カレン
Karen
カレンの演歌がいっぱい2
<収録曲ひとくち解説>
1.女からっ風
シングル「螢の娘」のカップリング曲。もともとは「アクビ娘」を彷彿とさせるポップな楽曲だったが、カレンの変幻自在な歌い方で、こぶしの効いた迫力ある演歌に。「ハッ!」「うーん」等の掛け声も全てカレンのアドリブ。津軽三味線で浅野祥さんが参加。歌の合間に切り込んでくる津軽三味線のオブリガードは、カレンとのバトルのよう(?)。
2.雨の御堂筋
欧陽菲菲さんの名曲。カレンの歌い方はところどころ欧陽菲菲さんにそっくり。レコーディング時に「そこまで真似しちゃダメ!」と注意されたが、「欧陽菲菲さんの歌い方が入り込んでしまってこれでしか歌えない」とカレンの弁。オリジナルではギターソロだった部分を「ラララ」で歌っているところも聴き物。
3.京都から博多まで
藤圭子さんの名曲。こういったドスの聴いた演歌をカレンに歌わせるとまさに絶品。うらぶれた夜の世界を知っているはずもない17歳が何故こんなふうに歌える?(笑)。
4.喝采
ちあきなおみさんの名曲。今回カレン本人が一番気に入っている作品。歌詞の世界に入り込んでしまったカレンが、歌入れ中「すごい、すごい」を連発。しっとりした冒頭から、サビのエモーショナルな歌い上げまで、カレンの歌い分けが聴きどころです。
5.矢切の渡し
ちあきなおみさんの名曲。レコーディング中にカレンがアレンジに注文をつけ、アレンジャーは翌日さっそく直しに。カレンは、こだわるところはこだわる女。頑固です。
6.おんな港町
八代亜紀さんの名曲。この歌も、カレンのドスの聴いたボーカルが炸裂。サビ終わりのスリリングにポルタメントするフレーズも聴き物。アレンジでは、「イントロにカモメの鳴き声入れてくれなきゃやだー!」というカレンの注文により、アレンジャーはギターの弦を指でこすってカモメの鳴き声を再現。
7.みちのくひとり旅
山本譲二さんの名曲。とにかく今回一番苦戦した曲。サビの連呼するフレーズがうまく歌えず、しまいには「なんでこんなに繰り返さなきゃいけないの?すこし減らした方がいいと思う」と無茶な事を言い出すカレン。結局はいろいろな歌い方を試して完成。
8.螢の娘
先行リリースされたカレンの2ndシングル。師匠であるつんく♂氏の書き下ろし曲に、カレン自身が作詞家の田久保真見氏と相談して出来た半・私小説の歌詞が載る。カレン自身も大事な曲と公言してはばからない名曲。セリフも聴き物です。