PROFILE プロフィール

生年月日: 1964年2月23日
出身地: ノルウェー、ヴァードー
本名: John Terry Norum/ジョン・テリー・ノーラム

1964年、ノルウェーのヴァードーに生まれる。1歳でスウェーデンに移住し、初めてギターを手にしたのは10歳のとき。ギター好きな母親の影響でギターの練習には絶好の環境にあったため、彼はめきめきと腕を上達させていった。ジョンは14歳の頃にはパンク・ロックを演奏していたこともあったが、その後THIN LIZZYおよびゲイリー・ムーアに傾倒。ジョンは後に、ソロ・アルバムでTHIN LIZZYのカヴァーを何度も取り上げている。ゲイリー・ムーアの他にマイケル・シェンカーからの強い影響も見られるが、ジミ・ヘンドリックス、リッチー・ブラックモアの影響も受けているほか、エリック・クラプトンやピーター・グリーンからの影響を設けていると思われる。

1979年にジョーイ・テンペストとともにFORCEを結成して、その後バンド名をEUROPEに改める。EUROPEとしてデビューした後,アルバム『EUROPE(幻想交響詩)』『WINGS OF TOORROW(明日への翼)』『THE FINAL COUNTDOWN』に参加。『THE FINAL COUNTDOWN』はMTVを中心にヒットし、後にハード・ロック界に残る名曲と呼ばれる。しかし1986年の10月にジョンはEUROPEを脱退してしまう。理由は、バンドのイメージや音が可愛らしくなっていったことや、TVショウへの出演に抵抗感を抱いたことにあった。後任ギタリストはキー・マルセロ。

1987年に初のソロ・アルバム『TOTAL CONTROL』をリリース。このアルバムでは一部の曲でヴォーカルも担当している。1988年、グレン・ヒューズとのプロジェクト結成が計画されるが、この時はヒューズの薬物依存症が問題となって、テレビ出演1回だけで終わってしまう。

1989年にはドン・ドッケンのバンドに参加して、アルバム『UP FROM THE ASHES』を1990年に発表する。このアルバムはビリー・ホワイトとのツイン・ギター編成であった。また、同時期にソロ名義のライヴ・ミニ・アルバム『LIVE IN STOCKHOLM』もリリース。

1992年には、グレン・ヒューズをヴォーカルに迎えて制作した2ndソロ・アルバム『FACE THE TRUTH』を発表。収録曲「We Will Be Strong」では当時不仲説が流れていたEUROPEのジョーイ・テンペストもゲスト参加している(この曲はヨーロッパ盤・日本盤のみに収録されている)。また、1995年にはジョーイの初のソロ・アルバム『A PLACE TO CALL HOME』収録曲にゲスト参加。

1997年、リーフ・スンディンをリード・ヴォーカリストに起用した編成で日本公演を行い、この時のライヴ音源はライヴ・アルバム『FACE IT LIVE '97』として発売された。同年末、ジョージ・リンチが脱退したDOKKENのツアーにヘルプで参加。

1999年、ソロ名義としては5作目のスタジオ・アルバム『SLIPPED INTO TOMORROW』を発表。同アルバムでは専任のリード・ヴォーカリストを起用せず、ジョン自身がリード・ヴォーカルも兼任した。12月31日、ストックホルムの野外で一夜限りのEUROPE再結成ライヴを行う。このステージはキー・マルセロとのツイン・ギターで、ジョンはレスポールを使用。

その後ジョンは、妻のミシェル・メルドラムが率いるMELDRUMのアルバム『LOADED MENTAL CANNON』にギタリストとして参加。また、DOKKENに加入し、2002年のアルバム『LONG WAY HOME』およびそのツアーに参加。

2003年、ジョンを含むラインナップでEUROPEが正式に再結成し、アルバム『START FROM THE DARK』をリリース。また、EUROPEの活動と並行してソロ活動も行い、2005年にはソロ名義では6作目のスタジオ・アルバム『OPTIMUS』と再結成EUROPEの第2弾『SECRET SOCIETY』を発表。

ところが2008年、最愛の妻であるミシェルが39歳という若さで急逝。ジョンは哀しみに打ちひしがれるが、音楽家としての活動を続け、翌2009年にEUROPEとしてアルバム『LAST LOOK AT EDEN』をリリースする。

2010年には、一人息子であるジェイクと共に収まった写真をジャケットにしたソロ・アルバム『PLAY YARD BLUES』を天国の妻に捧げ、2012年、EUROPEの『BAG OF BONES』を発表。その後もEUROPEとして『WAR OF KINGS』(2015年)、『WALK THE EARTH』(2017年)とスタジオ・アルバムをリリースし、今年2022年、12年振りとなるソロ・アルバム『GONE TO STAY』のリリースする。

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