PRESS RELEASE

プレスリリース

2014年2月5日

ビクターエンタテインメントはビクタースタジオを運営主体に
ハイレゾ音楽をカジュアルに楽しんでもらう、をコンセプトとする
高音質(ハイレゾ)専門の配信サイト<VICTOR STUDIO HD-Music.>を設立
2014年2月6日より配信サービスを開始
〜キングレコード、テイチクエンタテインメント、日本コロムビアの3社も参加決定〜

ビクターエンタテインメント株式会社(以下、「ビクター」/本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:斉藤正明)は、ビクタースタジオを運営主体にした高音質なハイレゾリューション(以下、「ハイレゾ」)音源に特化したハイレゾ音楽専門の配信サイト<VICTOR STUDIO HD-Music.>(以下、「HD-Music」)を設立し、2月6日より配信サービスを開始します。

http://hd-music.info/

ビクタースタジオでは、音質にこだわる国内初のスタジオ運営レーベル【VICTOR STUDIO HD-Sound.】を2012年9月より立ち上げ、自社が保有する豊富なカタログより高音質での提供に適すると判断するタイトルを厳選し、[24bit/96kHz〜192kHz]というCDよりも遥かに情報量が多い高音質なハイレゾ配信を展開しております(*1)(*2)。
この度、設立しますHD-Musicのコンセプトは「カジュアルに、手軽にハイレゾ音楽を楽しんでもらう」こととして、従来のオーディオファンは勿論、ライトな音楽ファンをターゲットにしています。ビクタースタジオを音楽ファンに身近な存在として感じてもらい、音楽制作の最先端現場であるスタジオならではの音質へのこだわりとノウハウを最大限に活かした運営を図っていきます。

HD-Musicの特徴は次の3点です。

■カジュアルなユーザーがメインターゲット
従来のハイエンドなオーディオファンは勿論、気軽に音楽を楽しんでいるライトな音楽ファンの方々への訴求を推進します。具体的にはビクタースタジオ内の実際のレコーディングスタジオで、一般のハイレゾサウンドの未体験者を対象に「ハイレゾ体感イベント」(*3)を定期開催し、普段は聴くことができないスタジオのラージスピーカーを駆使しての試聴会を実施していきます。

■カジュアルな楽曲やタイトルの提供
HD-Musicでは、従来のハイレゾ配信で主流になっていたジャズやクラシックはもとより、ポップス系のタイトルの充実を図ります。その足掛りとして、ビクタースタジオがもつ独自技術「K2HDプロセッシング」(*4)を駆使して、1970年代後半から2000年にかけての豊富なポップス系カタログのコンパクトなCDマスター音源からのハイレゾ化を可能にします。

■カジュアルな検索、手続きを可能に
HD-Musicでは楽曲検索や購入・ダウンロードに際しても手軽さも重要視して、サイト全体を複雑にせず、基本的に簡易・簡便な構成とし、クリック数の最少化を目指しています。さらにユーザーのニーズに沿ったタイトルの充実を図るため、取扱い作品のリクエストが反映できる「購入希望」ボタンを設置します。

さらにHD-Musicではビクターの自社音源のみならず、業界内のメーカー各社の垣根なく幅広く受託させて頂く方針を立て、サービス開始時点では、キングレコード株式会社、株式会社テイチクエンタテインメント、日本コロムビア株式会社、の3社(五十音順)が配信音源の提供について参加が決定しております。今後も他のメーカー各社に対しても積極的に参加を呼びかけてまいります。

ビクターは、HD-Musicを訴求させながら音楽の楽しみ方や聴くスタイルが多様化している現代において、世の中に広く普及している圧縮音楽文化から音楽の魅力が増大するハイレゾ音楽文化へまでの選択肢を押し拡げ、パッケージと同様に高音質による音楽の感動を広げるべく、ネットワークオーディオ市場のさらなる活性化を図ってまいります。

*1
【ハイレゾ配信について】
高解像度(High Resolution:24bit/44.1kHz〜192kHz,DSD等)デジタル音源の配信。それは通常CD規格(16bit/44.1kHz)を超える情報量をもち、音のきめ細かさ、臨場感、立体感などオリジナルマスター音源が持つ音の魅力を最大限の形で配信で提供するものです。

*2
【VICTOR STUDIO HD-Sound.】配信概要
●既発のタイトル数:72タイトル
●<第6弾>配信開始日:2014年2月6日(木)102時予定
●配信作品:10作品
●配信フォーマット:
24bit/96kHz or 24bit/192kHz FLACフォーマット/WAVフォーマット
1bit/2.8MHz  DSDフォーマット
*WAVとは・・音声データを記録するための非圧縮フォーマット。リニアPCMデータを保存するために使用される。
*FLACとは・・(Free Lossless Audio Codec) 音声ファイルを圧縮する方式の1つ。
可逆圧縮フォーマットのため、音質の劣化が無い。FLACはオープンソースのフォーマットで、サンプリング周波数は最大192kHz、ビット数は最大24bit。
*DSDとは・・(Direct Stream Digital) サンプリング周波数をCDの64倍の細かさ(2.8224MHz)、10bitのデジタル信号として記録する事により、非常にアナログ波形に近い音で記録再生出来るデジタル記録再生システム。
●価格:アルバム 2,800円(税込)/単曲 400円(税込)
●作品紹介:

エマーソン・レイク&パーマ
(DVDオーディオ音源)
ELP
<内容> K2HDプロセッシング:---
フォーマット:48/24
楽曲数:12
価格:2,800
単曲:400
タルカス(DVDオーディオ音源)
ELP
<内容> K2HDプロセッシング:---
フォーマット:48/24
楽曲数:10
価格:2,800
単曲:400
マンハッタン・イン・ブルー
MALTA
<内容> K2HDプロセッシング:---
フォーマット:96/24
楽曲数:9
価格:2,800
単曲:400
モダン・ジュズ
ポンタ・BOX
<内容> K2HDプロセッシング:---
フォーマット:96/24
楽曲数:8
価格:2,800
単曲:400
<COLEZO!>ビリー・ヴォーン楽団
ビリー・ヴォーン楽団
<内容> K2HDプロセッシング:●
フォーマット:96/24
楽曲数:10
価格:2,800
単曲:400
イン・ザ・ムード/
グレン・ミラー・オーケストラ
グレン・ミラー・オーケストラ
<内容> K2HDプロセッシング:●
フォーマット:96/24
楽曲数:23
価格:2,800
単曲:400
熱帯JAZZ楽団 XV~The CoversⅡ~
熱帯JAZZ楽団
<内容> K2HDプロセッシング:●
フォーマット:96/24
楽曲数:13
価格:2,800
単曲:400
南風
夏川 りみ
<内容> K2HDプロセッシング:●
フォーマット:96/24
楽曲数:7
価格:2,800
単曲:400
Where to go my Love?
(初回限定盤)
KOKIA
<内容> K2HDプロセッシング:●
フォーマット:96/24
楽曲数:10
価格:2,800
単曲:400
<COLEZO!>スペクトラム伝説
スペクトラム
<内容> K2HDプロセッシング:---
フォーマット:96/24
楽曲数:15
価格:2,800
単曲:400

*ELPの音源は「ハイレゾ・ミックス・マスター」により、DVDオーディオに収録していた48kHz/24bitLPCM音源をそのまま使用しています。配信としては世界初音源となります。

*3
【ハイレゾ体感イベント】
第10回「ハイレゾ体感 in VICTOR STUDIO」
・日時:2014年3月8日(土)11:00〜12:00(予定)
・場所:ビクタースタジオ(東京都渋谷区神宮前2−210−10)
・応募方法:メールにて応募(定員制/先着順)
・応募要項等の掲示場所:HD-Musicのサイト内

*4
【K2HDプロセッシング】
ビクタースタジオは、「原音探究」の理念のもと、JVCケンウッドとの共同開発によるデジタル音源の高音質化に長期にわたり取組み、独自技術「K2テクノロジー」を進化させた【K2HDプロセッシング】を開発。これはCDフォーマットレベルのコンパクトなマスター音源からでもハイレゾ音源の制作を可能にする技術で、CDフォーマットではカットされた20kHz以上の高域情報を最大100kHzまで、本来あるべき姿まで復元化するものです。この【K2HDプロセッシング】により、様々なジャンルの音源を、下位フォーマット[44.1kHz・16bit]から上位フォーマット[192kHz・24bit]へ高品位にアップコンバートすることを実現化させ、あらゆるフォーマットに対応したハイレゾ配信の音質上の制約に縛られない編成を可能としました。


以上

以上