第39回 謎の和太鼓集団レポート
*今回の「ひとりごと」は、マミが先日アルバイトでやった「謎の和太鼓集団」取材の模様をお送りします。
(以下その時の中継から)
はい、ただいまの演奏は、和太鼓集団「和太鼓魂」の皆さんの演奏でした。「和太鼓魂」の皆さんに、もう一度大きな拍手をお願いします!
さて、ここで「和太鼓魂」のリーダーに少しお話を伺いたいと思います。
「和太鼓魂の演奏は、かなり独特ですよね。和太鼓魂は、全体のリズムを敢えて崩して演奏してるんですか? アバンギャルドというか、非常に難しいリズムですよねえ」
「そうですね、難しいリズムというか、各自が他人の演奏を聞かないようにして演奏する事を心がけています」
「え? 他人の演奏を聞かないように???」
「そうです。われわれ和太鼓魂では、根底に和の精神がありますから、リズムといった西洋の概念を全て捨て去り、まったく独自の解釈で演奏をしています。正確なリズムをきっちり刻もうとすること自体、西洋音楽に毒されている証拠です」
「でも、それでは演奏がバラバラになってしまうんじゃないですか?」
「バラバラというか、われわれは演奏がまとまる事を良しとしていません。ですので、団員は他の団員の演奏とは関係なく、各自が思い思いに太鼓を叩いています。初めと終わりの合図のみ決まっていて、演奏が始まったら後は各自が好き勝手に叩きます。お客さんの中に好きなタイプの女性がいると自然とテンポが速くなるなんて言う団員もいますよ(笑)」
「え?え?え? つーかそれは、ほとんど滅茶苦茶やってんのと同じゃないですか!」
「確かに滅茶苦茶という人もいますね。ま、でも聞く耳持たないですね」
「…そうですか…(唖然とする)。ところで、皆さん和太鼓を叩いてどれくらいになるんですか?」
「そうですねー、メンバーにもよりますが、長い人で十年、短いので三日前ってのがいますよ」
「み、み、三日前?」
「というか、団長の私だけが十年で、あとはほぼ全員が三日前に集めたメンバーですね」
「え? え? えーーーーー?!」
「だいたい一週間くらいで辞めていく人が多いので、今日も公演に穴を空けないために、mixiで大急ぎかき集めたんですよ(笑)。正直言って、演奏よりもそれが一番大変でしたね」
「・・・・・・・。」
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