藤巻亮太

藤巻亮太

13. JUST ONE MORE KISS

PROFILE

1980年生まれ。山梨県笛吹市出身。 2003年にレミオロメンの一員としてメジャーデビューし、「3月9日」「粉雪」など数々のヒット曲を世に送り出す。
2012年、レミオロメンが活動休止を発表、ソロ活動を開始する。同年、1stソロアルバム「オオカミ青年」を発表。以降も精力的にソロ活動を展開し、2016年、2ndアルバム「日日是好日」をリリースし、2017年には3rdアルバム「北極星」を発表。
2019年4月、レミオロメン時代の曲を、アコースティック中心のアレンジでセルフカバーしたアルバム「RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010」をリリースし、弾き語り全国ツアー“In the beginning”を開催。6月には「ウイスキーが、お好きでしょ」(サントリーウイスキー「角瓶」TV-CMソング)、8月には「僕らの街」(NEXCO中日本CMソング)、そして9月には、藤巻亮太が主催する野外音楽フェス「Mt.FUJIMAKI」のテーマソング「Summer Swing」を配信限定リリース。9月28日に2年目となる「Mt.FUJIMAKI 2019」を山中湖交流プラザきららにて開催、大盛況にて終了させた。
2020年1月11日、テレビ東京系「ウルトラマン クロニクル ZERO&GEED」主題歌として書き下ろした新曲「Heroes」を配信限定リリース。


MESSAGE

 私がはじめてBUCK-TICKを聴いたのは中学1年生の時で、一つ上の先輩に聴かせてもらったのがきっかけでした。年齢的にもまだ恋愛と呼べるような経験などろくにしたことのない当時の私は、楽曲の持っている「大人の色気」に魅了されました。その先輩との縁で地元・山梨で観たBUCK-TICKのライブが、私にとって人生で初めてのライブです。チケットを握りしめてドキドキしながら会場に向かったのを今でも忘れません。そのライブのあまりの迫力に、学生の私は言葉に表せないほど圧倒されました。
 今回、ファンの皆さまからとても愛されている「JUST ONE MORE KISS」をカバーさせて頂けたことは誠に光栄です。私が最も魅力的だと感じるのは、ギターのイントロでいきなり世界観を築き上げていることです。さらに、このフレーズとサビのメロディーとの親和性は印象的で、何度も何度もリピートして聴いていたのを思い出します。もちろん、この曲だけでなくアルバム『TABOO』は中学生の頃に何回も聴いた思い出の一枚です。
 私なりにアレンジをさせて頂きながら感じたことは、コード進行がメロディーの魅力を最大限に引き出しているということで、特にサビのコード進行はメロディーとの親和性により、中毒性が増し、繰り返し聴きたくなります。今回のアレンジは私自身が、バンドからソロになり、アコースティックアレンジで楽曲を演奏する機会が増えたこともあって、静かなところから、激しくアグレッシブになっていく構造を展開しました。そして、ヴァイオリンの音色も曲の世界観をより際立たせてくれていると思います。是非楽しんでください。
 BUCK-TICKの持つ、グラムロックの要素と日本人の琴線に触れるような歌謡の要素が融合した、ポップで妖艶な世界観が大好きです。その代表曲である「JUST ONE MORE KISS」をカバーさせて頂けたことは私にとって新たな表現の挑戦になり、私自身がこれまでに培ってきた音楽観を改めて耕すような素敵な経験になりました。本来この楽曲がもつ魅力に改めて触れて頂きながら、藤巻亮太のこのアレンジも気に入って頂ければ幸いです。

藤巻亮太

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