PROFILE プロフィール

つのだたかし

ドイツのケルン音楽大学リュート科卒業。ルネサンス、バロック時代のリュート独奏、歌曲の伴奏、バロック時代のオペラや室内楽曲の通奏低音など、国内外でのコンサート、放送・レコーディングの分野で広く活動している。

自ら率いる古楽器バンド《タブラトゥーラ》は古楽にとどまらないユニークな音楽スタイルをもち、これまで日本各地津々浦々、カナダと国際交流基金の主催事業でエジプト、イタリア、オーストリア、インド、パキスタンなど世界各国で公演を行い、称賛を受けた。タブラトゥーラはこれまで国内で6枚のCDを発表しているが2000年2月ドイツのテルデックからCD「蟹」を発売。世界同時発売予定。
ソプラノ歌手・波多野睦美とのリュート歌曲のデュオは10年目を迎え、日本各地、ドイツ、イギリス公演など、積極的にコンサートを行っている。
歌曲のアンサンブル公演にも力を注ぎ、イタリアの17世紀初め頃の初期オペラ「オルフェーオの嘆き」（1995・96）や、スペインのルネサンス音楽をアレンジした「コロンブスの夢」（1998）など歌と語りを融合した歌芝居のプロデュース公演でも高い評価を受けている。ほかに宗教音楽を演奏する《アンサンブル・エクレジア》を主宰。

また古楽のインディーズレーベル「パルドン」をプロデュースし、これまでにソロアンソロジー「リュート」、リュートデュオの「悲しみよとどまれ」「サリー・ガーデン」「古歌」「オフィーリアの歌」（1999年10月発売）など多くの古楽CDをプロデュース。個人レーベルならではの装幀やプログラムにファンが多く、クラシックレコード専門誌『レコード芸術』で特選盤になるなど各方面から反響を得ている。