林 よしこ
淀川みれん
この歌が出来るまで、私と彼女との間にはおよそ20年の歳月の河が流れている。
その河を渡って、再び逢ったのが昨年であった。その時、もう一度歌にかけたいという熱い思いを聞き、
この作品を彼女の為に書きあげた。
以前とは別人の声になり彼女はそこにいた。粘りある低音。しなやかで艶のある伸びのある高音。
この声があれば十分勝負できると思った。
歌の内容は、昭和の淀川。日本映画の様な世界を切り取り歌に仕立てた。特に言葉には気をつかった。
さあ、みなさん。その主人公「林よしこ」の声を聴いて下さい。ご自分の昭和に出逢えると思います。
そして、その風情に寄り添う彼女の声をお楽しみ下さい。
たきのえいじ