第56回 セミ

最近のセミは真夜中でも平気で大音量で鳴くのよねー。で、お店で「夜中にセミが五月蝿くて眠れやしない!」なんて愚痴ってたら常連サラリーマンから「マミねえさん、セミは2週間しか生きられないんだよ。しかもサナギの間は6年間も土の中にいるんだ。せめて2週間くらい思いっきり鳴かせてやろうよ」なんて言うの。あのね。そんな手垢にまみれたウンチク誰でも知ってんの。そもそも、そのウンチクってどーなの?セミじゃないんだから、セミの気持ちなんてわかんねーだろーが。もしかすると土の中にいた6年間の方がのんびりしてて良かったかも知れないじゃないの。少なくともあたしがセミだったら、暑い中大音量で鳴くより涼しい土の中にいる方がいいわ。セミにとってどっちがいいかなんて誰にも証明できないんだから、証明出来ない話でウンチク垂れてる暇があったらさっさと次のボトル入れなさいよ、このダメリーマンが!
play♪花火音頭/橋 幸夫

 収録:「花火音頭
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こんだけ暑いと、人間もセミも景気のいいやつでパーっと!いっちゃうしかないわよ。これでビールもう一杯!
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「人間 万葉歌 〜阿久 悠 作詞集」




2005.06.22 / アルバム / VICL-61631〜5 / ¥8,400(税込)

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ママさあ、、俺みたいなオトコはさあ、結局、この人の書く「歌」にチカラをもらってたんだよねえ。「曲」じゃないよ!「歌」だよ!ポジティブにがんばりたい気分のときも、しみじみやるせないときも、この人の「歌」に「そうだ、そうだ、そうなのよ!」ってネ。しかも、いつも俺の気持ちとかその頃の気分とかを、先回りして、「歌」にしてくれてたんだよねえ。俺の日常なんてさ、ざんげの値打ちもない日々だけど、本当は、私達これからいいところだと信じたいんだよねえ。。ママッ!わかる?
このCDは、「今週の一枚」なんかじゃなくって、俺にとっては「一生の一枚」なんだけどこの店で飲んでる皆さんにおすすめしますよ、俺が保障しますよ!!
ママ、ぬるめの燗で、お酒もう一本ちょうだい!
(スナック・マミのはす向いの「居酒屋スナックかもめ」の常連会社員 ヒデ坊)