BUGY CRAXONE
歪んだ青と吐けない感情の底
ここに納められた、不確かな“あたし”あるいは“僕”を巡る11編の不器用な物語は、音楽という娯楽であると同時にリスナーの心に何かを残すことの出来るものに対するBUGY CRAXONEの意思表明のようでもある。決して口当たりのいい音楽ではないし、極端に言えばダメな人はダメ、好きな人は好きと2派に分かれるタイプの音楽だが、だからこそ多くの人に耳にして欲しいアルバムだと想う。