・・・the id : 2019.11.25

『 アルバム「今日だけの音楽」が発売になります。 』 

アルバム「今日だけの音楽」が発売になります。

アルバムとしては、10枚目ということになるのだそうです。ミニアルバムとか、シングルコレクションアルバムとかいろいろ入れると、もっとたくさんあると思いますが、とにかくオリジナルアルバムとしては10枚目。来年デビュー25周年を迎えるわりには、どちらかというとゆったりしとしたペースなのかな、と思います。

何しろ、前作からは4年ぶりだそうです。さっきから「だそうです」と言ってしまうくらい、何かすごく意図して間をあけたつもりはありません。その間にシングルは5枚リリースしていますが、今回発表するアルバムには既出のシングル曲は収録せず、新曲だけ。すべての曲が、このアルバムのコンセプトのために生まれた、最新の私となっています。

このアルバムはいつになく、曲順通りに、頭から最後までまるっと聴いていただくことを望みます。11曲の集まりではなく、ひとつの大きな組曲のように思っているからです。もしできれば、コンセプトとなるショートストーリーを読んでからお聴きいただくのが一番嬉しいのですが、そのショートストーリーはアルバムのブックレットにだけ掲載されるので、もしかしたらダウンロードとかストリーミングで音楽を聴く方には、届かないものかも。時代には、合っていないのかもしれませんね。でも、今回はそういう作品です。

夢を毎晩のように見る私は、その発想の突飛さや、意外な登場人物に、目覚めてから我ながらいつも驚いたり笑ってしまったり。でも夢って、自分の潜在意識から生まれるものらしいから、どんなおかしなストーリーでもそれは私自身の中に埋まっているものが顔を出しただけなんだと思うと、少し不気味で、少し素敵。

このアルバムのストーリーは、“私”が夢の中に落ちるまどろみから始まります。現実によく似た景色の中を歩き、進んでいく中で、様々な人物に出会います。彼らはそれぞれの“今日だけの音楽”を歌って聴かせてくれる。そのひとつひとつに、自分とよく似ていたり、懐かしい気持ちになったり、羨ましいと思ったり、理解できないと思ったり。“私”は自分にとっての“今日だけの音楽”を探し続けるのです。ラストは、アルバムでお確かめください。

もしかしたら、夢の中に出てくる登場人物は皆、自分自身の化身だったのかもしれませんね。どんなに滑稽でも、嫌だと思っても、自分の一部。どんなに素敵だと、届かないと思っても、それもまた自分の一部。

「今日だけの音楽」は、刹那的な響きに聞こえるタイトルですが、実のところ、「今日だけ」の連続で永遠は成り立っている。とても広大で、とても儚いものを、感じていただけるアルバムだと思っています。





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