
どうも〜、今日はヒロリンこと岩崎宏美の勝手営業(ノーギャラ)で参りました。え、お呼びでない?そ、そこをなんとか・・・5分だけでもいいからぁ〜〜「あなた、お願いよ〜、席を立たないで〜」
→えっ、ダメ?「はなーれて 生きるなんて 駄目よ 駄目よ!」
→→えぇい、とどめに!「あぁ 今夜はもう帰りません 私!!」
あぁ、ようやく観念したか・・・・。「さぁ 眠りなさい〜」いや、眠るなぁぁぁ!
ということで、私のオススメは、ヒロリン5thアルバムのCD復刻盤『思秋期から・・・男と女+1』でございます。このアルバム、もともとは今からちょうど30年前の発売で、全曲の作詞を先日、天国に召された阿久悠先生がなさっていて、ヒロリンの18才→19才という“大人への出発(たびだち)”というお年頃に合わせた歌詞が聞きどころとなっております。
ちなみに私、小2の時に、この手の思春期ハウツー本を訳も分からず、姉に買いにパシらされた苦い記憶が・・・(しかも、本屋のオヤジさんに「ボクには、この本はまだ早いんだよ」とたしなめられるというオチ付き)
具体的に申しますと、初っ端の、名曲「思秋期」で「せいしゅーんはこわれーもの〜」と切なくも美しく過去を振り返ってるかと思えば、「個人指導」では水割りグラス持ってたり、「煙草の匂いがする」ではコロンや煙草の匂いで充満した男の部屋に入り浸ったりと、19歳とは思えないアクティブな(笑)一面が垣間見えます。
でも、ヒロリンは「日本おてんば大賞」受賞歴があるので、良しとしましょう(?)。そして、後半は、そんな男に置き手紙一つでふられ(「チェイス」)、ピアノ・バーでヤケ酒飲んだり(「ピアノ弾きが泣かせた」)、「ウェルカム・ホテル」で泣きじゃくったりもう堕ちるとこまで堕ちてスキャンダラスになっていらっしゃいますが、ラスト「BOOBOO」で、心配かけた仲間のところへ戻ってくるという全12曲で、まるで高視聴率の青春群像ドラマで、主役から3番手くらいの女性のジェットコースターっぷりを観ているかのようなアルバムですね。でも、どの歌も昭和の匂いがムンムン立ち込めていてちょっぴり胸が切なくなります。さすが、阿久センセ!
ちなみに、この紙ジャケ・シリーズ、デビュー・アルバム『あおぞら』にはデビュー当時の宣伝資料が入っていたり、6thアルバム『二十才前・・・』には幻の「二十才前」鼻声バージョンが入っていたりと、封入物もボーナス・トラックも満載、とどめにセルフライナー収録と、まさにオタク(私です)が、すみれ色・・・ならぬ随喜の涙止まらぬ作りに。さぁ、あなたも、今すぐ、「ナウ・ゲッタ・ザ・チャンス!」(←それはPL)
・・・え?説明を聞いてたら5分延長に?イヤン、お客さんも好きねん(ハート)。
(永遠の思秋病・うすたか)