとは空ブレスでも、また1拍目の頭と3拍目の頭を吸ってあとは空のブレスでも良いので、4個分の頭をしっかりと意識して下さい。
最後に最も使われているパターンを説明しましょう。
黒色の部分のブレスをリズムで吸って大きさの粒を揃える練習をしておいて下さい。1拍目の頭でしっかり吸える人は4個目の
を1個分使って唄った方が余韻や表情が出やすいと思います。ブレスは息つぎだけでなくリズムだと言う事なので、リズムのブレスも頑張ってレッスンしましょう。
次回は記譜法・歌唱法(演奏法)です。
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