ジョー横溝(ローリングストーン日本版シニアライター)

30周年おめでとうございます。
BUCK-TICKの音楽は僕の体内に「毒」として存在しています。
「毒」について、澁澤龍彦は、“ロマンティックな犯罪文学愛好家を強く惹きつける、奇妙に魔術的な、幻惑的な響きがある”と記していました。全くもって、僕にとってのBUCK-TICKの音楽そのものです。
毒にも薬にもならない音楽が溢れる中、孤高に美しく咲く「毒」の華、BUCK-TICK。決して「薬」になんてならず、これからも凛として「毒」であり続けてください。
あっ、櫻井さん、祝杯がてら呑みましょう。