INTERVIEW
An exclusive interview with Rob Halford
■もし差し支えなければ、JUDAS PRIESTの再発盤に収められる未発表曲について話していただけますか?

ロブ:私が知っているのは、"Prisoner Of Your Eyes"と"Red, White & Blue"の2曲についてだけなんだ。"Red, White & Blue"はアンセム・ソングで、ちょっと"Defenders Of The Faith"に似た感じもあるし、また"United"や"Take On The World"にも似た感じだから、非常に力強いアンセムで、一緒に歌える曲で、スロー・ビートで堂々とした曲だよ。

■「BRITISH STEEL」用に書かれた曲だったのでしょうか?なぜオリジナル・アルバムに収録されなかったのですか?

ロブ:どのバンドもそうだけれど、アルバムに収録される以上の曲をレコーディングして、最後に最も力強いと感じられる曲を選ぶことになるのが普通だ。後から考えたら素晴らしい曲でも、その時にはそれほどパワフルに感じられないという曲も多い。しかし後になって、やはりリリースされるべき魅力を持っていると思える曲があるんだ。"Red, White & Blue"もやはりそうだったんだと思う。素晴らしい曲だよ。

■「POINT OF ENTRY」に収録される"Thunder Road"は?

ロブ:何という曲だって?

■"Thunder Road"です。覚えていますか?

ロブ:"Thunder Road"か...うん...ああ、何となくだけど思い出したよ...正確には思い出せないけど。だからまた聴けると思うとエキサイトするよ。とにかくたくさんの曲をレコーディングしたから、すべてを記憶しておくのは無理なんだ。

■"Prisoner Of Your Eyes"は、ジョン・バクスターは83年のデモだと教えてくれたのですが、日本のSONYには85年に書かれた曲、という情報が入ってきたそうです。一体どちらが正しいのでしょうか?

ロブ:私も混乱してしまうよ。私が記憶している限り、「TURBO」の曲作りの時に出来たはずなんだ。私が持っているデモ・ヴァージョンは、フェニックスのパラダイス・ヴァリーにある『シュウタン・スタジオ』で録ったものだからね。

■「DEFENDERS OF THE FAITH」に収録される"Turn On Your Light"という曲に関しては何か覚えていますか?

ロブ:それもメタルの神話に埋もれてしまった曲だよ。はっきりと思い出せないからね。何年も経ってまた聞けるのは、私にとって、すごくエキサイティングなことだよ。

■今のところ、ボーナス・トラックに関してアナウンスされているのは以上の4曲です。

ロブ:つまり、"Red, White & Blue""Turn On Your Light""Thunder Road""Prisoner Of Your Eyes"の4曲が入るんだね。うん、クールだ。

■他にもJUDAS PRIESTのデモや未発表曲というのは存在するのでしょうか?

ロブ:ああ、もちろんだよ。

■"Heart Of A Lion"のJUDAS PRIESTのデモというのは存在するのでしょうか。

ロブ:あるはずだよ。"Heart Of A Lion"のデモ・トラックの1つは私が持っているし、多分、JUDAS PRIESTがレコーディングし直して、ヴォーカルはそのまま使っているというのもあるはずだよ。しかし、それは彼らに質問するべきだろうね。私は彼らがやっていることについてコメントする立場にはないから。ヴォーカル・トラックは私が持っているとは言っても、私は関わってはいないんだから。

■今回JUDAS PRIESTのデモのなかから"Heart Of A Lion"と"Prisoner Of Your Eyes"を取り上げた理由というのはあるのでしょうか?

ロブ:それはさっきも言ったように、とても良い曲だと感じたからだよ。全くの偶然なんだ。「LIVE INSURRECTION」のファイナル・ミックスを済ませて1ヶ月程経った頃、PRIESTがボックス・セットをリリースするという情報を受け取ったんだけれど、それらの曲がほぼ同じ時期にリリースされるのは、全くの偶然だよ。

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