ニューアルバム「green diary」リリースに寄せて

「歌が好き」
この気持ちひとつで走ってきました。それだけではやっていけないのではないかと迷ったり、壁にぶつかったりしながらも、何とか走ってきました。

これまでの道のりはすべて間違いじゃなかったんだと信じさせてくれる、そんなアルバムが完成しました。関わってくださった全ての皆様に感謝しています。

デビューしてから今までの全ての出来事が、このアルバムを形づくっています。
わたしの声で綴った緑の日記、あなたの心にそっと届きますように。

中島愛

前作「夏の記憶」リリースタイミングのトーク番組の際、僕は偉そうにも、上記の楽曲の歌いにくさをキャプテン翼の岬くんの、全力で走らないとキャッチできないパスになぞらえました。

今作はよりいっそう厳しい、というか蹴った自分でさえ若干不安になるようなパスだったのですが、中島さんは涼しい顔で、まるでなんてことない平凡なパスだったかのように、こちらが錯覚してしまう程、鮮やかに受け取ってくれました。

それどころかレコーディングの際、中島さんご自身が聴くヘッドフォンバランスの細やかで入念な調整の様子は、バックトラックの上でどう歌を表現するか? についてのとても繊細かつ鋭い視点に溢れ、脱帽(実際には被っていたキャップは脱ぎませんでしたが)してしまいました。

そして気付きました。
僕は自分が中島さんを走らせていたつもりが、中島さんにパスを蹴らされていたのだと。

この曲がたくさんの人の心のゴールネットを揺らすことを願って止みません。

三浦康嗣 
(「Over & Over」作詞・作曲・編曲)

楽曲を書くにあたり、まず最初に中島さん本人とミーティングが出来たことが印象深いです。
そして中島さん自身が、自らの立ち位置や方向性を真摯に考えていて、 それを彼女の言葉で直にお話していただけたことで強く胸を打たれました。

伝えたいメッセージやテーマが明確かつ凛としていました。
制作している間は濃密で楽しいのに心は落ち着いていて、 適当な表現かわかりませんが、丁寧な時間を過ごすことができました。

ありがとうございます!

尾崎雄貴 
(「GREEN DIARY」作詞・作曲・編曲)

このたびはオリジナルアルバム『green diary』の発売おめでとうございます!
「メロンソーダ・フロート」の詞を書いた作詞家の児玉雨子です。
昨年発売のキャラクターソングアルバム『FULL OF LOVE!!』収録曲「恋のジングル」の詞を書かせてもらったあと、今回のアルバム制作発表がされました。
当時もうすでに制作が進んでいると思っていたため、いちファンとして「やった~!!どんな盤だろう~!!」と喜んでおりました。
そしたら今回も声をかけてもらい「ギャ~!?どんな歌詞にしよう~!?」と大喜び、同時に、大焦りしておりました。
RECも少しだけ同席させてもらいましたが、まめぐ様が歌詞を幾重にも解釈された上で、歌い方だけではなくマイク選びの時点からこだわられているのに感動していました。大好きなひとに、書いたものをこんなに大切にしてもらえるなんて…!!
といっても自己満足で終わらないように、いつも以上に振り絞るように詞を書いております。ぜひ、この曲のような青春真っ只なかの方、かつてそんな思いをした方、していない方にも聴いてもらえますように!

児玉雨子 
(「メロンソーダ・フロート」作詞)

発売おめでとうございます!最初にお話をいただいた時、うれしさや驚きと同時に、“中島愛×Soulife”のコラボ画が正直すぐに結びつかなかったのですが、、、直接お会いして話をする中で音楽的なルーツや、メロディー、言葉、アレンジに至るまで音楽への強いこだわりに”共通点=共感”を見出すことができ、一気にイメージを膨らませて書き上げることが出来ました。(そう言うと聞こえはいいですが、たくさん修正もしました!笑)
繊細な歌詞と、心理描写までしっかりと読み込んだボーカル表現、参加ミュージシャンの方々の躍動感ある演奏のおかげで、切なくて、力強さもたたえた、エヴァグリーンな楽曲に仕上がりました。コロナ渦で大変な時期でしたが、生レコーディングの楽しさ、大切さを、改めて噛み締めた素敵な現場でした!この春のプレイリストに是非加えてください!

Soulife 河田総一郎・佐々木望 
(「メロンソーダ・フロート」作曲・編曲)

アルバム完成おめでとうございます。
以前、編曲で参加してから、是非コンポーザーとしても携わることができたらと願っていたので、とても光栄です。
REC現場では会話の機会が多くなかったので、またゆっくりお話できると幸いです。
( ^∀^)

清竜人 
(「ハイブリッド♡スターチス」 作詞・作曲・編曲)

久々にお会いする打ち合わせの場、
グリーンのお召し物で来てくださったのを今でも憶えています。
社会的な距離感に配慮しつつも緩めの穏やかな無駄話のなかで、ちゃんと的確なキーワードをいただいたことも。
押しつけがましくもなく、でもしっかりイメージを伝えようとする姿勢と言葉選び、見習いたいものです。
「ああなるほど。そのモード、わかるなー」と納得する中で浮き彫りになる全体像。
ボクなりの想像図のなかに佇んだ愛さんの姿として「楽器やってみませんか?」と提案しました。
その楽器のイメージカラーもグリーンだったというのもあるのですが。
のちのち「忙しいなかで無茶ぶりして悪かったなあ」と少し後悔しましたが、結果は素晴らしかったです。
楽器への適応力も抜群でした。
歌がうまい人って、やっぱり楽器でもちゃんと歌としての意識ができるんですね。
さらり、すんなり。
打ち合わせの場では「いや簡単です!心配しないで」なんて言いくるめようとしたけど
実際、決してコントロールしやすい楽器ではないんですよね。
レコーディング当日、放っておくとどんどんうまくなってしまうので「いや、もうこのテイクで充分です」と止めました。
少し初々しい感じを残せたかなと思っています。
ちょっと照れながら楽器を持って歌う姿。ライブでまた見たいです。
よろしくお願いいたします。

宮川弾 
(「粒マスタードのマーチ」 作詞・作曲・編曲)

中島愛ちゃん、「green diary」の完成おめでとうございます!!
打ち合わせで初めてお目にかかった際の、愛ちゃんの真っ直ぐな眼差しが印象的でした。
“女性のありとあらゆる苛立ちを、可愛く歌いたい”という要望を軸に、芯のある女性像はブラさないよう心がけて作詞いたしました。凜と歌って下さって、初めて歌詞が完成したように思います。ありがとうございます。

Summer Valentine 
(「窓際のジェラシー」 作詞)

中島さんとはじめてお会いしたのは2年前のドイツ、デュッセルドルフでのフェスでした。
きっと多忙なスケジュールの中、現地お客さんとのコミュニケーションのみならず開催スタッフのみによるクローズドパーティでも笑顔を絶やさないそのお人柄に惹かれっぱなしだったので、今回作品に関わることができて本当に光栄です。
楽曲については近年のアジアの音楽シーンっぽいトレンドと中島さんの愛する日本の歌謡曲の世界の橋渡しとなるようなイメージでつくってみました。
ライブで聴ける日を楽しみにしています。
話題が脱線しながらのご本人との打ち合わせも楽しく、全体的に「こんな仕事ばかりだったらいいのにな」という作業工程でした。

RAM RIDER 
(「窓際のジェラシー」 作曲・編曲)

中島さんとの打ち合わせ時のメモには「若々しい、豊か…といったイメージがある緑の中に同時に存在している淀みの部分も見せたい」とあり、まずそのテーマをいただいたことに驚きました。ヒントを自分なりに解釈していって仕上がったのがこの曲です。
シンプルな楽曲ではありますがプリプロで中島さんの仮テイクが戻ってきた時点でなんとも言えない情景が浮かぶ複雑な仕上がりになっていて本レコーディング前からよく聴いていました。完成版も中島さんが歌詞を汲み取ってさらに試行錯誤してくださったおかげでとっても素敵な仕上がりです。ちょっと切ない曲ですが、聞いてみてください

tofubeats 
(「ドライブ」作詞・作曲・編曲)

「All Green って“前進する”という意味があるんです。」
初めましてのミーティングの中で愛さんから出た言葉ですが、これが全てです。
彼女が今伝えたい事、このテーマを僕に投げた事、そのキャッチボールをそのまま音楽にしました。純粋な瞳で純粋な声で歌ってくれた、とても素敵な作品になっていると思います。
どんな世界でも“前に進もう”と肩を押してくれる、これからもそんな愛さんでいてくれることを楽しみにしています。

葉山拓亮 
(「All Green」作詞・作曲・編曲)