Q&A

AOKI takamasa Q&A

--全国ツアーで披露していた「Ame(B) -SAKANATRIBE MIX-」を今回作品に収録する上で、共同作業という形でAOKIさんにオファーしたと伺っています。オファーを受けたときのお気持ちはいかがでしたか?

「またサカナクションの皆とアイデア出し合いながら一緒に作業できる機会があると思うと嬉しかったです」

--実際の作業はどのように行われたのでしょうか。

「エジー(江島啓一)とアミちゃん(草刈愛美)からオーディオ・データが送られてきて、それを元に僕が家で音を足したり引いたりしながら一度ラフ・ミックスを作りました。その後大阪の吹田にあるstudio YOUで、エンジニアの湯原大地君のヘルプをいただきながらNeveのミキサーや他の色んなハードウェアを使ってそのラフミックスを自分が納得のいく状態にまで持って行きました。そのデータをメンバーの皆と浦本さんと一緒に最終的に東京のスタジオで最終型に仕上げました」

--ライブで披露していた「Ame(B) -SAKANATRIBE MIX-」を見ての印象はいかがでしたか。

「迫力もありますし、盛り上がるパート、踊りに集中できるパートなどがバランス良く一つの流れにまとまってるなと感じました」

--「Ame(B) -SAKANATRIBE × ATM version-」は、山口君から伝え聞いたところによれば「ライヴでやっていたダイナミクスを抑えたけれども、長く聴いてもらえるようなミックスにした」とのことですが、他に心がけた点はありますか。

「今までダンスミュージックを聴いてこなかった人たちと、ずっと聴いてきた人たちの両方に盛り上がってもらえるような、そんな音作りと構成を意識しました。それと一つ一つの音が立体的に聴覚を超えた体感として感じられるような鳴りになるように意識してみました」

--サカナクションの好きな曲とその理由をお聞かせ下さい。

「色々あるけど、「ミュージック」がずば抜けて好きです。今回のCornelius remixも素晴らしかった。この曲は曲を通してサビ以外の部分もメロディがずっと印象的で美しくて、歌詞も良いし、オリジナルのようなダンスミュージック調の構成にもバッチリ合うし、Cornelius remixのようなゆったりとした音楽としても心地いいし」

質問作成:小野島大