宮城まり子監督作品(2)
ねむの木の詩がきこえる
ヴァルナ国際赤十字映画祭スペシャルグランプリ、第19回毎日芸術賞、
文化庁優秀映画奨励賞、ブルーリボン賞特別賞、日本映画ペンクラブ賞、
OCICジャパン大賞、第1回中村屋文化サロン賞、他4賞受賞
この底知れぬ愛に惜しみない拍手!
世界の賞をさらった感動の名作!!
「ねむの木の詩がきこえる」は、自閉症・脳性麻痺・言語なしの子どもの姿を通して、教育とは、友情とは、愛とはなにかを問いかけながら、美しい画面で学園の日常生活を綴った映像詩である。
1977年7月に岩波ホールで公開されるや5ヶ月にわたる大ヒットとなり、1978年夏には東京都内で9週間のアンコール・ロードショーが行われるという異例のロングランとなった。
「モノ言えぬ生徒に口移しで言葉を何回となく発声させるシーンがあった。これもシーンと言うよりも実景だった。口からツバキがとび口からよだれがたれた。あの実景を見たとき涙があふれた。みもよもなく打ち込んだ体当たりの教え方に涙があふれた。」
淀川長治(映画パンフレットより)