Wakana
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2023.05.31

ニューアルバム『そのさきへ』 プロデューサー・作家陣・Wakanaよりコメント到着

このアルバムは僕のキャリアの中でも1番制作期間の長かった作品かもしれません。
1年以上の時間をかけて今のWakanaが伝えたいメッセージの詰まったアルバムが完成しました。
Wakanaとはソロデビューのタイミングから一緒に作品づくり、LIVEなど共にして、彼女の唄にかける思い、そして琴線に触れる声の波動を間近で感じてきました。
今回僕が1番最初に立てたコンセプトは、この不透明で閉塞感のある世の中に希望の光が射して来る、そしてWakanaの声が光が降り注ぐように聴こえる、そんなイメージのものでした。
僕が心から信頼している作曲家、作詞家、編曲家、ミュージシャン、皆がそんな景色を音や言葉に乗せて表現してくれました。
Wakana本人も時間をかけて歌詞を紡ぎ、唄を練習しレコーディングに臨み、
いつのタイミングだったか彼女の方から「そのさきへ」というキーワード、タイトルを提案され、先へ進むことを怖がらずに現状に甘えず切り開いていく強さを彼女の言葉で表現してくれました。
今のWakanaらしく、全ての曲がキラキラと輝いているそんな作品になったと自負しています。
このアルバム制作に力を貸してくれた全てのクリエイターに感謝の気持ちでいっぱいです。
どうか聴いてくださった皆様と一緒に「そのさきへ」進めますように!!
そして、これからの未来が明るく、優しく、愛に溢れた世界になりますように、、
そんな思いを込めてこのアルバムを届けたいと思っています。

プロデューサー 武部聡志


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<作家陣からのコメント>  ※50音順
Wakanaさんに初めて詞を書かせていただきました。
村松さんの美しくも切ないこの曲をいただいた時、浮かんだシーンがあります。
侵攻直後のウクライナで、国外脱出する女性達や子供と、国に残る男性達の別れの場面。家族や恋人達の運命の選択の後、しかし未だ戦争は続いています。
不透明なこの世界。見通せない日々を、それでも生きていく私達の姿を映し出したかった。悲しみや希望の一つ一つを掬い上げるように、Wakanaさんが歌ってくれています。

岩里祐穂(「希望」作詞)


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Wakanaさん、アルバム発売おめでとうございます!!
リード曲「Butterfly Dream」の作編曲を担当できたこと、とても嬉しく思います。

Wakanaさんとのセッションは初めてでしたので、過去楽曲や声を聴き込んで、僕の中でのWakanaさんのイメージを膨らませて、新しいWakanaさんの世界観が出せれば良いなと思い作らせていただきました。
浮遊感のある不思議なコード感の中、Wakanaさんの繊細かつ力強い声が際立つような曲になるように組み立てて行きました。アレンジに関してもコード進行やメロディ、リズム等いろんな仕掛けを作ってますので、聴き込んで頂き色々な発見をしてもらえると嬉しいです!!

岸田勇気(「Butterfly Dream」作曲&編曲、「そのさきへ」編曲)


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「華も実力もあるWakanaの曲を作って欲しい。難易度が高い曲もできるから」という武部さんのオファーにワクワクして張り切って、思いっきり難しい曲を作りました。
自分でも演奏するのが難しいくらいです。
だからこそ表現できる「美しいエグみ」を出せたのではないかと思います。
武部さんのお言葉通り、Wakanaは凄いタレントを持ったシンガーでした!

清塚信也(「KEMONO feat.清塚信也」作曲&ピアノ)


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はじめまして、鯨庭(くじらば)と申します。
普段は絵や漫画を描いている身にも関わらず、はじめて作詞に携わらせていただきました。

デモ曲を聴いて焦燥感と疾走の感覚に陥り、ふと今の社会に蔓延る目まぐるしさや苦しさと似ているものを感じました。
もし今、留まりたくない場所にいるのなら、抜け出す力が無くても諦めずに抵抗してほしい。自分の牙や爪を研いで逃げる準備をしてほしい。
KEMONOは、今まで行けなかった場所、行くことを諦めていた場所に、あなたはひとりでもいつからでもどこからでも行くことができるし、絶対辿り着けますようにと願う、逃げ切るための祈りの曲です。
もしあなたがいま苦しい場所にいるなら、この曲がお守りになれば嬉しいです。

鯨庭(「KEMONO feat.清塚信也」作詞)


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楽曲を制作するにあたり、Wakanaさんの言葉や思いを受け取りたく、時間を頂戴しました。
互いに涙しながら対話を深めたその時間を経て、亡きお父様への思いを語って下さったその胸の内、言葉に宿る結晶のようなものを歌にしたいと思いました。
ご自身の歌手としてのこれまでの道のり、お父様の励まし、そしてWakanaさんがここに存在しているということはお父様が存在していた証であり標(しるし)であると。
Wakanaさんの伸びやかな歌声はどこまでも空に届いていくような輝きがあります。ご縁に感謝を込めて。

半﨑美子(「標」作詞&作曲)


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失恋をして
いちばん小さいスーツケースで
羽田を発った事がありました。
「チケットは道中買うからいいわ」ぐらいの気持ちで
 どこでもいい
 ここから
 いちばん遠いどこかへ
行きたかった。

好きな人の名前を緑のペンで99回書くような
恋に恋をしていた幼少期も終え
席替えを祈ってた頃もとうにすぎて、
三十路越え
お互いの力量を認め合う
大人の男と女のありかた、みたいなものを考えてた時代がありました。
1人旅をしに出掛けて
向かい合ってた時には受け入れられなかったものをうけいれられるように
強くなりたかった。
イースター島を旅した時の気持ちを詩にしたものです。

Wakanaさんが断崖絶壁のところで歌っているところをimageしました。
ドローン撮影でMVを撮って欲しい(笑)です。

一青窈(「Rapa Nui」作詞)


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Rapa Nuiの作曲にあたり、まずは武部さんと電話にて打ち合わせをしました。
いわゆるJ-popでないものを作ろうというのが大前提でした。
アイリッシュはどうか、ちょっとフォーキーなものはどうかなど、いろいろとアイディアを頂きました。
Wakanaさんのこれまでのアルバム曲を聞いていると、その声に透き通るものがあったり風が吹いてくるイメージがありました。
それでちょっとエスニックなエッセンスの入った、アンビエント系もいいなと思いました。
最終的には無国籍な音楽ではありますが、一青の歌詞もあいまりまだ見ぬ異国の景色が見えるような曲になりました。
わたしが普段書く曲のコード進行はまあまあ忙しい展開なんですが、今回は腰を据えてAメロは徹底的にワンコードで粘る、そしてサビではマイナー調に転調させました。
サビの入り口の歌はとても難しいんですが、さすがはWakanaさん、きっちりと歌ってくれました。
おっとりとした雰囲気のなかにある静かなロックを感じてもらえたら嬉しいです。

マシコタツロウ(「Rapa Nui」作曲)


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楽曲を提供する際、僕がいちばん大事にするのが、アーティストの声です。
Wakanaさんの声は透明で深く、光と影を同時に感じる複雑さがあって、その声でどんな物語が語られるのか、想像しながら創作しました。 
そして彼女が書きあげた詩は僕がイメージした世界観と不思議なほど重なり、唯一無二の作品となりました。 
不安の多いこの時代に、Wakanaさんの声が多くの人の心をそっと照らし出すことを願っています。

松本俊明(「そのさきへ」作曲)


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<Wakanaからのコメント>
「そのさきへ」の制作の日々は、常にこのアルバムに関わってくださった全ての皆さんの想いと共に在りました。
プロデューサーの武部聡志さんはじめ、作家の皆さんとアーティストの皆さんが描く世界と想いを、しっかりと受け止めたいと思い、それぞれの曲たちとじっくりと向き合ってきました。
曲が身体に染み込んでいくのを感じながら、込められた想いを紐解いていき、それを声に変えていくことへの喜びを、この制作の中で何度も感じました。
その反面、自分自身に対する悔しさや憤りを感じることも多く、苦しくて辛い時もありましたが、それも必要な時間だったのだなと今は思っています。
私が今この世界で何を感じていて、何を大切にしたくて、それを通して皆さんに何を伝えていきたいのか。
それらをこのアルバムに込めました。
悲しみや寂しさに押し潰されてしまいそうな時、ほんの少しでも、音楽で皆さんの心がふわっと解けるような瞬間がありますように。

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