ありがとね。
どっちから見ても、いつ見ても、かわいくてかわいくて。
面白いことをたくさん言って、いつも笑わせてくれて。
旅に出るたび愛らしい一言を書いて、鏡台の上やバッグの中にそっとおいてくれて。
私が悲しむことを決して言わないでいてくれて。
ほんとうは、どんなに怒りたくなったことや、泣き出したいことがあったことでしょう。でも、幼い頃のあなた方は小さいながらいつもお母さんを守ってくれました。
ありがとう。ほんとうに幸せでした。
うれしいな。
心の優しいあなたは、人に奉仕するお医者さんになって働き続けています。その生き生きした姿は私の希望、私の誇りです。
心に痛みを覚える人たちに寄り添う仕事をするために旅立ったあなたの輝くばかりの姿は私の大きな宝です。
細やかな心配りができ、勉強大好きなあなたは学校の先生にぴったりと思っていたけど、いよいよその道を選び歩み始めました。その情熱と深い愛の心に感動し涙がでそうです。
全き信頼のなんと美しいことかを黙って教え続けてくれたあなたを見つめて生きることができて、ほんとうに幸せです。あなたの笑顔は最高!
最愛の四人の子どもたち、お母さんはあなた方のおかげで、今まで生きることができました。人には言えないこと、悲しいこと、苦しいこと、数え切れないほどありました。でも、その都度、望みを与え、生きる喜びを復活させてくれたのは、あなた方です。ありがとね。ほんとうにありがとう。言葉ではうまく言えませんが、ただ感謝でいっぱいです。
天国へ召される前に、このことだけはぜひぜひ、伝えておきたくてしたためました。
ありがとうございます。天国へ行ってからもずっと祈っています。
かわいい かわいい すてきな すてきな 四人の子どもたちへ
お母さんより
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