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2018.12.17

四星中学校ワンマンツアー@東京・キネマ倶楽部「修学旅行編」:Live レポート

それぞれの公演を「文化祭」「修学旅行」「運動会」のいずれかに分け、来場者に「イモジャー」「学ラン」「セーラー服」「ブレザー」「白シャツ&パンツorスカート」「発明倶楽部部員(白衣)」等のドレスコードを発令した上で開催された、『四星中学校ワンマンツアー』。全国8公演のうち2本目に当たる11月2日東京キネマ倶楽部は、「修学旅行」編として行われた。
このドレスコードは「その格好で来ればプレゼントあり」、つまりその格好でなくても入場はできるオペレーションだったが、オーディエンスの90%以上がドレスコードに則って入場。ドンキで買ったと思しきセーラー服や学ラン、白シャツ等に身を包んだオーディエンスで超満員になった東京キネマ倶楽部は、普通にバンドTとか着てる方が却って恥ずかしくなるような、そんな異様な空間と化していた。
なお、「お酒を飲んだり、タバコを吸う不良生徒は赤いTシャツを着るか、ジャージの下に赤いTシャツを着用とのこと」という、細かいルールもあり。「赤Tを忘れた方はこれを身体に付けてください」と、東京キネマ倶楽部のビルの入口前には赤いガムテープが用意された。
余談だが、ドンキな制服を大人の男が着るとコントに見えるし、大人の女性が着ると「そういうお店の人」に見えるということを、私はこの日、学びました。

入場時に全員に「修学旅行に行きたいところアンケート」が配られる。東京・大阪・北海道の三択で、「開演時に回収するので選んで切り取っておいてください」とアナウンスあり。「なお、このプリントの残った部分はライブ中に紙吹雪として利用しますので大切に保管しておいてください」とも。
その言葉どおり、学ランやジャージ姿で登場したメンバー4人が、まずアンケートを回収して回る。リュックを背負った康雄(Vo)の「今からアンケートを集計します。集計している間に曲をやろうということで」という言葉で、1曲目「言うてますけども」に突入。
以降、何度も「何かっちゅうと曲が『言うてますけども』になる」という、現在の四星球の鉄板ネタがくり返された。
行き先が大阪に決定したのを受け、康雄、「どこになってもいいように小道具(の段ボール)を三ヵ所分作って来ました、もったいないので観てもらえますか」と、東京ドームやフジテレビや作りかけの雷門の提灯、クラーク博士の像や旭山動物園の動物たちや味噌ラーメンや満天の星空等、多数の小道具を見せる。という、この小道具のひとつひとつがネタ振りで、ライブ中盤~後半で、それらが順々に回収されていくことになる。

東京キネマ倶楽部に羽根が生えてみんなで大阪まで飛んで行く、しかし着いてみたらなぜかアメリカだった、というのが前半のストーリー。そのストーリーに沿いながら、「妖怪泣き笑い」「ギンヤンマ」「世明け」「四星球十五年史~上巻~」「鋼鉄の段ボーラーまさゆき」「クラーク博士と僕」「MOONSTER daSH」が、人気曲が連打される。
そして、それらの間に、「客にアンケート用紙をちぎった紙吹雪をばら撒かせる(「ただし二階席の方はそおっとポケットにしまってください」と康雄から指示あり)」「グリコの看板やくいだおれ人形など大阪の小道具を次々と出す」「それらを東京・福岡の小道具と組み合わせてアメリカ感を出す」「まさやん卒業祭り」「高田さん(U太扮するお爺さん)登場」「康雄フラフープ」「曲が『言うてますけども』に戻る」「トランプ出す」「ハリー・ポッター出す」「ハリー・ポッターはアメリカちゃう! イギリスやないか!」などなどの、恒例のネタや今回だけのネタが、大量にはさまっていく。
康雄、「今日終わる頃には、本当に中学生に戻っていてください!」「東京は毎日いろんなところでライブが行われています。本日、東京の娯楽の中でてっぺん獲りに来ました!」

「先に訊いときます。何時に帰らなあかんの? 9時半? 9時? すみません、9時はあきらめてください!」というMCを経ての後半は、新曲「モスキートーンブルース」からスタート。康雄、「モスキート音の周波数をうまく使って作った、若者にしか届かない曲」と説明、「蚊の音したら手ぇ振って追い払ってください!」という言葉にしたがって、オーディエンス全員、サビになるたびに顔をしかめて両手を振りまくる。
後半も、段ボール小道具によるフリを、曲の合間合間で回収しながら、「我ら吉野川同盟」「teen」「発明倶楽部」「四星球聴いたら馬鹿になる」と進んでいく。「teen」ではまさやんが引率の教師、3人が生徒になって「先生『消灯時間すぎてるから寝い!』と見回りに来る、生徒たちは枕投げする」という寸劇がくり広げられて枕がフロアにまで飛んでいき、「発明倶楽部」には「発明倶楽部が時間を戻す発明をした」というネタが織り込まれる。

「そろそろ東京に帰らんと」という康雄のフリから始まった「フューちゃん」では「首にスカーフやヘビを巻くと康雄の声が変わるせいで歌い始めるたびに中断、やり直し」というネタで爆笑を取る。10回目にしてようやく完奏。歌い終えた康雄の「バラードでふざけたらあかんて、そんなルールないし! バラードってゆっくりな曲てだけですよ?」という言葉に、拍手と歓声がわき起こる。
「Mr.Cosmo」「幸せならCLAP YOUR HANDS」「スカイツリーは完成間近」では、「アメリカ経由で宇宙に行く」「ちょんまげマンとスーパーマン」「奈良観光」「スカイツリー刺さる」等々の、こうして羅列してもなんのことだかさっぱり伝わらない、しかし現場ではいちいち爆笑をさらう、ネタの数々が大量放出。「Mr.Cosmo」では「ぐるぐる回ってミステリーサークル!」と叫んでフロアをぐるーっと行進する康雄に付いてお客がジェンカ状態で大行列ができる、というおなじみの光景で、それでなくても高いフロアの熱がさらに上がっていく。
ラストの「オモローネバーノウズ」では康雄、「何回でも言わせてください! 僕たち音楽作ってません、時代作ってます!」と宣言。DA PUMP「Feelin' Good -It's PARADISE-
」を織り込んだり、曲の最後でまた「言うてますけども」に戻ったりしながら、本編が終了した。

アンコールは、四星中学校歌の斉唱から。場内に歌詞が掲げられており、オーディエンスみんなそれを見ながら一緒に歌う。そして、
「他校の生徒にめっちゃからまれた」「ズボン取られた」「カネ取られた」ということで、康雄&スタッフよっしが制服ボロボロ&顔は青アザと流血で登場。その上でまさやんがシャツを引き裂いたり、康雄もズボンを引き裂こうとするがやめたりしながら「ノーフューちゃん」「明日までkm」をプレイする。
「青春ごっこを今も続けながら旅の途中でございます、先輩の言葉を借りるなら」と現在の自分たちを語った康雄、「修学旅行なので最後に記念撮影です!」とオーディエンスと一緒に写真を撮り、「これにてお開きでございます、とか──」と、最後にもう一度「言うてますけども」をぶちかまして、全編が終了。全22曲、2時間38分という、四星球としてはタイトなステージだった。

12月16日新潟NEXSで、このツアーを終了させた後の四星球は、LEGO BIG MORLやセックスマシーン!のライブへのゲストや、ROTTENGRAFFTYの『ポルノ超特急』参加を経て、12月31日に幕張メッセのフェス『COUNTDOWN JAPAN 18/19』に出演する。

(TEXT:兵庫慎司)























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