荻野目 洋子
ラズベリーの風 [+5]

2010.03.24
アルバム / VICL-70054
¥2,619(税込)
Victor
デビュー3年目、第2期の幕開けを飾る4thアルバム。代表曲「ダンシング・ヒーロー」
の英語版、シングル「フラミンゴinパラダイス」を収録。大沢誉志幸、久保田利伸、
高中正義、NOBODYら豪華作家陣が書き下ろして注目を集めたヒット作。
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01
涙はスピード揺らすから
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02
フラミンゴ in パラダイス
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03
1・2・3,レット・ミー・ダンス
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04
黄昏のネイバーフッド
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05
スロープに天気雨
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06
ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)-Special English Version-
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07
LAZY DANCE
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08
ビーチボーイズを止めないで
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09
涙しか見えない
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10
真夜中のストレンジャー
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11
夏のステージ・ライト
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12
ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)
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13
ぜんまいじかけの水曜日
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14
フラミンゴ in パラダイス
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15
ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)-'70 mirror ball mix-
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16
フラミンゴ in パラダイス -what's "PARADISE" mix-
デビュー3年目を迎え、荻野目洋子を取り巻く環境は一変した。前年11月にリリースされた7thシングル「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」が初のベストテン入りを果たし(オリコン最高5位)、空前の“荻野目ちゃんブーム”が沸き起こったのだ。続く8thシングル「フラミンゴ in パラダイス」も最高7位をマーク。歌って踊れる実力派アイドルとしての人気が定着すると、連続ドラマやCMのオファーも次々と舞い込むようになった。4枚目のオリジナルアルバム「ラズベリーの風」はそのさなか、1986(昭和61)年4月21日に発売された(注:CDのみ5月1日発売)。
このアルバムは音楽面でも荻野目洋子の転機となった。それまでのウェットなポップス路線から、ロックテイストの乾いたサウンドに進化したのだ。作家陣はアレンジャーを除いてほぼ一新され、NOBODY、大沢誉志幸、久保田利伸、高中正義などロック系のアーティストが多数起用された。一方、作詞は大御所の湯川れい子、ヒットメーカー売野雅勇、若手の川村真澄、麻生圭子など多彩かつ豪華な顔ぶれが揃っている。なお、当時はCD盤のみ「ダンシング・ヒーロー」の英語バージョンが収録されていた。
本作はLP8位、カセット8位、CD4位と各チャートでベストテン入りを果たし、自己最高のセールスを記録。第2期の幕開けにふさわしいヒット作になった。
(解説:濱口英樹)