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奇妙礼太郎 6th Album 「1976」

2026年4月22日(水)発売
初の日本武道館公演と同タイトルで、今年で50歳の節目を迎える奇妙礼太郎にとって6作目となるスタジオアルバム。
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VICL-66150 / ¥3,520(税込)
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こんにちは
新しいアルバムが出ます、その名も「1976」。
たぶん50年かけて作りました。
愛してやってください。
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- 収録曲
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オー・シャンゼリゼ
元気でやってるか(塩分チャージCMタイアップソング)
愛がすべてのこと(TBSドラマストリーム『終のひと』主題歌)
愛の讃歌
silvers
Budda Beat Clubへようこそ
Blue so much
窓の外
1976
いとしのエリー
陽炎
わたしの歌
- 「オー・シャンゼリゼ」先行配信中
- STREAMING & DOWNLOAD
- チェーン別オリジナル特典
- 詳細はこちら
奇妙礼太郎とは何者?
50歳を迎える2026年に初の武道館単独公演を控える奇妙礼太郎の、解体新書ともいうべきインタビュー企画。
4名のアーティストを迎えてお送りします。
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曽我部恵一
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- コラム
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奇妙礼太郎が最初に注目を浴びたのは2001年に活動をスタートさせたアニメーションズのボーカルとしてだった。ライブを見た曽我部恵一が声をかけ、曽我部主宰のレーベル「ROSE RECORDS」のコンピレーションアルバム「私たちの音楽 vol.1」に参加したのち、同レーベルからファーストアルバム「THE ANIMATIONS」をリリース。以降、約20年の付き合いになるが、さまざまなライブ現場で一番会う存在のようだ。
「会うと20年来の雑談をしていますね(笑)。奇妙くんは出会った時と全く変わらない。ずっと『ここで30分歌ってください』って言われたら特に何も考えずに歌う人という気がします。人を感動させようとか世の中をどうこうしようっていう気持ちが全くなくて、歌えているだけで良いというか。ミュージシャンって本来はそういう商売なのでそれが正しいんだけど、みんな見え方とかやり方を考えてしまうところがある。奇妙くんはその先を行ってる感じがします。ちゃんと芸人ですよね」
曽我部恵一が奇妙礼太郎を発掘したとも言われている。奇妙礼太郎が初の武道館公演「1976」を7月3日に行うことに対して、「だいぶ時間がかかっちゃった」と口にした。
「20年以上前にアニメーションズのライブを見て、『一緒に作品を作ろうよ』って言った時から、余裕で武道館でライブができると思ってたのでだいぶかかっちゃったなって思います。当時から奇妙くんの才能は何も変わらないですし、僕のレーベルから出したアニメーションズのアルバムは全然売れなかったけど、もっと売れるはずだったと思います。奇妙くんはずっと巨大な才能を持ったシンガー。これから何度も武道館でライブをやったらいいと思いますし、もっといろんな人に聴かれるべき人だと思います」 - Q&A
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奇妙礼太郎との出会いは?
僕がDJか何かで梅田のRAINDOGS に行った時、アニメーションズが出ていてライブを見たのが最初です。シンプルなロックンロールでガツンとやられました。おそらく2004年だったと思うんですが、ゼロ年代の新たな音楽の芽生えがあった時期なのに昔ながらの音楽をやっていて「これで良いんだ」という感じがとてもかっこよかった。バンドの連絡先を聞いて連絡して「ROSE RECORDSから作品を出しませんか?」という話をしました。アニメーションズのメンバーはそれなりに屈折してて面白いことを言う関西の兄ちゃんたちみたいな印象でしたね。奇妙くんはライブではハンドマイクだったのでギターを弾くイメージがなかったんですが、実際はギターがすごく上手くて驚きました。
奇妙礼太郎の印象的な出来事は?
僕もライブをたくさんやっている方ですが、奇妙くんは僕の倍くらいやってる印象があって、いろんなところで会います。僕が一番好きなのが、高校の卒業式の帰りに駅のホームで卒業アルバムを捨てた話。「学校嫌だったの?」って聞いたら、「何も感じなくてただ捨てた」って言ってて「この人ヤバい人だな」って思ってさらに好きになりました(笑)。卒業アルバムや卒業式を題材に曲を作る人はいて「ここに感動がありますよ」って歌ってるわけだけど、そういうことを信用してなくて、もっとすごいところにいる人なんだなと思いました。
奇妙礼太郎の一番真似できないと思うところは?
すべて真似できません。これは僕の勝手な印象ですが、アーティストとしての自分や何かを表現する人間としての自分をあまり信じていない気がするんです。自分の歌によって世の中をどうこうしようっていう気持ちが全くなくて、別に歌えているだけでいいというか。僕としては、ライブってやり過ぎると自分も消耗してしまうし、消費されてしまうし、あまり良くないように思ったりもするんです。なので、「この月は東京のライブが多いから少しセーブして地方のライブをやろうかな」って考えたりするんですが、奇妙くんは条件さえあれば何本でもやる気が勝手にしています。そういう商売なのでそれが正しいんだけど、アーティストやシンガーやミュージシャンはそこに至る前に見え方とかやり方を考えてうだうだしてしまう。奇妙くんはその先をポーンって行ってる感じがします。芸術とか才能とか表現とか真実もあまり信じてないのかもしれない。「別に歌えてたらええやん」みたいなところがどこかにある感じがする。そういうところが一番良いなって思います。
奇妙礼太郎というアーティストの魅力を一言で表すと?
声。親に感謝しなきゃいけない声を持ってるっていうことに尽きるんじゃないかな。本人も誰の曲であろうが自分の声で歌えば自分の曲になるってわかってるだろうし、あの声は代えがたいですよね。それもあって、何でも歌うしどこでも歌うよっていう人なのかもしれない。そういう人は実はあまりいないですよね。
奇妙礼太郎の一番好きな曲は?
アニメーションズの曲はどれも好きですが、奇妙礼太郎トラベルスイング楽団の「機嫌なおしておくれよ」も好きでたまにレコードをかけてます。跳ねたリズムのポップスですが、あの辺から世間が奇妙くんに注目し始めましたよね。奇妙くんのスタイルができていくきっかけになった曲だと思います。
最新アルバム「1976」を聴いて、特に印象に残っていることは?
渋くならずにいつもフレッシュで若々しい。これまでの経験や積み上げてきたものがぜい肉みたいになって蓄積していかない感じがする。パッと歌った瞬間に初めて歌ったような表現ができる人。
奇妙礼太郎の今後に期待することは?
僕は日記みたいに日々小さい曲をたくさん出すような人だけど、奇妙くんは誰でも知ってる曲をたくさんの人の前で歌う人だと思っているので、スタンダードになるような曲を10年に1曲ぐらい出してもらえたら嬉しいですね。「上を向いて歩こう」みたいなみんなが知ってる曲を作ってほしいです。
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PEPE安田
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- コラム
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2008年に大阪で結成し、奇妙礼太郎の名を一躍広めた奇妙礼太郎トラベルスイング楽団のリーダー兼ベースのペペ安田。奇妙礼太郎のライブを初めて観た時の印象を「歌が上手い下手の次元ではなく、とにかく魅力的に聴こえた」と語る。約8年間バンドを共にし、現在も交流が続く間柄だが、奇妙礼太郎の歌は変容し続けているという。
「トラベルスイング楽団の時の奇妙くんの歌はアニメーションズの時の歌とも違うし今の歌とも違いました。環境や一緒にやるミュージシャンによってどんどん歌が変わっていくのはすごい才能だと思います。おそらく、その都度誰かしら気になるボーカリストがいるような気がするんですよね。例えば英語の曲をカバーした時、『そんな発音できんねや』って驚かされることがあります。多分奇妙くんはずば抜けて耳が良くて、他の人の歌の特徴を巧みに捉えることができるし、しかもカバー曲がオリジナル曲にも聴こえるのが不思議。昔、ハッチさん(ハッチハッチェル)が奇妙くんのライブを見て『奇妙くんはオリジナルを歌ってる方がいいね』って言ったら『君といつまでも』のカバーだったことがありました(笑)。それも才能ですよね」
多くのアーティストと音を鳴らし続けたことで、その才能が磨かれていったのではないかと分析。
「演奏者が変わると奇妙くんの歌はどんどん変わっていく。最新アルバムの『1976』には『オー・シャンゼリゼ』と『愛の讃歌』のカバーが収められていますが、トラベルスイング楽団の時と歌が全然違うんですよね。演奏者の呼吸に乗っかれる奇妙くんはとんでもないなと思いました」
歌は変わっていくけど芯はずっと変わらない。それが奇妙礼太郎の一番の魅力だと言い切る。
「急にミシンを買ってきたり、サックスを買ったのに一度もふかなかったり、自転車を何台も買ったり、表面上のブレはいろいろあっても、芯がぶれてる奇妙くんは見たことがない。そのまま芯が変わらなければどんな境遇でも奇妙くんはずっと楽しくやれる気がします」 - Q&A
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奇妙礼太郎との出会いは?
アニメーションズをやってた時の奇妙くんではあるのですが具体的に覚えてないんですよね。Love sofaっていう大阪のクラブでやってたSundayカミデさんのイベントでアニメーションズを見たことは覚えてるんですが、それが最初の出会いだったかはわからないです。めちゃくちゃ狭い箱なのにアニメーションズはギター3人とベースとドラムっていう編成だったので「どんなバンドやねん!」と思いました。奇妙くんに対しては序盤から「やりたことをやりたいタイプなんやろな」って思ってたとは思います。
奇妙礼太郎の印象な出来事は?
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団のアルバム「KING OF MUSIC」の制作すべて。奇妙くんが12月にいきなり「4月にワンマンやるって決めたから1月中にアルバムを作る」って言い出して、約1カ月で10曲レコーディングしたんです。週7で奇妙くんと会って、ひたすら曲をどうするかっていうやりとりをしてたんですが、めっちゃ楽しかったですね。奇妙くんがボーカル録りをする時、僕は別のバンドのリハに行って3時間後に戻ったんです。奇妙くんが「全部録れた」っていうから聴いてみたら、3~4曲が全く聴いたことのメロディーと歌詞が乗った曲になっていて「最高!」って伝えました(笑)。3時間でそんなことできないと思うので、事前に家で考えてたのかもしれないですね。
奇妙礼太郎の一番真似できないと思うところは?
真似できるところがどこにもないです。
奇妙礼太郎というアーティストの魅力を一言で表すと?
変わらない芯。それがあれば他のことはもう何でもいい気がします。先輩のことを敬うし、時間にルーズなわけじゃないし、まともなところはたくさんあるけど、結局まともじゃない。急にミシンを買ってきたり、サックスを買ってきたのに一度も吹かなかったり、自転車を何台も買ったり、表面上のブレはいろいろあっても、芯がぶれてる奇妙くんは見たことがない。ずっと芯がぶれないから今も昔も変わらないのかなと思います。トラベルスイング楽団で初めて作った物販は自撮りの名刺だったんです。いろいろ悩んだり考えてはいるんだろうけど、最終的には自分の味方が確実に自分っていうタイプだと思います。自分のことを信じられてるんでしょうね。素晴らしいですよね。それに、仲間も増えていくし、助けてくれる人が絶対に現れるタイプなのかなと。それも今後変わらない気がします。
奇妙礼太郎の一番好きな曲は?
「KING OF MUSIC」に入っている「シーサイド・バウンド」。3時間後に戻ったら違う曲になっていた曲のうちの1曲です。
最新アルバム「1976」を聴いて印象に残っていることは?
これこそが奇妙くんという空気感と演奏者の方の呼吸が素敵すぎます。奇妙くんの芯は変わらないんだけど、奇妙くんは演奏者と同じ呼吸をするので、トラベルスイング楽団の時の奇妙くんとは違う奇妙くんになってる。「オー・シャンゼリゼ」や「愛の讃歌」のカバーはトラベルスイング楽団でもやってましたけど、伴奏が違うから全然違う曲になってるんですよね。演奏者の呼吸に乗っかれる奇妙くんはとんでもないなと思いました。
奇妙礼太郎の今後に期待することは?
変わらない芯。芯が変わらなければどんな境遇でも多分楽しくやれる気がします。トラべルスイング楽団をやってる時、どこかで音楽をやっていくっていう覚悟を決めたタイミングがあると思うんですよね。これからくじけることもあるかもしれませんが、ここまで大きくなっていったのは奇妙くんの実力ですし、芯が変わらなければ大丈夫なんじゃないかなと思ってます。
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Sundayカミデ
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- コラム
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奇妙礼太郎とともに、天才バンドとおかしなふたりのメンバーとして名を連ねるSundayカミデ。2023年リリースのアルバム「奇妙礼太郎」のプロデュースを手掛けていることでも知られるが、奇妙礼太郎とルームシェアをしていたこともあり、プライベートのことも深く知る仲だ。
「出会った頃の奇妙くんと僕は全く違う者同士で、だからこそ合ったんだと思います。ざっくり言うと僕はアクティブなスポーツマンな10代で奇妙くんは家でプラモデルを作ってたような文科系。奇妙くんも含めた何人かのミュージシャンと『ロックトキワ荘を作ろうぜ』となって大阪の玉造に家を借りました。僕は寝るために帰るような感じで食事も外で食べていたんですが、奇妙くんはきゅうりを糠に漬けたり、洗濯物もちゃんと畳むし、生活をしっかり整えるタイプで僕と正反対。ある時期、そこに住んでるミュージシャン全員が外で『糠臭い』って言われだす事件がありました(笑)」。
奇妙礼太郎は、普段から多岐にわたる音楽を愛聴しており、「音楽に詳しいし、音楽のことがすごく好きなんだと思う」と話す。
「最新アルバムの『1976』にも、シティポップとは違う方向性のスウィートな感じの曲が入っていますが、元々いろんな音楽を聴いていて、奇妙くんの中にある何かしらの時期によって出す音楽が違うだけという感じがする。どんな楽曲だとしても違和感が全くなくて、根本がずっと変わっていない気がします」。
7月3日に行われる奇妙礼太郎の日本武道館公演「1976」にゲストで参加することに触れると、「出会った時からめちゃくちゃすごい人だと思っていたので全く不思議ではないのですが、すごく愛されている人じゃないと武道館でライブはできないので感動はありますね」と感慨深げ。根本は変わらないまま、奇妙礼太郎は初めて武道館に立つ。 - Q&A
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奇妙礼太郎との出会いは?
「スパイマスター」っていう雑誌の関西若手ホープみたいな特集で、僕が当時やっていたA.S.Pっていうバンドとアニメーションズが隣り合わせで載ってたんです。「アニメーションズってどんなバンドなんやろう?」って思って曲を聴いてみたら、自分の中にもある音符っていう感じですごく自然に曲が入ってきました。実際奇妙くんに初めて会ったのは、fireflyというクラブに僕が打合せで行った時、奇妙くんはおそらくアニメーションズのライブ帰りに寄っていて、店長が紹介してくれました。奇妙くんはライブの反省をしているみたいで「話しかけたらまずいのかな」って思いました。
奇妙礼太郎の印象な出来事は?
2人で車で鳥取に向かう途中、サービスエリアに寄って、僕が「天ぷらそばを食べようぜ」って言ったら奇妙くんが「うーん」みたいな浮かない返事をしたんです。「お腹空いてへんの?」とか言いながら券売機に僕が千円札を入れた瞬間に「お弁当を持ってきてるんだけど、天ぷらそば食べたいって言うから…」って言ったんです(笑)。「だったら早く言ってよ」ってことで車に戻ったら、奇妙くんがリュックを開けて、お肉の代わりに大豆が入ったベジタリアンなフランスパンのサンドイッチを出してくれました。それを一緒に食べたんですが、めっちゃおいしかったんです。それが今のところの一番の良い思い出です。
奇妙礼太郎の一番真似できないと思うところは?
すべてです。僕が運転して、奇妙くんが助手席で、後ろに仲良くしているカメラマンの男性が乗っていたことがあって、僕がビートルズの曲を適当に口ずさみ始めたら奇妙くんも一緒に歌ってくれたんです。それを聞いたカメラマンの方が「奇妙くん、もう一度歌ってもらっていい?」って。軽く1フレーズ口ずさんだだけで車内が素敵空間になる歌声を持ってるってすごいなと思いました。僕は黙ろうと思いました。
奇妙礼太郎というアーティストの魅力を一言で表すと?
平和。奇妙くんのライブって「うわー」とか「イエーイ!」とか「ジーン」ともまた違っためちゃくちゃ優しい気持ちで満たされるんですよね。10年前くらいは「奇妙くんのライブって森林浴したくらい気持ち良い」って思ってたんですけど、「平和」の方が正しいなって思うようになりました。そもそも優しい人だと思うんですけど、次男っていう立ち位置を頑張って乗りこなしてきたことによって優しいんじゃないかって勝手に思ってます(笑)。奇妙礼太郎トラベルスイング楽団のパーカッションのキツネうどんって人が奇妙くんのお兄ちゃんの同級生で、「奇妙くんのお兄ちゃんってどんな人?」って聞いたら「奇妙礼太郎より奇妙礼太郎」って言ってたので、お兄ちゃんの存在が結構大きかったんじゃないかなと。
奇妙礼太郎の一番好きな曲は?
「眠れないなぁ」という曲とアニメーションズのカセットテープアルバムの「中学ロック」に入ってる曲が好きです。「中学ロック」は演奏も良いんですが、奇妙くんの叫んでても癒されるような歌声がパンクのジャンルにしては珍しいし、めっちゃハマってるなと思ってよく聴いてました。車の中で爆音で聴いてもめちゃくちゃ気持ちいいんですよね。
最新アルバム「1976」を聴いて印象に残っていることは?
奇妙くんの中心にあるものを曲にしている気がしました。自分の中の葛藤や今の世の中に対する思いがしっかり入っている。このご時世に歌詞を書くことって、いろんなリスクがあるし、そのまま言葉にし過ぎてもアートにならなくてすごく難しい。それを自分の中でうまく構築して歌詞にしているなと思いました。
奇妙礼太郎の今後に期待することは?
奇妙くんがこれまで住んでいた家には全部行ってるんですけど、今住んでる家にはまだ呼ばれてないので呼んでほしいですね。毎回家の雰囲気が違うんですよ。「このシステムが良かったから次の家にも移行しよう」って思ったりすると思うんですが、毎回奇妙くんはフレッシュな生活を送ってる感じがします。ピアノがある家もあればない家もありました。今の家は猫ちゃんがいるからまたこれまでと違うだろうし。これまで培ったものを自然と手放せるのがすごい。だから天才なんだと思います。僕は同じところにずっと住むタイプなのでそこも正反対ですね。あと、これまで通りいろんなところでとにかく歌っていてほしいです。
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中込陽大
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- コラム
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奇妙礼太郎BANDバンドマスター&ピアニストでもあり、奇妙礼太郎のソロメジャー初アルバム「YOU ARE SEXY」、2025年リリースの前アルバム「オールウェイズ」、最新アルバム「1976」のプロデュースを手掛ける中込陽大。ここ数年の奇妙礼太郎にとって、楽曲制作においてもライブにとっても必要不可欠な存在である。出会いは約10年前。1キーボーディストとしてライブに参加し、やがてバンドマスターとして声をかけられ、曲制作を共にするように。
「奇妙さんと一緒に曲を作っていると、途中でどんどん変わっていって、最初思い描いていたコンセプトからずれていくことがほとんど。奇妙さんが面白くなってずれていっちゃうんですけど、自分も一緒に付き合っちゃうんですよね。面白いと思うポイントが近いから相性が良いのかもしれないですね」。
奇妙礼太郎のイメージというと、ギターを思いっきり歪ませたり、声を張り上げて歌う姿が浮かぶリスナーが多いと思うが、奇妙自身はそのイメージに安直に入り込まないように迂回させることが多いのだとか。「絶妙なバランス感覚の人ですよね。奇妙さんが昔やっていたアニメーションズはストレートなロックサウンドのイメージがあるし、今もクロマニヨンズが好きだけど、ああいったサウンドで自分の音楽を表現したいわけではない。ただ僕としては、奇妙さんの根本はロックの人だと思っていて。勝手に思ってるだけなので陰謀論だと思ってください(笑)。今の奇妙さんの曲からはわかりにくいかもしれないけど、ロックの初期衝動を違う形に変え続けているような気がしていて、それが奇妙さんなりのロックのあり方なのかなって」
奇妙礼太郎というアーティストの魅力を一言で表すと「どんどん変わっていく人」。必然的に時代が変わっていくように、奇妙礼太郎の音楽も人間性も柔軟に変わっていく。その掴みどころのない変容が奇妙礼太郎のひとつの個性であり、我々を魅了し続ける大きな理由でもあるのだ。 - Q&A
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奇妙礼太郎との出会いは?
2014年か2015年くらいにキーボーディストしてバンドメンバーになった時です。「奇妙礼太郎っていう変な人がいる」って噂を聞いてたんですが、会ったらそんなに変な人とは思わず、意外と普通の人だなって思いました。
奇妙礼太郎の印象な出来事は?
たくさんあり過ぎるんですけど(笑)。まだ自分がバンマスじゃなかった頃、ビルボードで奇妙さんがライブをやったんですが、一回バンドが引っ込んで一人で2曲ぐらい弾き語りをするパートで、リハでも一度もやったことのない即興の歌を歌い出して驚きました。ビルボードでのライブって気負ってがっつり準備をするミュージシャンが多いのに、メロも歌詞もその場で作って歌ってて「こんなことする人いるんだ⁉」って。ライブ後に「あれすごかったですね」って伝えたら「人ん家に泥棒で忍び込んでる気分でやった」って言ってて(笑)。そういう気持ちで人前に出ることはなかなかないと思うのでやっぱり変な人ですよね。奇妙さんと映画やドラマの話をすることもあるんですが、感想がかなり独特です。
奇妙礼太郎の一番真似できないと思うところは?
真似できないことばかりです(笑)。
奇妙礼太郎というアーティストの魅力を一言で表すと?
どんどん変わっていく人。最初に会った10年前と今とでは考え方や社会的なスタンスや人への接し方が変わっていった気がします。それぞれの奇妙さんへのイメージがあると思うんですが、これからもどんどん変わっていくんでしょうね。良い意味で自分の在り方にこだわりがないっていうか、普通に生きてたらどんどん変わっていっちゃう。音楽も変わっていってる気がします。アルバムごとにプロデューサーが違うところもあるし、時期によって楽曲の振れ幅がある。そういうところが魅力だなと思います。
奇妙礼太郎の一番好きな曲は?
「わたしの歌」。僕が最初にプロデュースさせてもらった奇妙さんのメジャー初のアルバム「YOU ARE SEXY」に収録されている曲で奇妙さんと一緒にスタジオで作りました。あのアルバムは準備段階で40曲ぐらい作ったんですが、うまくアルバムにまとまらなくて、準備していた曲を全部ボツにしてから、ほぼスタジオでよーいどんで作ったアルバム。「わたしの歌」はスタジオの最後の日に自分がピアノを弾いて、奇妙さんが話すようにその場で言葉を紡いでいった歌のテイクがそのまま収録されました。あの時の奇妙さんのそのままが捕まえられてる曲だと思います。最近のライブでは最後に歌うことが多いんですが、ライブを重ねる中でどんどん馴染んでいったという思い入れもあります。
最新アルバム「1976」を聴いて印象に残っていることは?
「わたしの歌」や「愛の讃歌」、「オー・シャンゼリゼ」とかがライブでやってるアレンジで録音できたことが良かったなと思います。新曲の「愛がすべて」は奇妙さんの曲にこれまでにないような曲だと思うので、こういう曲ができたのも良かったですよね。僕はレコーディングやミックスを担当することも多いんですが、奇妙さんの歌はすごく良いのであまり直し過ぎず、目の前で歌ってるような録音にしたいんですよね。あと、奇妙さんの声も一個の楽器として、音楽と歌が混ざり合ってるようなミックスを心がけています。
奇妙礼太郎の今後に期待することは?
健やかにずっと音楽を続けてくれたら嬉しいですね。僕や周りが望まなくても奇妙さんにとってのホットなことはどんどん移り変わっていくと思うので、それを一緒に見ていきたいですね。
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奇妙礼太郎
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- Q&A
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曽我部恵一さん、PEPE安田さん、Sundayカミデさん、中込陽大さんの動画を見てどうでしたか?
いやあ、嬉しいですね。参加してくれた方に何か贈りものをしないといけないですね。安田くんは、奇妙礼太郎トラベルスイング楽団を作って初めていろんなフェスに出たりして、楽しい思い出がたくさんありますね。
Sundayさんは普段ものすごく面白いんですが、それを全部そぎ落とした状態でこのインタビューに答えたんだなって思いました(笑)。
曽我部さんは20年以上前、アニメーションズのライブを見てくれて、後日「ROSE RECORDSから何か出してみない?」って声をかけてくれたんですけど、誰かしらにはっきりと求めてもらえることが初めてで、しかもその相手が大学生の時にデビューしていて「あんな風になりたいな」って思うスターの曽我部恵一さんだったことがすごく嬉しかったことをずっと覚えてます。
僕は決まった歌を人前で歌うことはできますが、作品を作ることがどういうことなのか未だにわかってなくて、ここ数年中込さんに協力してもらってすごく助かってます。すごく時間を割いてもらっていますし、「この人と一緒にやってると面白いな」って一番思ってもらいたい存在ですね。頑張らないタイプの僕が「頑張りたい」と思ってるところなんですが、どう頑張ればいいのかはわからないです(笑)。中込さんとはどんな相性の良さを感じますか?
僕にとっては面倒くさくない人間っていうのがいいですね。一緒にいて面倒くさいと思ったことがないのがとても貴重です。例えば飲んでる時に軽く喧嘩を売ったりするような人とかは面倒くさいですよね。「もっとみんなのこと考えて」って思うんですけど。中込さんとはいつも穏やかな空気でいられるので、いろんなことを言える相手ですね。
中込さんは奇妙さんのことを「変わっていく人」、安田さんは「変わらない芯」と称していましたが、奇妙さん自身は自分のことをどう思っていますか?
中込さんは東京に来てからご一緒し始めたので僕が変わっていく過程を一番近くで見てるのかもしれないですね。安田くんは大阪時代に一緒にバンドをやっていて、仕事仲間っていうよりはもうちょっと砕けた関係ですし、昔は「俺とバンドができてお前は幸せやな」みたいな態度で接してたのかもしれないです(笑)。安田くんはそれに対して付き合ってくれてたんだと思いますし、安田くんからしたらずっと変わらないのかもしれないですね。
曽我部さんは、アーティストは見え方とかを気にしてしまうところがあるけど、奇妙さんは「別に歌えてたらなんでもいい」という正解をちゃんと掴めてるような人だとおっしゃってましたが。
音楽は好きですけど、周りの音楽をやってる人はみんな積み木のような感じで音楽を組み立てていってるように見えたり、今の若い人たちはアカデミックなところがある気がして「すごいな」って思うんですよね。自分はただ飛んできた球打ち返してるだけというか、ドラムのカウントが始まったらそこにバーッって飛び込むみたいな感じで音楽をやってるのが楽しくて、それ以外はあまり考えてない。そういうところが周りと違う気もしますね。みんながどうかはわからないんですけど。いろいろ考えることがしんどくなったことがあって、自分でいる以外ないんだなと思った時があって。他のことを全部やらないわけじゃないけど、自分のペースでするしかなくて、足りないところは中込さんとか助けてくれる人がいるので何とかなってるんだと思いますね。
その中込さんがプロデュースした最新アルバム「1976」はどんなアルバムにしようと思ったのでしょう?
「わたしの歌」のセルフカバーやこれまでカバーしてきた曲を入れるのが良いっていう話になって、そのレコーディングをしつつ、空いてる時間に新曲を作っていきました。「こういうアルバムを作るぞ」っていうのはあまりなかったんです。でも、ツアーとかをやって行く中でバンドのみんなで録音したいと思っていたので、バンマスでもある中込さんにプロデュースをお願いしました。
今回の一番のトライは何だったと思いますか?
「いとしのエリー」ですね。ライブではやってたんですが、レコーディングするにあたってオリジナルの桑田佳祐さんの歌を聞いたら面白いアプローチをたくさんやられてて。特に2番の1行目は何度もトライしました。でもこの曲ライブで歌うのめっちゃ楽しいんですよね。いい曲って歌ってて全身使えるような感覚があって、やっぱりこの曲は素晴らしいなと思いますね。
「1976」を聴いた安田さんが、「オー・シャンゼリゼ」も「愛の讃歌」もトラベルスイング楽団でカバーしたことがあるけれど、演奏者が変わると奇妙さんの歌が大きく違うものになることに驚いてました。
演奏が変わると違ってくるところはあると思いますが、昔は「自分の歌がすごいとみんなに思ってほしい」という気持ちがあったんですけど、今は楽しさの方が大きいというか、昔とは違う気持ちで歌ってますね。当時は自分の場所がなかったから作らないといけないと思っていたんでしょうね。取り憑かれてたところから醒めたみたいな感覚が合って、別に場所を作るとかじゃなくて元からあったっていうことに気付いたのかもしれないです。あと喧々する体力がもうないっていう(笑)。
初の日本武道館単独公演「1976」はどんなライブにしたいと思っていますか?
武道館でライブをやったことがないのでどうなるのか想像がつかないのですが、とにかく風邪を引かないように手洗いとうがいをするようになりました(笑)。ライブ自体はいつもやっていることなので、それを確実にできたら嬉しいなと思ってます。もちろん楽しい日になると思ってるんですが、ワイヤーアクションとかはないです(笑)。高いところは怖いのでそんなことやったら泣きます。(堂本)光一くんはすごいねんなって思いますね。
ヒコロヒーさんとSundayカミデさんと有山じゅんじさん、内田勘太郎さん、木村充揮さんがゲストで出演されます。
ヒコロヒーさんは2020年ぐらいに僕が勝手にラジオを聞いて勝手に好きになって勝手にラジオにメッセージを送ったことでご縁ができました。一緒に「HOPE(feat. ヒコロヒー)」という曲を出させていただいた時、僕は「上手に歌いたい」とか「こういう風に歌ったらこういう風に伝わるかな」ということを楽しみながら考えて歌ってるんですが、ヒコロヒーさんはノーガード戦法みたいな感じで歌うのですごいなと。歌以外のことも含めて日々積み重ねてきたものが歌との向き合い方に出てて素晴らしいと思いました。
Sundayさんは、Sundayさんが現場にいるとずっと楽しいのでいてもらわないと困るんですよね(笑)。
有山さんと勘太郎さんと木村さんは、僕が10代の頃から何回聴いたかわからないぐらい大好きな音楽を20代の時に作ってしまった方たち。今考えてもとんでもないなと思いますし、未だにそこに誰も踏み入れられないような魅力があります。3人が一堂に会することはそんなにないですし、僕自身それを見られるだけで幸せなので、武道館という名前を出したらやってくれるかなと思って(笑)、お声がけしました。みんなも嬉しいと思うんですが、自分も嬉しいゲストの方々ですね。
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奇妙礼太郎
日本武道館 単独公演 “1976”
2026年7月3日(金)open 17:30 / start 18:30
日本武道館
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- 出演者
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奇妙礼太郎(Vo/Gt)
中込陽大(Pf/Band Master)
Keity(Ba)
CHIE HORIGUCHI(Gt)
松浦大樹(Dr)
宇野嘉紘(Tp)
高橋勝利(Tb)
沼尾木綿香(Sax)
谷崎舞(Vln)
吉良都(Vc)
秀岡悠汰(Vla)
- ゲスト
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有山じゅんじ
内田勘太郎
木村充揮
Sundayカミデ
塩塚モエカ(羊文学)
ヒコロヒー
- チケット
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<通常> ¥8,800
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