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特集

注目アーティスト: 竹内電気 リアル・カルチャーを解体&再構築。
さらに竹内電気流“ポップ”を突き詰めた2ndアルバム『SHY!!』、堂々完成!!

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INTERVIEW インタビュー

愛知県在住、超どポップな楽曲にエモからフュージョンまで繰り広げられるバンドサウンド、そして色々な意味で激情型のステージングで、インディー時代から話題騒然の竹内電気。
09年第一弾、高らかに「内気です!!」と宣言しながらもリスナーの心にガンガンコミットしていく2ndアルバム『SHY!!』を3月11日にリリース!
彼らの真意に迫るインタビューをお届けします!!

竹内電気 コメント

――ニューアルバム「SHY!!」のことを中心に、“竹内電気とはどんなバンドか?”について聞いていきたいと思います。 まずはこのアルバム、竹内電気の考えるポップがさらに強く表現されてますよね。
全員「ありがとうございます!」
斉藤伸也(G/Vo)「ポップでありたい、っていうのはすごくありますからね」
――皆さんが考えるポップっていうのは……。
山下桂史(Vo/Syn)「こうすれば売れる、っていうのを分析することに関しては不精なんですけどね」
竹内サティフォ(Vo/G)「やりたいことをやる、っていうのが大事なんですよね」
山下「そう。それに今後はどうなるかわからないし。もし、いま僕たちがやってることがスタンダードになって、似たようなバンドがたくさん出てきたら、きっと違うことをやると思うんです。まあ、崇拝されるタイプではないから大丈夫だと思うけど(笑)」
斉藤「わかってほしい、っていう気持ちはありますけどね。メインストリームに行きたい(笑)」
加藤広基(B)「SMAPさんみたいに」
苅谷達也(Dr)「メンバー全員、好きですからね」
――ギターポップ、メロコアからフュージョンまで、いろんな要素が混ざってるのも特徴ですよね。今回のアルバムでいうと、「graffiti」みたいな80'sテイストの曲が印象的でした。
斉藤「はい、仕掛けました。それは山下の曲なんですけど、斉藤、竹内に加えて、今回からは山下も曲を持ってくるようになって。そのおかげで幅も広がったし、新しい風が吹いたと思いますね」
山下「『graffiti』について言えば、80年代、90年代のアニソンばっかり聴いてた時期があって、その影響もあるんですよね」
斉藤「幼稚園とか小学校低学年の頃、再放送で見てたアニメの世界観がヒシヒシと伝わってきて」
――子供の頃の影響を楽曲に持ち込むって、すごいっすね。
斉藤「人格形成されてますからね、その頃見てたものに。“キン肉マン”で熱くなれないとダメだろう、とか。あと、斉藤・竹内の共通言語としては“稲中”(『稲中卓球部』)っていうのもあって」
竹内「いま読んでもおもしろいですからねえ」
――それが日本のリアル・カルチャーですよね。
斉藤「そう思いますよ。それを解体、再構築してるところはあるかもしれない」
――そういえば皆さん、ラルクやLUNA SEAも好きなんですよね?
加藤「俺らの世代だったら、だいたい通ってるんじゃないですか」
苅谷「同世代のバンドと話してても、その話題で盛り上がることが多いし」
山下「あと、WANDSとかね」
――洋楽は?
山下「聴いてないことはないですけど、割合でいうと邦楽が8で洋楽が2くらいかも」
竹内「むしろ最近、意識して聴くようにしてるかも」
斉藤「でも、グッとくるのがリック・アストリーだったりするんですよね」
竹内「カルチャークラブとか」
――めちゃくちゃ80年代じゃないですか。最先端の音楽には興味ない?
斉藤「そんなことはないですけどね。確かに(80’sのポップスは)いまのメインストリームではないですけど、1周したおもしろさがあると思うんですよ。他のバンドと同じようなことをやってもしょうがないし、色んな音楽を取り入れていきたいし。それがバンドの個性にもつながると思うんですよね」
――あくまでも竹内電気としての“ポップ”を追求する、と。
斉藤「まあ、好きなようにやらせてもらってますよ。詞・曲に関しては、誰にも何も言われないですからね。その環境はありがたいなって思います」
――先行シングルの「milk tea」もそうですが、女の子をテーマにした曲が多いじゃないですか。それも意図的?
斉藤「意図的というか、女の子に対する(男の子の)気持ちって、一番ポップなものだと思うんです」
――人の感情の中で?
斉藤「そうそう。まあ、そうじゃない人もいるかもしれないし(笑)、恋愛に限らず“人 対 人”っていうことだと思うんだけど、それが一番グッとくるんじゃないかなって。ポップスってそういうものじゃないですか、昔から」
――確かに。しかも竹内電気の歌って、ものすごくリアルなんですよね。「君をいつまでも/見つめていたい/そんなの言えるはずない」(「cool」)とか、「きみのそばでただ目を閉じて/眠りたいだけ なんて 言えないよ」(「semisuite」)とか、結局まだ何も始まってない。普通はそうですよね。ドラマティックな恋愛なんて。
竹内「高校くらいまではあったような気もしますけどね、ドラマが。七夕祭りに女の子と行くだけで、すごい話題になっちゃったり」
山下「そうだよねえ。でも、今となっては……」
斉藤「起こらないよね、何も(笑)。もし何かあっても、メンバーに話すか?」
山下「しかも、昔のことを思い出しながら、歌詞とか曲なんて書けないし」
――あ、そうですか?
斉藤「思い出すことはあっても、それを歌詞にしようと思わないですね。だって、大げさに“ホレたハレた”って書いても、歌うのはメインボーカルのこの人(山下)ですから」
山下「歌えないっすねえ(笑)。自分で歌詞を書いた時も、歌って恥ずかしくないかどうか確認するし」
斉藤「どうしても嘘くさくなっちゃうからね。それに淡々とした歌詞の方が深読みできると思うんです。聴いてる人が色々と想像を膨らませて、そこではじめて曲が完結する。そういうものが好きなんですよ。だいたい、タイトルが「SHY!!」ですから。オブラートに包んで包んで……」
――でも、アルバムのタイトルで“内気です!!”って言っちゃうのもおもしろいですよね。
斉藤「“内気です!!”って高らかに宣言することで生まれてくるパワーってあると思うんです。開き直りのパワーというか」
山下「自分たちはこうです、って初めてに言っておいて、“あとは何とかしてください”ってことですよね」
斉藤「そっちが良ければ、仲良くなりましょうよっていう(笑)」
――基本的には内気でウジウジしてるんだけど、どこかのタイミングで開き直っちゃう。そういうところも含めて、男子っぽい気分にあふれたアルバムだなって思います。1曲目のタイトルも「boys be」だし。“I wanna be your friend!!!!!”っていう。
斉藤「“これから始まる”っていう感じですよね。歌詞のテーマは曲ごとに違うんだけど、これはバンドの決意表明でもありますね。現状を打破して、前向きに行こうぜっていう気持ちが反映されてる」
――それはメンバー全員が共有してる気分なんですか?
斉藤「はい。変革の時期だと思ってるので」
竹内「最近、メンバーで話し合うことが増えてるんですよ。バンドの方向性だったり、これからの目標だったり。かなりくだらないことも含まれてるんですけど(笑)、そこまで細かく話すことって、今まではなかったので」
斉藤「音楽に向かい合う時間が増えてますからね。今までが適当だったわけじゃないけど、さらに真剣さは増してると思います」
――さっきの「メインストリームに行きたい」っていうコメントもそうだけど、さらに高いステージに行くんだという決意がみなぎってる。そのあたりどうですか、苅谷さん。
苅谷「え、あの、そうですね……でも、ポップなものって、誰でも楽しめると思うんですよ。だから、がんばっていきたいです」
斉藤「よく言った!」

(取材・文/森 朋之)

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PROFILE プロフィール

アー写

竹内電気

[PHOTO L→R]
苅谷達也(カリヤタツヤ)Dr,Perc
竹内サティフォ(タケウチサティフォ)Gt,Cho,Leader
山下桂史(ヤマシタケイシ)Vo,Syn
斉藤伸也(サイトウシンヤ)Gt,Vo
加藤広基(カトウコウキ)Ba

竹内電気。愛知県在住の5人組ポップバンド。
2008年3月にリリースしたファーストフルアルバム「OK!!」から、ちょうど1年。
その間、昨年6月にラストラムから名古屋御三家スプリット「僕は24時間電気屋さんに行く」をリリース、続いて8月にはシングル「milk tea/sexy sexy」(※)をリリース、さらにライブでは、初の夏フェス出演となるROCK IN JAPAN FES. 2008のWING TENTにて午前1発目から入場規制でフェスユーザーの注目を集め、続く年末のCOUNT DOWN JAPAN 08/09でもMOON STAGEを狂喜乱舞の渦にし、これまた大盛況のなか終了。

まさに電光石火の快進撃だ!(電気だけに)
そんな快進撃を続ける中完成させた、ニューアルバム。その名も「SHY!!」。よくないわけがない、竹内電気の更なる魅力がぎっしり詰まったセカンドフルアルバム。
どんなアルバムなのか、とにもかくにも聴いてみて欲しい!
ちなみに彼らの平均年齢は24才。・・・って、それもすごすぎる、竹内電気!

(※)先行シングル「milk tea/sexy sexy」は、超ド級ポップバンドと評される彼らの真骨頂をまざまざと感じさせられ、さらにジャケットのブックレットが、丸ごと書き下ろしマンガという、前代未聞の話題でスマッシュヒットとなった。

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RELEASE INFORMATION リリース情報

SHY!!

2009.03.11

アルバム / VICB-60040

¥2,100(税込)/¥2,000(税抜)

BabeStar

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「boys be」ビデオクリップ

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