PRESS RELEASE

プレスリリース

2016年3月17日

ビクタースタジオが商品化プロデュース
プロフェッショナル・クオリティを制作現場と音楽ファンに向けて
ハイレゾ対応スタジオモニターヘッドホン「HA-MX100-Z」を発売
当社ハイレゾ音源配信サイト「VICTOR STUDIO HD-Music.」で3月17日より販売開始

株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:斉藤正明)は、当社が運営するビクタースタジオがプロデュースし、株式会社JVCケンウッド(以下、JVCケンウッド)の音響技術を用いハイレゾ音源に対応したプロユースのスタジオモニターヘッドホンを本日3月17日より発売します。当社のハイレゾ音源配信サイト「VICTOR STUDIO HD-Music.」で販売するとともに、ビクタースタジオにも導入して楽曲制作の最先端で活用していきます。

品名
スタジオモニターヘッドホン
型名
HA-MX100-Z
希望小売価格(税抜き)
¥22,963
発売時期
3月17日

【企画意図】

ビクタースタジオとJVCケンウッドはこれまでも、主にJVCブランドのウッドコーンオーディオシステムの音づくりにおいて、マスタークオリティを目指して共同チューニングを行ってきた長年の実績があります。共同開発したスタジオモニターヘッドホン「HA-MX10-B」(2011年2月発売)は、独自の音響テクノロジーとスタジオエンジニアのチューニングにより、原音再生能力と高い耐久性を両立したプロフェッショナル・ヘッドホンとして、これまで多くの音楽制作現場と音楽ファンに支持されてきました。

このたび発売するスタジオモニターヘッドホン「HA-MX100-Z」は、前モデルの基本性能を継承しつつ、ハイレゾ音源への対応を実現しました。「原音(マスター)に忠実に音楽を提供する」という理念をさらに追求しつつ、ハイレゾスペックのチューニングをこれまで以上に高品位で実現するため、ハイレゾ音源の配信にも携わるビクタースタジオが開発指揮をとり、商品化をプロデュースしました。JVCケンウッドの音響テクノロジーである新開発の“デュアル・クリアバスポート構造”などを採用し、ビクタースタジオのエンジニアが徹底的にチューニングを実施。「原音」に限りなく近いハイレゾ音源を忠実に再現する解像感と、自然で繊細な音場表現を可能にしました。

国内最高峰クラスの設備と技術を誇り、音楽制作現場の最先端にあるビクタースタジオが、数々のアーティストとの楽曲制作を手掛けてきたスタジオエンジニアのノウハウとクリエイティビティを結集させたスタジオモニターヘッドホンです。

「HA-MX100-Z」

【主な特長】

■新開発の“デュアル・クリアバスポート構造”を搭載し、低音再生力を強化

従来モデル「HA-MX10-B」で採用した“クリアバスポート構造”をさらに進化させた、新開発の“デュアル・クリアバスポート構造”を搭載。振動板の前室側と後室側の両方の背圧を最適化し、振動板を入力信号により忠実に動かすことで、低音再生力の強化に加え、高い解像度を持つハイレゾ音源を忠実に再現でき、歪みが少なく自然で繊細な音場表現を可能にしました。

〜低音音圧特性の比較 (イメージ)〜

■高い再現性を実現する、進化した“モニタードライバーユニット”を搭載

スタジオでのモニタリングに必要とされる高い分解能や、楽器やボーカルの質感などの豊かな表現力で定評があった従来モデルに搭載の“モニタードライバーユニット”に、新たに日本製高純度CCAWボイスコイルや熱処理を施した低歪磁気回路を採用。さらに、スタジオエンジニアによる実聴評価を繰り返して、豊富な情報量を持つハイレゾ音源においても、高い再現性を実現しました。

<モニタードライバユニット>

■“サウンド・ディフューザー”の最適化により、解像感の向上と音場の自然な広がりを実現

従来モデルで採用したJVCケンウッドの独自技術 “サウンド・ディフューザー”の中心孔径を最適化して搭載。より高域再生周波数を拡大し、大幅な解像感の向上と音場の自然な広がりを実現しました。
*周波数特性:「HA-MX10-B」(10Hz-28,000Hz) から「HA-MX100-Z」 (10Hz-40,000Hz)に拡大。

<サウンド・ディフューザー>

■プラグからドライバーユニットまでは4芯配線を採用し、より臨場感あるサウンド再生を実現
■ステレオミニプラグに高音質化を実現するAmphenol社製の直径3.5mmプラグを採用
■ビクタースタジオ仕様によるエージングを実施し、導入後すぐに安定したモニターが可能

【販売窓口】
<HD-Music.オンラインストア> 
(ハイレゾ音源配信サイト
「VICTOR STUDIO HD-Music.」内)
http://store.hd-music.info/

【ビクタースタジオ】

ビクタースタジオ(東京都渋谷区神宮前)は、日本オーディオ協会等が主催する「日本プロ音楽録音賞」を21年連続で受賞するなど、国内外より高い評価を得ており、当社だけでなく業界各社から広く愛用されるスタジオとして長い歴史を持ちます。近年は圧縮デジタル音源の高音質化技術「K2テクノロジー※1 」の開発と、その多角的な事業展開のほか、ハイレゾ音源※2 専門の配信サイト「VICTOR STUDIO HD-Music.※3 」の運営などを通して、広く音楽ファンに高音質な音源の提供とハイクオリティな再生環境の実現を目指してきました。

※1:「K2テクノロジー」 
http://www.jvcmusic.co.jp/k2technology/
JVCケンウッドとビクタースタジオが1987年より共同開発した独自技術。“原音探究”の理念のもと、圧縮デジタル音源の高音質化を図る技術の総称。
※2:ハイレゾ音源について 
http://hd-music.info/html.cgi/support_03.html
高解像度(High Resolution:24bit/44.1kHz〜192kHz,DSD等)デジタル音源の総称。通常CD規格(16bit/44.1kHz)を超える情報量をもち、音のきめ細かさ、臨場感、立体感などオリジナルマスター音源が持つ音の魅力を再現しています。
※3:「VICTOR STUDIO HD-Music.」 
http://hd-music.info
ビクタースタジオが2014年2月からサービスを開始したインしたハイレゾ音源専門の配信サイト。スタジオ運営ならではのハイクオリティな音源提供とライトユーザーに優しいインターフェイスが特長。

【「HA-MX100-Z」の主な仕様】

型名
HA-MX100-Z
型式
ダイナミック型
出力音圧レベル
107dB/1mW
再生周波数帯域
10-40,000Hz
インピーダンス
56Ω
最大許容入力
1,500mW [IEC(国際電気標準会議)規格]
コード
2.5m OFC
入力プラグ
直径3.5mmステレオミニプラグ
質量(コード含まず)
265g (コード含まず)

●商標について
・「K2/TECHNOLOGY」(ロゴ)は株式会社JVCケンウッドの商標または登録商標です。
・その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。


以上

以上