松本 和将
KAZUMASA MATSUMOTO
モノローグ
MONOLOGUE
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01
バラード 第1番 ト短調 Op.23(F.ショパン) Ballade No.1 in G minor, Op.23
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02
秋の歌,10月~四季 Op.37 b.(P.チャイコフスキー) October:Autumn song-from the Seasons Op.37 b.
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03
ノクターン 第15番 ヘ短調 Op.55-1(ショパン) Nocturne No.15 in F minor, Op.55-1
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04
舟歌,6月~四季 Op.37 b.(P.チャイコフスキー) June:Barcarolle-from the Seasons Op.37 b.
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05
ノクターン 第13番 ハ短調 Op.48-1(ショパン) Nocturne No.13 in C minor, Op.48-1
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06
ノクターン 第14番 嬰ヘ短調 Op.48-2(ショパン) Nocturne No.14 in F sharp minor, Op.48-2
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07
バラード 第4番 ヘ短調 Op.52(ショパン) Ballade No.4 in F minor, Op.52
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08
炉端にて,1月~四季 Op.37 b.(F.チャイコフスキー) January:By the fireside-from the Seasons Op.37 b.
『深遠』
これが今回のアルバムのコンセプトでした。ラフマニノフ、リストのどちらかというとヴィルトゥオジックな曲を集めた前作とは対照的に、今回はショパンのノクターン、チャイコフスキーの四季など、おとなしい内省的な曲が中心を占めています。
唯一激しい感情のこもった2曲もバラードにおいても、その激しさはヴィルトゥオジティをひけらかすような種類のものとはかけ離れています。誰もいない静かな場所でただひたすら自分と向かい合って、自分自身を見つめる。真っ青な、だけどどこか悲しげな色を帯びた空の下で、秋の風に吹かれて。そんな中で生まれた感情を音に託しました。一つ一つの音に込められた魂、そして音が消えた後にも心のどこかで共鳴しつづける響きを感じていただけたらいいなぁ、と思っています。
松本 和将