「カフカとともに」 2002.10.27 
まず、先週の訂正です。洋介さんちのマロちゃんが10月22日誕生日だと書きましたが、あくる日23日の間違いでした。スミマセン...洋介さん&マロちゃん。1ヶ月違いなのね(洋介さんは11月23日が誕生日です)? ちなみに2歳の誕生日にマロちゃんはササミの御馳走が出たそうです! ウレシそうに食べてるマロちゃんが目に浮かびます。と同時に、ウメ吉に横取りされそうになってる絵も浮かんだり...

さて秋も深まり、日によって温度差が激しい今日この頃。ある日、前日の薄着で痛い目にあった私は、翌日セーター&ジャケットの上にケープを羽織って行くという完全防備の装いで街に繰り出すと、友人から「早いっ!」と非難を受けました...ノースリーブニットでニコニコ顔の若い女の子達が元気な渋谷は、いったい今の季節が何なのか良くわからなくなります。でも確かにその格好では暑かった...週末の終電近い混んだ電車の中では特にね。いくら少し寒くなったこの時期を楽しみたい私にもちょっと無理だった御様子。

でもね、いわゆる「秋」を楽しむ毎日を過ごそうとガンバッテおります。(別にガンバル程ではございませんが)スポーツはこのコーナーを読んでいる方は御存じの通り日々ジムに通い(まだハマってます)、栗好きの私は栗焼酎に栗ゴハンに栗きんとん、今日はシンプルに茹で栗を楽しみました!そんな中、やはり秋の夜長のお供は読書でしょ、という事で村上春樹さんの新作『海辺のカフカ』を読みました。以前外国文学ばかり読みあさっていた私は友人から勧められた1冊に感動し、よく見ると翻訳を村上さんがしていました。これは著者の文章が素敵なのか、訳し方がウマイのか。ベストセラーというものにあまり良い思い出の無い私は、これをキッカケに、しかも誰もがとっくに読んだであろうという時期から村上さんの小説やエッセイを読み始めてファンに。いやぁ、何でも食わず嫌いってのはいけませんね。まぁ、未だに生牡蠣は食べる気がしませんが(これって牡蠣のおいしさの70%は味わえてないって事らしい。)話が反れましたが、今回の作品は、家出をした15歳の少年と猫と話が出来る老人の不思議な関係のお話。最近、村上さんを始め、2〜3つのストーリーが章ごとに同時進行して行き最後に交わるという展開の作品が増えてきてますが、これは本当にどんどん読める!おかげでちょっと昼夜逆転気味です。あぁ、私もこのコーナーでもっと素敵な言葉を並べる事が出来るようにガンバリます!

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