門脇更紗
sarasa kadowaki

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2022.07.27

メジャーファーストアルバム『ファウンテンブルーに染まって』セルフライナーノーツ

1:「スコール」
夏らしくて、すごくフレッシュな感じの1曲。どんなスコールが降ってもまだまだ頑張りたい、ギリギリでも立っていたいんだという気持ちを歌っています。歌詞は、2018年に出したアルバム「雨の跡」に収録されている「Diamond」の主人公のその後を想像しながら書き始めました。こういう作り方は初めてだったので、ワクワクしながら完成させました。

2:「わすれものをしないように」 (テレビ東京ほか木ドラ24「ゆるキャン△2」エンディングテーマ)
“明日を見るんじゃなく、昨日を後悔するんじゃなく、今を大事にしようよ”という曲で、春っぽく、友情関係が見える感じの曲になっています。歌詞は、ライブ三昧だった高校時代のことも思い出しながら書きました。友達も先生も応援してくれていて、周りにすごく恵まれていたからこそ音楽を一生懸命音やってこれたんだなって思っています。

3:「私にして」
19歳の時に作って、発表のタイミングを考えていた曲。もともとの歌詞もあったけど究極に切なくしようと思い、wacciの橋口洋平さんにお願いしました。ひとつのドラマや映画のようなストーリーがあり、実らないけど諦めきれない恋をしている主人公の強がりがめちゃくちゃ切ない。大切にしていたメロディーだったので、ここで完成させることが出来てすごく嬉しいです。

4:「真夏のサイダー」
個人的に大好きな曲で、毎年夏になると「早く出したい!」と言っていた曲。サイダーってポップで爽快なイメージもあるけど、炭酸が弾けたり抜けていったりする感じには切なさもありますよね。歌詞でこだわったのは「しゅわしゅわ」ではなく「しゅ"あ"しゅわ」にしたところ。私の地元の最寄り駅が三ツ矢サイダー発祥の地なので、ぜひ何かで使っていただきたいです(笑)!

5:「scroll」
これまでも私の楽曲をアレンジしてくれている佐伯youthKさんと、初めてゼロから共作した曲。「曖昧な 感情はAh... いらないわ」の部分はリズムの取り方が難しかったけど、いろんなアイデアや感性に触れられるのはすごく楽しい。この曲はあまり歌詞を詰めないように、ちょっとゆったり聴ける感じに仕上がっているので、他の曲との差別化も出来たかなと思っています。

6:「ねぇバディ」
この曲と「わすれものをしないように」は、親友のことを考えたり、高校時代を思い出したりしながら書きました。「ねぇバディ」は出来てすぐに親友に渡したんですが、今まで聴いた曲の中で一番泣いたって言われて。すごく明るいんだけど、大切な人に渡す手紙のような曲でもあるのかなって思いました。ぜひ自分の大切な人を想像しながら聴いてみてください。

7:「きれいだ」 (TVアニメ『セスタス -The Roman Fighter-』EDテーマ)
シンガーソングライターになることが夢だった私に、中学を卒業するタイミングで友達が手紙をくれたんです。「頑張れ以上の言葉が見つかったら、最初に伝えるね。今はそれしか言えないけど、頑張って」って。その素敵な言葉がずっと忘れられなくて、アニメの主人公セスタスにもその言葉を伝えたいと思いながら歌詞を書き始めました。

8. 「わたしが好き」
仕事や学校帰りに聴いて欲しいなという思いを込めて作り上げました。今を生きている人の背中を"そのままでいいんだよ"と包みこみ、一人ひとりがかけがえのない存在なんだ、自己肯定感上げていこうと伝えられるものになればと思っていたんですが、この1年、自分を責めたり、考えすぎて落ち込む日も多かった私自身もこの曲にすごく救われた気がしました。

9:「トリハダ」
年齢を重ねると、周りの目を気にするようになったり、夢を追いかけることが恥ずかしくなったりすることがあると思うんです。デビュー曲「トリハダ」には、自分を信じて突き進もう、誰とも同じじゃない物語を作るんだという強い気持ちを込めました。アルバムの1曲目にという案も多かったけど「東京は」の前に持ってくることに意味があるんじゃないかということで、この並びにしました。

10:「東京は –Acoustic ver.-」
活動拠点を東京に移した2019年の夏に作った曲。東京は夢を追いかけている人の数も他の地方より圧倒的に多いから、傷付いたり落ち込んだりしても1人じゃないなって思えるんです。それは、地元では絶対に感じなかった気持ち。等身大の自分でその時の感情を言葉に出来たから、この曲が出来てスッキリしたし、自分自身も強くなれた気がしました。

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