塩谷 哲
1966年6月8日/東京生まれ/血液型:A型/ピアニスト/作・編曲家/プロデューサー

 

 1966年、東京生まれ。東京芸術大学音楽学部作曲科中退。1986年〜1996年オルケスタ・デ・ラ・ルスのピアニストとして活動。
 93年国連平和賞受賞。95年グラミー賞ノミネート。またティト・プエンテ、セリア・クルーズ、サンタナほか数多くのミュージシャンと共演の機会を得る。93年よりソロ活動を始め、現在まで9枚のオリジナルアルバムをリリース。
 自己の『SALT BAND』[浅野祥之(g)松原秀樹(b)沼澤尚(dr)大儀見元(per)]を率いて活動。95年、SING LIKE TALKINGの佐藤竹善とのデュオ・ユニット『SALT&SUGAR』を結成、翌年ライブアルバムをリリース。これをきっかけとして、主にヴォーカリストとのデュオを聴かせる自身のイベント「Saltish Night」を毎年末に開催、今年10周年を迎える。
  一方、99年より3年間に渡り、Bunkamuraオーチャードホール主催のコンサートシリーズ「COOL CLASSICS」を担当、ベートーヴェン「第九」等の名作を再構築、独自の解釈が高く評価された。
  03年にピアノ・トリオ『塩谷哲Trio』[山木秀夫(dr)吉野弘志(b)]を結成、1月にアルバム「トリオっ!」をリリース。4月には国内の Blue Noteツアー、5月にはドイツ(ケルン)、フランス(パリ)で演奏し大好評を得る。
  04年4月に「Wheelin' Ahead!」をリリース。この頃から海外の活動も増え、04年7月には、『塩谷哲ユニット』[大儀見元(per)吉野弘志(b)』で、中近東ツアー(レバノン、ギリシャ、ヨルダン)を行う。このツアーは、日本とレバノン、ヨルダンの国交50周年を記念し、両国の歴史ある音楽祭(ビブロス・フェスティバル、ジェラス・フェスティバル)に招待されたもので、全公演で大成功を収める。
  最近の活動としては、03年3月、札幌コンサートホールKitaraにて行われた小曽根真氏とのピアノ・デュオコンサートの大成功を受け、05年2月大阪ブルーノートでの1週間公演を敢行、その模様を収録したライブアルバム“Duet”が9月にそれぞれの専属レコード会社であるビクターとユニバーサルミュージックより同時発売される。それに伴い11月に行われた全国10カ所でのコンサートは各会場で絶賛を得る。
  06年4月、ギタリストの田中義人との共同プロデュースで9枚目のオリジナルアルバム「グイードの手」をリリース。このアルバムで初のCM(ルノー:ルーテシア)タイアップ曲“Skiny-Dipper”を収録。 6月にそのアルバムツアーとして、田中義人を中心に新たに結成した、『塩谷哲グループ』[田中義人(g)平石カツミ(b)田中栄二(dr)海沼正利]でブルーノートツアーを行う。
  その他の活動として、『塩谷哲Acoustic Trio』[金子飛鳥(vn)大儀見元(per)]、ソロピアノ・ライブの他、音楽誌「ADLIB」で人気No.1のメンバー4人で結成された『FOUR of a KIND』[沼澤尚(dr)青木智仁(b)本田雅人(sax)]や、05年愛・地球博にてビッグバンドを率いたステージを演出するなど、その内容は多岐に渡る。
  また作・編曲・演奏を提供したアーティストには、吉田美奈子、露崎春女、岩崎宏美、Misia、平井堅らがいる。ライヴ・コンサートでは、SING LIKE TALKINGを始め、パキート・デリベラ、渡辺貞夫、坂田明、古澤巌、松たか子、矢井田瞳、ほか様々なジャンルの音楽家と共演している。