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2018.04.02

「BUCK-TICK 2018 TOUR No.0」@よこすか芸術劇場(3/31) Liveレポート

メジャーデビュー30周年を邁進中のBUCK-TICKが、21枚目のニューアルバム『No.0』を引っ提げ、3月31日よこすか芸術劇場より全国ツアー“BUCK-TICK 2018 TOUR No.0”をスタートさせた。

『No.0』の世界観を濃密に表す今ツアー初日で見せたのは、誕生と終焉、創造と破壊、愛と死。楽曲の世界を視覚的に広げるステージセットや映像、闇と光を演出するライティング、そして最新のBUCK-TICKサウンドで、この普遍かつ重厚なテーマを描いていた。

映像とステージセットを効果的に使ったメンバーの登場シーンに、期待で胸を膨らませた会場からは大きな歓声と拍手が沸いた。これからツアーを楽しむ方たちのために詳細は控えるが、ステージは『No.0』の楽曲を中心にしたセットリストで、過去曲も『No.0』の世界をより深く繋いでいく楽曲がセレクトされていた。鼓動と呼応するようなヤガミ・トールが打ち鳴らすリズムが世界を押し開く「零式13型「愛」」、「Ophelia」では星野英彦のギターが切なく歌に寄り添い、「BABEL」では樋口豊の重厚なベースフレーズが存在感を放った。今井寿が鳴らすノイジーなギターサウンドから繋がるインダストリアルナンバー「ノスタルジア -ヰタ メカニカリス-」では、シアトリカルなステージパフォーマンスに魅せられ、「Moon さよならを教えて」では美しいバンドアンサンブルと、櫻井敦司の情感豊かなヴォーカルに酔いしれた。そして、映像と共にストーリーを紡いだ「ゲルニカの夜」は、瞬きをするのも忘れるほど。普段、楽曲の主人公を演じるように歌うヴォーカルスタイルの櫻井が、生身のむき出しの感情で声を吐き出す「胎内回帰」も圧巻だった。ステージから伝わってくる凄まじいエネルギーと説得力が、微動だにできぬほど会場を圧倒していた。

MCを挟まず構築された本編はとてもシリアスで深く心に刻まれるものだったが、「GUSTAVE」で櫻井に合わせて会場中が猫ポーズで乱舞するのもこのツアーのハイライト。ファンと一緒に作り上げていく『No.0』の世界を、メンバーも楽しんでいるようだった。会場を見渡すと老若男女幅広い客層が見受けられ、ウィークリーチャート2位となったこの『No.0』は、デビュー30年のキャリアにしてなお、最高傑作を更新し続ける彼らのオリジナリティを改めて裏打ちする作品だといえる。創造と破壊を繰り返しながら、BUCK-TICKは追加公演の7月26日(木)東京国際フォーラム ホールAまで、全29公演を繋いでいく。
(text/大窪由香)












Photo by:田中聖太郎

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