野田 あすか
Asuka Noda

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2020.11.11

野田あすかと西尾芳彦プロデューサーから「Happy Together ~いつか見たあの場所へ~」のコメント

野田あすかと西尾芳彦プロデューサーから
「Happy Together ~いつか見たあの場所へ~」に込めた想い。

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野田あすか「今作への想いとこれまでの楽曲との違い」

ポップスの世界は、知らないことがいっぱいあって、プロデューサーの西尾さんからたくさん教えてもらっています。まだまだ『入り口』に立っている段階なので、たくさんの事は語れませんが、いろいろな楽器や声で「友達と一緒に音楽を作る」っていう事をしてこなかった私にとっては、遠く離れたところにいる友達が私のために歌ってくれたり弾いてくれたりしてくれたことがすごく嬉しく、ありがたいと思います。

新型コロナウイルスで直接は会えないけれど、私の見えないところで誰かがリモートで演奏して、それが自分の演奏に加わって、積み重なってこういう形になって。自分は自分のパートしか弾いてないけれど、聴いてくれる方には全部の力が合わさった音楽として伝えられるのが、素敵だなと思います。

クラシックは私にとって音楽のスタートの場所だから、凄く大事なもの。だからそれを捨ててポップスに飛び込むのではなく、クラシックは大事にしていきながら、まだ全部を見ていないポップスの世界の勉強をして、もっといろんな曲を作れるようになりたい。西尾さんに導かれながら、これから先もどんな曲ができていくのか、心配も不安も楽しみも、全部あります。

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西尾芳彦プロデューサー「出会いと今作に込めた思いについて」

野田あすかさんと初めてお会いしたのは2019年、酷暑の予感がしてきた6月だったと思う。「紹介したい方がいます」そう言ってきたのは旧知の仲であるベテランのレコードマン。「貴方の人生感が良い方に変わるかもしれないから、是非会った方がいい」と半ば強引に誘われて、僕は初対面の場になる渋谷のとあるスタジオの近くまで来ていた。彼女について知っている事と言えば「クラッシックのピアニストでありながら、鍵盤をまるで言葉を持つ細い糸のように丁寧に紡ぎながら音にしていく方だな」という事ぐらいだった。

ちなみに真面目で心が繊細な方だとも聞いていたので、お会いするのが楽しみでありながら、かなり緊張もしていた。その時「ごめんなさい!もしかしたら今日は話が全く噛み合わず、コミュニケーションすら取れないかもしれません」弱気な声で担当の方からそう言われたのはスタジオに入る1分前だった。「遠方からの長旅やコンサートのリハーサル、取材、練習など、様々な緊張感からくるストレスや疲労が重なり疲れ切っているので、もしかしたら持たないかもしれません」と。あ、きっとこれは初めての遭遇を楽しめるような

状況ではないんだろうな。僕はそう察知した。がしかし、何を思ったか僕は思い切ってスタジオのドアを開けてみた。ちょっと困惑したような顔のあすかさんがピアノの前に座っていた。「どうもこんにちは!」思いきって近づき、軽く握手した……。

その辺りまでは鮮明に覚えているのだが、そこからの記憶が実は曖昧というか振り返ってみても抜け落ちている部分が沢山ある。いやそれくらい夢中になって音楽で会話していたのだ。

僕は最初から音楽で会話するつもりだった。

あすかさんが、ポップスには全く造詣がないがコードで曲を作る事にはとても興味があると言ってくれたので、よし、これはいける! 今いくしかない!と、僕もあすかさんの横に並んでピアノを弾き始めた。「さっき弾いてくれた曲だけど、ここのBメロはちょっと長いから短くしませんか?」だったり、「このサビはもったいないので、前後にこんな感じでちょっとした音符を足してみたらいかが?」とか、挨拶もそこそこに、いつもの癖で勝手に音楽を初めていた。あすかさんも少しずつ乗ってきて、一緒に手でリズムを取りながら歌ってくれたりした。

そしてまた更に楽しくなってきてサビを一緒に作ったりもした。「アクセントの位置やメロディに対する抑揚をつけるために高低差はこんな感じかな?」とか、「聴き心地を良くするためにはクエスチョン&アンサーという手法が有効だから早速使ってみましょうよ!」など、もう誰か止めて下さいよー状態になっていた。

驚いたのはポップスの領域でのレスポンスの速さと正確さ。普通はリズム、特にグルーヴ感を身に付けるには、少なくとも半年やそこらは必要になる。音で会話する中で判明したのだが、あすかさんはこれまでリズム隊やギター、ヴォーカルや他の楽器とは一度も合わせた事がないとの事。そうなると当然セッションは難しいのではないか? 一瞬そんな事が頭をよぎったが、ふと気付くと一緒にピアノを弾いて歌っているではないか⁉ あれ?僕がギターを弾きだしても何も怖がらずに、それどころかピアノでメロディを作り出しちゃった! いやー実に楽しかった。正直、目の前にいるあすかさんが障害を持っておられるなんて全然分からなかった。

その初対面で音楽のやり取りをしていった中で、是非ポップスの領域で野田あすかを全面に押し出してみたいと強く感じました。素朴だけど力強く、繊細さと大胆さを兼ね備えた曲調が似合うのではないか、勝手に想いは募ってしまい、ご本人や関係者に相談する前にサビのメロディやイントロのフレーズが出てきました。あ、これは野田あすかさんにピッタリだ‼ 勝手に確信してしまいました。是非多くの方にこの想いを伝えたいです。

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野田あすか with Friends
Digital Single「Happy Together ~いつか見たあの場所へ~」



作詞:野田あすか・西尾芳彦・佐藤春香/作曲:西尾芳彦/編曲:熊木敏光
野田あすか:ピアノ、コーラス

https://jvcmusic.lnk.to/HappyTogether
※ストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて配信中!

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