Leyona

NU WORLD

収録曲解説


1.『太陽は知ってる』 作詞：Leyona 作曲、編曲：朝本浩文

ゴールデン・ウイークまであとわずか。思わずT-シャツだけになり海に行きたくなる様な午前11時。輝く青い海と果てしなく広がる大地への旅立ちを誘うポップ・マエストロ朝本浩文の繊細なピアノと疾走するダンスホールなビート。自分さがしの道程で経験する出会いの喜びと別離の悲哀を清々しく描きだすLeyonaの詞世界。おおらかな自信に満ちた歌声は悲しみを優しく包み込む。新Leyonaプロジェクトに於ける最重要チーム（Leyona + 朝本）が両者の持てる力を出し合い新Leyonaスタンダードに結実させたブランニュー・ポップ・クラシック！

2. 『月影のビーチ』 作詞：Leyona 作曲、編曲：朝本浩文

Leyona + 朝本コンビの二曲目。月明かりに照らされる夏の夜の渚。遠く離れた愛しい人を想いひとり踊る純情な島の娘。ポップの古典的題材もこのチームにかかれば楽しくもクールな仕上がりに。６０年代のカリビアン音楽の伝統とブレイク・ビーツ世代のアシッドな解釈によるアメリカーナ音楽と昭和歌謡へのオマージュとのハイ・ブリッドな融合。往年の越路吹雪にも迫らんとする名唱はアイランド歌謡シンガー、レヨナの真骨頂！！

3. 『レヨナのバナナ・ボート』
作詞、作曲：IRVING ATTAWAY/WILLIAM BURGIE 訳詞：井田誠一 編曲：鈴木正人

『風をあつめて』のLeyonaのバージョンをプロデュースをした鈴木 "ドクター" 正人(LITTELE CREATURES)が密かに得意とするアーバン・ムッツリスケベな編曲スタイル。ハリー・ベラフォンテで有名なカリプソの古典「バナナ・ボート」のカバー。とろけそうに甘茶なLeyonaのウイスパー。女の子は全員ベイビー・ドール着用のうえ部屋の灯りを薄暗くして愛しのボーイフレンドの腕の中でごろにゃ～んしながらお聞き下さい。ボクたち的にはもうSADEもJ-LOもBeyonceもいりませ～ん！

4. 『ローゼン』 作詞：Leyona 作曲、編曲：Special Others、Leyona

今回のLeyona新機軸プロジェクトでのもう一つの重要な出会いがこの現在ジャムバンド・シーンでめきめき頭角を著わして来ている横浜の新鋭4人組：Special Others。Sun Ra、Hermerto Pascoal、Jimmy Cliff、Medeski, Martin & Wood等の世界の個性的なトップ・ミュージシャンを少数の若者が独力で招聘している国内最強ジャムバンド系イベント"True People's Celebration"への出演を果たして以来俄然注目を集めだした。昨年Tower RecordsのNMNLRecordsからミニ・アルバム「BEN」をリリース。最新作はVictor/Babe Starから6月に予定されている。LeyonaとはG Loveファン同士である事をきっかけに出会い、急速に親交を深め、まさにバンド的一体感を持ったプロジェクトになった。ニュー・オリンズのセカンド・ラインをエモコア・バンドがやったかのような疾風怒濤のビート。儚く散って行く薔薇の花びらの様に悲しくも美しい別離を赤裸裸に描き出す歌詞。ほとばしるバンドの熱情の渦に飲み込まれまいとしながら歌い上げるLeyona。胸をかきむしられる魂の叫び！その両者のテンションを解放しながら新たなシーンを描き出す奔放なギターのインタープレイ！めちゃかっこよし！！

5. 『パレード』 作詞：Leyona 作曲、編曲：Special Others

Special Othersとの共演によるもう一つの曲。ハイエースで街から街を移動している世界中全てのトラベリン・バンドのカーステに標準装備されるべきロッキン・び～た～・アンセム！のってうち、のってうち、呑んで、食って、一夜限りのメイク・ラブして、ケンカして、仲直りしてまたのってうち、のってうち....いつまで続くのか、このアセかきベソかきロックンロール・ライフ....だけどショウにアナは絶対あけられません！７０年代アメリカ東海岸学生ブルーアイド・ソウル・バンド的サウンドに今日的情感を込めて内田直之がWICKEDな音響トリートメントを！旅する美しき歌姫への憧憬はいつだって熱きロッカーズのココロをロマンちっくにむせび泣かせるものなのです。

Written by Bamboo Boy