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本日の一枚鉱石ラジオ
2001年05月23日リリース
収録曲
- 01 Zincite Trance
- 02 鉱石ラジオ
- 03 Satellite Song
- 04 エウロパの氷
- 05 きれいな感情
- 06 How about u
- 07 赤い砂 白い花(marrakech mix)
- 08 Trance Transistor Table Radio
- 09 案内マウス
- 10 Welcome to Riskcaution Corporation
- 11 チェコの夢~Fall
1
前作「降るプラチナ」をすごく真面目に作ったので、遊びでミニアルバムを作ろう!とホガリくんが言い出しました。
「ラジオ」をテーマにしてアルバムを作るっていうアイデアは、当時ラジオ番組のパーソナリティーを、苦労しながら続けていた私にとって、ちょっとした救いにもなりました。
本当はJ-WAVEのナビゲーターさんたちのようにスラスラとお喋りできるようになりたかったのですが、、ぜんぜん上手にならなかったし、内容も、いつもあとから「あぁ、もっとこう言えばよかった」などと考えてしまうこともよくありました。 -
2
でもラジオが音楽になっていくのはとても楽しかったです。
ホガリくんは子供の頃、実際に鉱石ラジオを作っていたそうです。じぶんがいる狭い場所と未知の世界をつなぐ小さな機械。
身近にある材料を組み立てて空を飛び交う音を拾うなんて、とてもドラマチックなことに思えました。ラジオのダイヤルを回すときのノイズを使ったり、架空の番組を想像して音をつないでいったり、、。地球上だけでなく宇宙を飛び交う電波にも思いを馳せて作りました。
3
マスタリングは贅沢なことに、ニューヨークSTERLING SOUNDのTed Jensenさん。これ以来Red & Blue Planet まで、計5枚テッドさんにお願いしています。
この時はSTERLING SOUNDにtrickyがいました。ビョークのアルバムに参加していたことでtrickyというアーティストを知って、アルバムも買って好きで聴いていたので、私とホガリくんはひそかに大興奮でした。
コーディネーターのチェリーさんがそっとサインをお願いしてくださったらしく、テッドさんのお部屋に彼が自ら持って来てくれて、音を聞きながら両手を合わせて「very beautiful music」と言ってくれたことは、忘れられない思い出です。
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4
「鉱石ラジオ」ライブではリフレインする”引き出しに”とクロスする“いつも”をみなさんにコーラスしてもらえるので、楽しくて、つい一緒に歌ってとお願いしてしまいます、、!